武蔵野の季節見つけた 2010年

花花

番外
2010年11月15日 秋の遠足 鳥居観音  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

07年の旅行記で面白い旅のエピソードを紹介したことが縁で友達になったあけさんから「秋の遠足に行こう」とのお誘いだ。
あけさんはバラが好き、ガーデニングが好き、ドライブが好き、食べることが好きな明るくって行動力抜群の女性だ。
「お腹を空かせて、高尾駅に11時集合」であけさんの車で向かった先は、あきる野市の山中にある隠れ家的イタリアンレストラン
”オステリア チ(osteria C)”。先ずは腹ごしらえという訳だ。今日はお抱え運転手付きだから、ワインも楽しんじゃおう。
オステリアとは居酒屋を意味するが、素敵なインテリアのレストランだ。3面ガラス張りながら、景色は今一つ。
店のコンセプトは”大皿を箸でシェアしながら 自家製の温かいパンで皿を拭き食べる そんなおおらかな楽しい食事をどうぞ”とある。
初めは”ちだいのポアレ” カリカリに焼き上がって芳ばしい。いきなりボリューム十分。
続いて”旬野菜のポワレ” 地元で採れたものを中心に11種類の野菜がジューシーに、ヤーコンなる野菜も初めて知った。これで3人前。
3品目”きのこと栗のチーズグラタン” 焼き上がりのジュージューに、思わず手が出た。3人いるのに誰も写真のことを忘れている。
次は”冷製スープ トマト100%ペーストソース” トマトよりトマトらしい、お代わりしたい。
お肉は”那須美味豚のグリル” 溶岩でグリルしているという。塩も美味しい。脂が甘くなる。3人でシェア
”手打ちパスタ カプレーゼと巨峰” 大きなラビオリ風、巨峰の甘みがパスタにマッチ。3人でシェア
デザートは”栗のパイ チーズスフレ バニラアイスクリーム” 珈琲or紅茶は別会計。
3人とも負けず劣らず食いしん坊、誰一人遠慮するわけでもなく、譲り合うでもなく完食。いずれも絶品。
ただ3種出る予定のパンは3人とも2個まででギブアップ、満腹を超えている。2時30分辞去。

オステリア チ オステリア チ オステリア チ オステリア チ オステリア チ オステリア チ

牛久大仏

本当は遠足はこれで終了の予定だったが、あけさんが昨日、近場で紅葉の穴場を見付けたというのでドライブ。
随分走ったと思ったら、埼玉県の飯能に入ったという・・・武蔵野から外れたかな?
途中から紅葉に染まる山の上に観音様他2体の大きな仏像が姿を見せた。先月は牛久大仏(写真右)を見てきたばかりだが、鳥居観音にも感動だ。 腹ごなしに下の駐車場から寺山を登ろうという予定だったが、空模様が怪しくなってきた。車で頂上まで行く。
中国に来たかと紛うばかりの山門や仏舎利塔のような建造物がいくつもある。参道の紅葉が見事だ。思いも掛けなかっただけに嬉しい。 頂上から見渡す紅葉の山も美しい。これに夕日が射したらさぞかし、と贅沢を言っていたら案の定、雨が降り出した。 雨と工事で渋滞中、あけさん宅に伺い、ポーセリンのアトリエで陽だまりのメインオーナメントの少年少女の像のネームプレートについて相談する。 木製や金属性など色々検討の結果、あけさんにポーセリンで作っていただこうと決めたのだ。
適切なアドバイスをいただき、デザインを決定する。出来上がりが楽しみだ。

オステリア チ オステリア チ オステリア チ オステリア チ オステリア チ オステリア チ


番外
2010年7月20日 山中湖 ナチュラル・ガーデン  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

このコンテンツもすっかり開店休業状態になってしまった。休業というより、倒産と言った方が良いだろうか?
正月に誓った”ウォーキング再開”も三日坊主に終わってしまった。ただ、決して体を動かしていない訳ではない。
言い訳がましいが、”武蔵の散歩”をゆっくり楽しむようなウォーキングの時間が取れないのだ。(どう見ても言い訳か・・・。)

山中湖畔の富士山の見える山腹に素敵なナチュラルガーデンを造られて10年というTご夫妻の庭を訪問した。
一昨年7月に初めて見せていただいてからファンになり、昨年は5月と7月に見せていただいた。
今年はオープンガーデン中に伺えなくて、端境期だと仰るところへ押し掛けてしまったが、素晴らしい手入れがされていた。
東京ではこの夏一番の暑さになるとの予報の中、八王子駅前でレンタカーを借りて山中湖に向かう。
東富士五湖道路の表示板では29度だ。待望の富士山は雲がかかって頭しか見えないが、その大きさは迫力がある。

T邸ナチュラルガーデン T邸ナチュラルガーデン T邸ナチュラルガーデン

T邸に到着するなり、お庭の見えるテラスで奥様心尽くしのランチをご馳走になる。テラスの気温は27度、風が心地よい。
T邸他2軒と共同で開催された”山中湖オープンガーデン”では、T邸だけで960名に及ぶゲストを迎えられたという。
14日間もの長期間、1日7時間のオープンには人知れぬ御苦労があったことと推察する。
ユニセフへの大きなチャリティーにも心からの称賛と尊敬のエールを送りたい。
私たちのスコットランドの旅の写真をご覧いただき、あちらのガーデニングや生活振りなど見聞きしてきたことをお伝えする。
そんなこんなの楽しいお喋りで、すっかり時間を取ってしまった後、お庭をご案内いただく。

T邸ナチュラルガーデン T邸ナチュラルガーデン T邸ナチュラルガーデン T邸ナチュラルガーデン

春から夏への端境期と仰るが、遅咲きのバラ、モナルダ・シダルセア・ホリホックなどの宿根草、
アジサイ・スモークツリー・ヤマホウシなどの花木など色彩も豊かで、見応え十分な庭を楽しませていただく。
ゆったりした傾斜地にスケールの大きなパーゴラやアーチが配置され、素敵なベンチや椅子がさりげなく置かれている。
ご夫妻のご案内の合間にも手を休めず花柄を摘み、雑草を抜いていらっしゃる姿に庭に対する愛情を感じる。
テラスに戻りエスプレッソコーヒーをいただきながら再びお喋りを楽しみお暇する。
車を発進させて時計を見ると、何と6時を回っていた。5時間半もお邪魔してしまったのだ。楽しい時間に感謝し帰京する。

T邸ナチュラルガーデン T邸ナチュラルガーデン T邸ナチュラルガーデン


2010年1月3日 野川散策  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

昨年は忙しさに紛れて、すっかりウォーキングを疎かにしてしまった。
当然のことながら、”武蔵野の季節見つけた”のネタがなく更新が減るというものだ。
体重の方も一度増えるとなかなか落ちなくなってきた。今年はウォーキング再開を1年の計の1つに掲げた。

当地では好天に恵まれ穏やかな三が日だったが、
元日は大晦日から帰省した家族とのんびり過ごしたので携帯の歩数計は”0”を示したきりだ。
2日は敢えて遠いスーパーへ遠回りして歩いてみたが、7千歩止まりだ。これではならじと、3日は午後から野川散策に出る。
スタート時は冷たく感じた空気も野川公園に着く頃にはマフラーを外すほどに体が温まる。
凛とした空気が清々しく、散策する人々の晴れやかな表情にお正月の雰囲気を感じる。
野川の水が一段と綺麗になったと感じる。行政や住民の環境への意識やメンテナンスの向上の賜物だろう。
そして、この辺りは大岡昇平の『武蔵野夫人』でも紹介された「はけ」と呼ばれる崖線が走り、
「はけ」の段丘崖のいたるところから清らかな湧き水が流れ出し野川に注いでいるからだ。
放たれた真鯉も緋鯉も大きく育ってメタボの様相だ。様々な水鳥も沢山見られる。
「青首の真鴨も鯉も美味しそうだ」と言って、妻に叱られる。田舎育ちの私は子どもの頃、実際に獲って食べていたのだ。
水鳥の外にも色々な鳥が見られた。黄鶺鴒(キセキレイ 写真下右)が長い尻尾を振り振り水辺を行き来している。

野川散策 野川散策 野川散策 野川散策

ルリビタキも「珍しい!」と感動していると、アマチュアカメラマンから「たいして珍しくはない」と、余計なお世話だ。
この日の大興奮はカワセミが見られたことだ。川辺を歩いていると、望遠カメラをこちらに向けている人がいる。
何を狙っているのだろうと思い横を向くと、そこにカワセミがいたのだ。5mほど先の木の枝先にその美しい姿が見られた。
住宅に囲まれた野川で見られるとは思ってもいなかったから驚き感動した。これも水が綺麗になったお蔭だろう。
外にもお馴染みのシラサギ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、ノバト、カラスなどが見られた。
それに反し、この時期の花は少ない。自然観察園の中のニホンズイセンとロウバイが芳香を楽しませてくれた程度だ。
神代植物公園前の武蔵境通りが整備されて気持ちの良い通りになった。電線が地下に埋設され、電柱がなくなった。
イギリスの街がそうなのだが、空が広くなったように感じ、開放感を感じる。
街路樹も様々な種類が混植されている。コブシの蕾が大きく膨らんで春の早さを期待させる。
美味しそうなケーキ屋を見つけたが、満席で残念。ファミレスで一休みして武蔵境駅まで、歩数計はようやく2万に達した。

野川散策 野川散策 野川散策 野川散策

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