武蔵野の季節見つけた 2011年

花花

番外
2011年6月28日 ガーデン巡り
山中湖 塚原邸
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今年はイギリス旅行を9月にした。いつもイギリスのバラが美しい時期の5月から7月の間に訪れていたが、
裏返せば日本でもバラが美しい時期に当たる。陽だまりのバラもマイガーデンのバラも一番美しい時を見てやらないと可哀そうだ。
バラ仲間のオープンガーデンや行ってみたかったガーデンも訪れよう。
という訳で、幾つものオープンガーデンを訪ね、楽しませてもらったし、陽だまりにも地元バスツアーを始め多くのゲストを迎えた。
そして、陽だまりにもマイガーデンにも友人を迎えガーデン談議に花を咲かせた。
月初の花フェスタ記念公園に続き、ガーデン巡りの遠征をした。トップバッターは山中湖の塚原邸だ。
富士山の見える別荘地の斜面にご夫妻でガーデン造りを始めて11年だという。
私達は邸を知って4年目だが、毎年確実に進化している。
今年は春の寒さでバラを始め幾つかの花木が傷んでしまったというが、そんなことを感じさせない素晴らしいナチュラルガーデンだ。
日本ではナチュラルガーデンというと、余り手入れの行き届かない草木だけのワイルドガーデンの趣の所が多いのだが、
塚原邸はバラのアーチやオーナメントなども充実してきて、本格的ナチュラルガーデンに仕上がっている。感動を呼ぶ。

山中湖塚原邸 山中湖塚原邸 山中湖塚原邸 山中湖塚原邸

9日間のオープンガーデンも丁度中日辺り、1番乗りで訪れた。
準備でお忙しい所なのにウエルカムティーで持て成していただいたテラスからは
山開き間近の富士山がガーデンの上に大きく望める(写真上左)。
斜面を下ったガーデンの1番底の部分にポールズヒマラヤンムスクで見事に覆われたパーゴラがある。
その下は涼風が抜ける木陰となり、懐かしいベンチに座り至福の時を過ごす(写真上中2枚)。
他にも富士が見えるポイントなど要所に素朴なベンチが置いてある。
また草木の中に幾つものオーナメントが隠されている。そんなものを探すのもガーデンの楽しみの一つだ。
今年お目見えの7連のバラのアーチの突き当たりにもフォーカルポイントのオーナメントが配されている(写真下右)。

山中湖塚原邸 山中湖塚原邸 山中湖塚原邸 山中湖塚原邸 山中湖塚原邸

山中湖塚原邸 山中湖塚原邸 山中湖塚原邸 山中湖塚原邸

宿根草が羨ましい程伸びやかに育っている。葉の色、大きさ、形、質感などの組み合わせがとても素敵だ(写真上)。
高原の気候も手伝っているのだろうが、ご夫妻の試行錯誤の研究の成果だろう。思わずため息が出る。
斜面にあるから、同じ場所でも上から見下ろしたときと下から見上げた時では表情を変え厚みが感じられる。
ガーデンのいたるところに大木がありダイナミックな景観と木陰を与えている。
また、その大木にモンタナが絡み、高い所から枝垂れて風に揺れている。風情がある(写真下右)。

山中湖塚原邸 山中湖塚原邸 山中湖塚原邸 山中湖塚原邸 山中湖塚原邸

蓼科高原 バラクラ イングリッシュガーデン  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

現役の頃、社の保養所があったので蓼科には何度も来ている。そしてバラクラにも2回立ち寄っている。
余り良い印象は持っていないのは2回とも紅葉の季節だったからで、バラの季節はどうかと期待して訪ねた。
結論。1500円の入場料に見合うガーデンではない。狭い敷地は15分もあれば回れてしまう。「えっ! これでお仕舞い?」
イングリッシュガーデンの名にも、バラクラ(バラ色の暮し)の名にももとるのではないか。
草花やバラの植栽は絶対量が少ない。カラースキムはどうしたことか。
売店ばかり多く商業主義丸見えだ。リゾート地にあるからこれでやっていけるのだろう。

蓼科高原バラクラ 蓼科高原バラクラ 蓼科高原バラクラ 蓼科高原バラクラ

上田市 おぎはら植物園

バラクラに入る前に近くの蕎麦屋で昼食にする。行列に並び30分ほど待たされた。味はまずまずといったところ。
陽だまりの植栽に使う植物は種から育てたり、地元で調達する以外にネットでサーチして北海道から九州まで全国から取り寄せる。
中でも最もよく利用する店が「おぎはら植物園」だ。一度現場を見ておこうと上田店を訪れる。
この時期だから期待したほどではなかったが、40株ほど選びレジへ。宅配を依頼すると「No]の返事だ。
「植物が蒸れてしまう可能性があり、この時期宅配できる品種は少ない」とのことだ。
それでも欲しいものを20株ほどに絞り持ち帰り、次回訪浜時手持ちで運ぶことにする。

軽井沢 オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ

泊まりはマイミクのAさん紹介の”オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ”。森の中の木造2階の小さなホテルだ。
通されたのは2階のスイートタイプの可愛い部屋だ。開け放たれた窓から高原の涼しい風と鳥の鳴き声が迎えてくれる。
旅の途中から妻の体調が優れない。10日ほど前に熱を出し2日伏せったものが再発したらしい。
1時間ほど休んだが回復せず、楽しみにしていたディナーも各皿1口ずつしかいただけない。
前菜を1口つけただけで下げてもらったら、シェフが慌てて飛んできた。心配させてごめんなさい。
ライトアップしていた庭の照明が落とされると、何やら光るものが幾つか見える。十数年振りに見る蛍だ。
思いがけぬパフォーマンスに心和む。妻はデザートをシャーベットに替えていただきディナー終了。


番外
2011年6月29日 ガーデン巡り
軽井沢 キャボットコーヴ
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軽井沢通のAさんから「軽井沢の朝食はパンケーキで」と勧められた。食べ物に関してはこの方の言に間違いはない(バラも 汗)。
8時30分にチェックアウトして追分地区の別荘地にあるキャボットコーヴに向かう。
朝食が売りで朝6時30分から営業しているという。さすが軽井沢、お洒落だ。
テラス席に陣取る。オーダーは”ブルーベリーパンケーキ メープルシロップ付”と”スクランブルエッグとトースト ホームフライ付”
それぞれサイドにベーコンかソーセージが選べるというので一つずつ頼む。妻は紅茶、私はコーヒーにする。
テラス席は床がすのこ状になっているので風が通って快適だ。脇にはストーブと毛布が置かれている。つい最近まで使っていたのだろう。
ブルーベリーパンケーキは温かでふわふわ、ブルーベリーがプリプリ。メープルシロップとバターをたっぷり、とろける美味しさ。
スクランブルエッグもふわふわ、トーストもちもち、ホームフライはトカリカリしっとり。口の中はお祭りや〜。
ベーコンは塩味と脂の旨味がジュワ〜、自家製ソーセージはスパイシ〜。2人でシェア―して楽しむ。コーヒーが美味い。
朝の木漏れ日の中、小鳥のさえずりを聴きながらのブレックファストに妻の食欲も戻ったようだ。めでたし。

キャボットコーヴ キャボットコーヴ キャボットコーヴ

軽井沢 レイクガーデン  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

レイクガーデンは3年前に訪れてバラの素晴らしさに魅了された。再訪を願ってきたが、ようやく実現した。
パーキングから受付までの間にも、管理事務所の前にもふんだんにバラが植えられている。
美しい噴水のあるエントランス(写真上左、下右)から入場したら、先ずホテル・ルゼ・ヴィラの南側のガーデンに入る。
この旅はこのホテルに2泊したかったのだが、予約が遅く満室だった。またいつかきっと。
ガーデンのホームページでは5つのガーデンエリアに分けて紹介しているが、それだけでは表しきれない広さと見応えがあるのだ。

軽井沢レイクガーデン 軽井沢レイクガーデン 軽井沢レイクガーデン 軽井沢レイクガーデン 軽井沢レイクガーデン

ホテルの南側のガーデンはホームページでは”ボーダーガーデン”となっている。確かに半分はボーダーだが(写真下左)、
半分は2列のパーゴラに囲まれたローズガーデンだ。パーゴラから見るレイクは一幅の絵画を見るようだ(写真上左から2、3枚目)。
ホテルの西側の橋を渡った島はホームページでは名無しだが、樹木と宿根草に彩られた美しい散策路だ(写真下左から2枚目)。
次の島は”ラビリンスガーデン”と銘打っているが、”迷路”というほどせせこましくないゆったりしたレイアウトだ。
霧でも出たら”迷宮”の雰囲気になるかもしれないが、今日は軽井沢もこの夏1番の暑さだという。日陰が恋しい。
そのラビリンスの島に立派なサンクンガーデンがあるが、私にとってこのガーデンでお気に召さない唯一の場所だ。
レイクの外周に渡る。3年前にはまだ整備されていなかった”バラの散歩道”は今が満開のバラが競演している。
そこを抜けると”外周園路”と素っ気ない命名の散歩道だ。足元には数々の宿根草が、顔を上げると浅間山の眺めだ。
ラビリンスに戻る橋の袂にガゼボがある。ベンチに座って眺める景色もまた一幅の絵画だ(写真下右から2枚目)。
最後に渡ったのがメインの”ローズガーデン”だ(写真上右2枚)。申し分なく美しい。このレポートではバラの写真は控えめにした。

軽井沢レイクガーデン 軽井沢レイクガーデン 軽井沢レイクガーデン 軽井沢レイクガーデン 軽井沢レイクガーデン

太田市 アンディ&ウイリアムス ボタニックガーデン  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

旧軽銀座で軽井沢彫の箸置きを求めたり、ソフトクリームやおやきをいただき観光気分を満喫した後、一路太田市へ。
マイミクシーのYさんと初めて出会う約束だ。待ち合わせはアンディ&ウイリアムス・ボタニックガーデンの入り口。
Yさんは”英国つながり”のマイミクだ。とてもアグレッシブで英国も単身ドライブ旅行している。カメラや陶芸と多才な方だ。
ブログから推察するにお孫さんが中学生らしいが、記事の内容や小さく乗載った写真ではそのようには見えない。
会ってびっくり、長女くらいの年齢だろう。お孫さんはこちらの勘違いか、Yさんの筆足らずか、とんだ誤解だった。

太田市アンディ&ウイリアムス 太田市アンディ&ウイリアムス 太田市アンディ&ウイリアムス 太田市アンディ&ウイリアムス

さて、ガーデンはというと素晴らしい。ボタニックガーデンというより、これぞイングリッシュガーデンだ。
2頭の堂々たる格調のライオン像に挟まれた”ライオンゲート”から遥か先の”テンプル”(写真下左)まで真っ直ぐに通路がある。
その通路の途中には”ジョイフルガーデン”と名付けられたプールがある。その通路の両側にアウトドアールーム方式のガーデンが並ぶ。
いわく”シークレットガーデン”(写真上左から2枚目)であり、いわく”ノットガーデン”(写真上右から2枚目)であり、
らせん状の支柱が面白い”シールズパレード”(写真上右)であり、壁にブドウが伝う”キッチンガーデン”であり、
鳩小屋のある”ダブコートガーデン”だ。炎天下、一巡りしたらさすがに暑い。”ウインザーティールーム”で一休み。話は尽きない。

太田市アンディ&ウイリアムス 太田市アンディ&ウイリアムス 太田市アンディ&ウイリアムス 太田市アンディ&ウイリアムス

散策再開。他にも四季の女神がたたずむ”ローズガーデン”(写真下左2枚)を始め20位のガーデンルームがあり、
ガーデンファーニチャーやオーナメントも本格的なものが揃えられている。素晴らしい。
イングリッシュガーデンというと一般的に、コテージガーデンやランドスケープガーデンなどナチュラルなものを連想しがちだが、
こうしたアウトドアールーム方式のガーデンも多い。一つひとつの部屋を趣向・デザインを変え丹念に造るのがイギリス流だ。
そして、”ウッドランドガーデン”(写真上、下右)もあるのだ。この平坦な地にウッドランドを造ってしまうとは驚きだ。
Yさんとさよならし、このガーデンのオーナーであるジョイフル本田のガーデンセンターで買い物をする。
Yさんに会えたこと、思いも掛けなかった素晴らしいイングリッシュガーデンを見つけたこと、良い一日となった。

太田市アンディ&ウイリアムス 太田市アンディ&ウイリアムス 太田市アンディ&ウイリアムス 太田市アンディ&ウイリアムス 太田市アンディ&ウイリアムス

番外
2011年6月30日 ガーデン巡り
高崎 シンフォニーガーデン
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高崎駅前のメトロポリタンホテルで目覚める。出発して間もなくカーナビの画面が真っ暗になる。
カーナビ任せの旅だから、こうなるとお手上げだ。レンタカー会社に電話してあれこれ対応して復旧する。原因は不明だ。

高崎市役所の地下駐車場に車を止め、高崎公園の一角にあるシンフォニー公園を訪れる。
公園に入った時から、盛んに甲高い鳴き声が聞こえる。雉かと思い小屋近付くと孔雀が羽を広げていた。金網の目が細か過ぎて・・・。
シンフォニーガーデンは小さなガーデンだ。小ぢんまりしたゲートを入るとフォーマルな雰囲気で良く手入れされている。
公園のガーデンというと、メンテナンスがいき届かないところが多いが、ここは素晴らしい。植栽もカラースキムが十分に考慮されている。

高崎シンフォニーガーデン 高崎シンフォニーガーデン 高崎シンフォニーガーデン 高崎シンフォニーガーデン 高崎シンフォニーガーデン

館林市 野鳥の森ガーデン  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

次なるガーデンは野鳥の森ガーデンだ。Yさんからメールが入る。「館林は日本で3番目に暑い場所だから熱中症に気を付けて」と。
レンガ造りの建物に囲まれたエントランスの噴水の先を下りると、”ロングボーダー”だ(写真下左)。
噴水から流れる水路の両側に1kmものボーダーが伸びる。行きつ戻りつ隅々まで歩く。
バラと宿根草の植栽は7つの物語と7つのシーンを演出しているらしい。夢の広がるガーデンだ。
春のオープンは今日までということでほぼ独占状態だ。2番花も咲いてまだまだ閉めるには勿体ない。
スタッフにその旨伝えると「レストランはオープンしているから食事の方は無料でご覧いただけます」と。明日来れば良かった。
ボーダーの突き当たりは”水辺のローズガーデン”だ。レンガで囲われた大きな円形ポンドガーデン(写真下右2枚)の回りがそれだ。
ここは芝桜のガーデンで名前が通っているが”幸せになれるバラの園”は昨年できたばかりで2年目にしては良く整備されている。
パーキング脇のガーデンショップで幾つかの宿根草を求め、スタッフ大勢に見送られて出発。この春の最後の有料入場者かもしれない。

館林市野鳥の森ガーデン 館林市野鳥の森ガーデン 館林市野鳥の森ガーデン 館林市野鳥の森ガーデン 館林市野鳥の森ガーデン

久喜市 ラベンダーの里  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

久喜市ラベンダーの里

”館林菖蒲園”の情報があり立ち寄るが、花期は終わっていた。次なる情報は埼玉県久喜市の”菖蒲公園”と”ラベンダーの里”だ。 情報ではラベンダーは「庁舎周辺」とある。ナビに久喜市役所を入力して到着したところ、合併前の「菖蒲町役場」のことだという。
とんだ遠回りをしたが、ラベンダーの里では”ブルーフェスティバル”の最中でイングリッシュ・ラベンダーが満開だ。 風に乗って漂う香りに包まれ、予想以上に長いラベンダー堤を散策する。香りの精が舞っているかのようだ。
そういえば、アンディ&ウイリアムスでも野鳥の森ガーデンでもフェアリーのアイテムをゲットできたのだった。 実のある旅ができた。情報をいただいたAさん、素晴らしいナチュラルガーデンの塚原さんご夫妻、 お仕事休んで会ってくれたYさんに感謝を捧げ旅日記を閉じる。


2011年4月4・7日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

4日、小金井公園を訪ねる。先月30日に訪れて、染井吉野の開花はもう一日二日と予想したが、早くも五分咲きだ。
月曜日の昼さがりながら大勢の人が桜を愛でている。長閑な春だ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

一方、寒桜は今が見頃だ。例年よりだいぶ遅い開花だろう(写真下左)。
7日、暖かな日が続いたので、そろそろ満開かと見込んで夜桜を見に行く。八分咲きで丁度見頃だ。
大震災のため桜祭りは中止となりライトアップされていないが、防犯灯の明かりに浮かぶ桜も風情がある。
花見客は20組足らずだろうか、暗闇の中、静かな花見を楽しんでいるようだ。週末はもっと賑わったらよかろうにと思う。
地震で倒れた八幡神社の燈篭や鳥居も復旧して、しだれ桜もようやく満開のようだ。御神灯提灯の灯に温かみを感じる。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園


2011年3月30日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

先週の陽だまりで立ち上がり水栓のレンガ積みで2日間一ヶ所に這いつくばっての作業が応えて腰が痛む。
かといって、部屋に閉じこもってパソコンのお守ばかりではいけないと妻を誘って散歩に出る。
行先はお決まりの小金井公園だ。靖国神社の染井吉野が28日に開花したというから小金井公園もそろそろだろうと期待する。
大震災の報道で桜前線もどこかに飛んでしまったかと心配したが、どんなに寒い冬であっても春は確実に訪れる。
地震も津波も自然であり、桜の開花も自然だ。自然が与えた試練と恵み、どちらも受け止めよう。
小金井公園の桜祭りも各地の祭り同様中止だというが、いたずらな自粛には賛同しかねる。奮い立とう !

ガーデニング仲間のお庭を2軒ほど覘く。友達は出ていなかったが、勝手に楽しむ。二人とも丹精している。力を貰う。
マイサイトの”都立小金井公園の桜 開花情報”も中断して4年になってしまった。あの頃を懐かしみ”定点観測”してみた。
小金井公園の染井吉野の開花宣言は残念ながら見送りのようだ。もう一日二日先になるだろう。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

桜の下で演奏しているグループがいる。ペルーの音楽らしい。何種類もの木管楽器を使っている。雅楽にも似た音色がする。
穏やかなお天気と春休みで人出が多い。江戸東京たてもの園の藁ぶき屋根と梅がマッチしている。
しだれ桜は八分程度開いている。後の黄色はマンサクだ。梅の緋色、こぶしの白、モミジの新芽の赤のコントラストも春だ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園

春を告げるクロッカスが満開だ。白い花が清楚だ。キブシも寒さのせいだろう、今年はまだ小さめだ。
”早咲き桜の園”の小彼岸桜もまだ咲き始めたばかりだ。白モクレンの白の柔らかさが好きだ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園

小彼岸桜のアップ。桜の根元を守るダイコン草もまだまだ背丈が短い。遠目に桜かと見まごうた満開のアンズ。日向ミズキも遅い開花だ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園

八幡神社のしだれ桜は満開でさぞかしだろうと期待してやってきたが、何とこちらもまだ開花していない。
”都立小金井公園の桜 開花情報”をアップしている頃の経験では、染井吉野が開花の頃には満開のはずだと思ったのだが、残念だ。
参道の敷石が痛んでいたり、その脇の土が不自然に荒れている。何か工事でもしたのかと思って見ていると、
燈篭が2基無残に倒壊している。その傷跡だったのだ。良く見ると他にも4基が復元されているが、泥が付いたままだ。
この度の東日本大震災の爪跡に間違いない。背筋が少し寒くなった。

八幡神社 八幡神社 八幡神社 八幡神社


2011年1月3日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

今年の初散歩に出た。昨年も3日のこの項でウォーキング再開を誓ったが、三日坊主に終わった。
今年も時間が足りないのは目に見えているので、誓わないことにしよう。
それでも体重は昨年のお正月よりは落ちているのだ。今年も不言実行ということで、密かにダイエットに励もう。
妻とともに歩きだす。丁度おやつの時間だ。公園の先に良い喫茶店がある。ティラミスを楽しむ妻を横目にコーヒーゼリーで我慢。
小金井公園は3時を過ぎたのに大勢の人出だ。子供のエリアを避け、外回りを歩く。箱根駅伝に触発されたか、ジョギングの人が多い。
日が傾くのが早い。ヒマラヤスギの巨木の陰が伸びて美しい。ケヤキの冬枯れのシルエットも美しい。
梅園では早くも白梅が咲き始めた。ほのかな香りが漂う。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

江戸東京たてもの園の門松は毎年立派なものが立つ。梅の花をかたどったわら細工がなかなかお洒落だ。
蝋梅はすっかり満開だ。可愛い花をたくさんつけている。甘い香りはむせるほどだ。
玉川上水の鯉は一段と肥えてきた。真鯉が多い中にめでたく紅白と金色の緋鯉を捉えた。
花仲間のガーデンを2軒覗いて帰る。1軒では咲き乱れるビオラを楽しみ、もう1軒ではバラの誘因具合を学ぶ。

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