2010年の旅 南スコットランド編

花花

第29日 6月18日(金) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の行程        Dunvegan Guest House --- Brodick 〜Ferry〜 Ardrossan --- Kilwinning Abbey ---
                         Royal Troon Golf Club --- Culzean Castle --- Turnberry Golf Club ---
                         Castle Kennedy --- Glenwhan Gardens --- Cardoness Castle --- Anchorlee Guesthouse
今日の走行距離      221km
今日の万歩計       18,800歩

Dunvegan Guest House  ダンビーガン・ゲストハウス

Dunvegan Guest Hous

ダンビーガン・ゲストハウスは予約した後、ホームページが休止してしまった。 電話で確認すると「これから犬の散歩なの、1時間後に電話して」ととぼけた返事だ。リカンファームはしたものの、ホームページは止まったままで不安になる。 再度確認の電話を入れると、ホームページの改造中だという。何とものんびりした話だ。その間の予約は電話かメールという訳だ。
ダンビーガンの朝はこの旅一番の早起きとなった。荷造りをしてスーツケースを車に積みに下りると、7時10分だというのにダイニングは既にライダーで満席だ。
朝食は15分からと聞いていたのに、給仕の女性に隅の狭いテーブルに案内された。ジュースとヨーグルトが終わっても、なかなかフルスコティッシュが出てこない。 「フェリーの最終チェックインが50分なので早くしてほしい」旨伝えると、先客のライダーに断った上で先に回してくれた。 とても快く譲ってくれて恐縮する。ライダーにお礼を言い、大急ぎでいただき、身支度をして出発する。 フェリー乗り場でチェックインしたのは50分ギリギリで何とかセーフだ。

Brodick-Ardrossan Ferry  フェリー

caledonian-isles

ところが、その後も続々と車が到着し、何の支障もなくチェックインしている。なんと、B&Bのライダーの一行も10分前になって悠然とやって来た。 タイムテーブルには"Check in closes - vehicles 30 minutes, passengers 10 minutes prior to departure"と書かれているのだが、そんなに厳密なものではないようだ。 それならそうと教えてくれたら良かったのにと恨めしくさえなる。
8時20分、定刻通りに出発したのはCaledonian MacBrayneの"MV Caledonian Isles号"だ。全長94m、車110台と旅客1000名が定員で15ノット(28km)で航行するというから スカイ島からのフェリーの3倍くらい大きい船だ。   (フェリーの写真はCaledonian MacBrayneのHPより)
ブロディック港を後に(写真下左)ブリテン島本土のアードロッサン(Ardrossan)まで55分の船旅だ。キッズルームやゲームルームも完備している(写真下中2枚)。 お客さんもビックリするほど多い。"Coffee Cabin"でコーヒーを求め、喧騒の中人間ウォッチングを楽しむ。様々な人種がいるものだ。 定刻にアードロッサン(Ardrossan)の港に到着する。

Brodick-Ardrossan Ferry Brodick-Ardrossan Ferry Brodick-Ardrossan Ferry Brodick-Ardrossan Ferry

Kilwinning Abbey  キルウィニング修道院

ここから南スコットランド編のスタートだ。キルウィニング修道院 の情報は極めて少ない。ヒストリック・スコットランドのプロパティーだがその ホームページも 素っ気ないものだ。どのサイトで見たものか今となっては分からないが、その美しい写真に惹かれ今日の最初の訪問地とする。
アードロッサンからキルウィニングの街までは10km足らずだ。キルウィニングは大きな街だ。歴史を感じさせる雰囲気が漂う。 修道院のタワーが見え隠れしているのに、大きな街でのお約束通り道に迷う。ここでも道を訪ねた紳士は懇切丁寧に案内してくれる。
修道院は12世紀に建てられ、その後の400年は3本の尖塔を持つ大きな修道院で、既にこの旅で訪れたセントアンドリュース大聖堂やグラスゴー大聖堂さえ 影が薄くなるほどの建物だったという。確かに素晴らしい。身廊の壁は高く聳え、バラ窓と3本のランセット窓の跡もしっかり残っている。 タワーも重厚な造りで威風を放つ。
しかし、建物の位置関係がどうもおかしい。修道院の構造についてはこの旅でも幾つも見てきたが、それらの知識が当てはまらない。 帰国して調べたところ、新しい教会(写真下中左手)が18世紀に、今残るタワーは19世紀に追加されたものだったのだ。 その他は12、13世紀のものらしい。

Kilwinning Abbey Kilwinning Abbey Kilwinning Abbey Kilwinning Abbey Kilwinning Abbey

Royal Troon Golf Club  ロイヤル・トゥルーン・ゴルフクラブ

Royal Troon Golf Club

ゴルフの世界4大大会の1つで、今年(2011年)140回の記念大会を迎える全英オープンの正式な名称は"The Open"だ。
大会が開催された時点で他では開催されていなかったので、国名などを付して区別する必要がなかったから単に"The Open"なのだ。 その歴史ある大会は現在イングランドとスコットランドの9つのリンクス(海岸のコース)で持ち回りで開催される。5年に一度、0と5の年はセントアンドリュースでの開催だから、 その他の8コースは10年に1回の開催となる。その内の2つがこのスコットランド西海岸にあるのだ。それを見逃す手はないだろう。
先ずはロイヤル・トゥルーン・ゴルフクラブだ。B749で海岸線に突き当たった所にある。 浜辺のパーキングに車を止めコースを覗く。道路から簡単な柵の向こうがオールドコース(Old Course)のスタートティーだ。春の満潮時には数ヤード先まで潮が来るという。 正にリンクスそのものだ。プレーヤーの姿はまばらだ(写真右)。

Royal Troon Golf Club

クラブハウス正面(写真右)に回ってもパーキングの車の数は少ない。このクラブは1878年創立で、全英オープンは1923年に初開催して以来8回を数える。 リンクスらしい明るい開放的な空気に包まれている。
オールドコースと道を挟んで内陸側にポートランドコース(Portland Course)がある。こちらの方がカジュアルなのだろう若者のプレーヤーが目立つ。 道端から観戦してると「そこはチルドレンコースだ。オールドコースはあっちだよ」と声が掛る。カップルが「プレーするなら紹介するよ」とのことだ。 心は動くが、辞退すると「写真を撮ってあげる」といって撮ってくれたが、超ズームアップでトゥルーンの記念写真にはならない。
現在は全英オープンの開催コースではないが、第1回から第12回までを開催したコース、プレストウィック・ゴルフクラブ(Prestwick Golf Club)も直ぐ近くにある。 第1回大会は1860年、参加選手は僅か8名、12ホールのコースを3ラウンド、計36ホールの競技だったという。 ここにも寄ってみたいが、迷ナビさんが承知しそうもないので、お目当てのガーデンに向かうとしよう。

Culzean Castle  カレイン城

カレイン城は予想以上に壮大な規模だ。 ナショナル・トラストの所有で正式には"Culzean Castle & Country Park"となっている。
カレイン城は14世紀まで遡る歴史がある。16世紀末にケネディ家の所有となり、18世紀にデービッド・ケネディ伯爵(Earl David Kennedy)が 建築家ロバート・アダム(Robert Adam)に命じ建てたのが現在の城だ。
パーキングに車を止め、森の中を歩く。突如として廃墟と化したアーチから美しい城が見える。石垣に挟まれた通路を進むと城の南テラスに噴水が見下ろせる。 馬小屋らしき建物も重厚だ。ゲートを潜ると大きな芝のサークルを囲んで東側に時計塔が聳え立つ。屋上にはセント・アンドリューズ・クロス(St. Andrew Cross)が へんぽんとひるがえる。

Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle

海に面した側には大砲が備えられている。可愛い姿がユーモラスだ。その写真の左奥の小さなゲートから城に入る。内部はパスして城の外を散策する。 写真下右から2枚目が南面からの城の姿だ。優雅だ。北面の姿はさらに優雅なのだという。海岸から50mの断崖に建つ城は"Castle in the air"とも謳われ、 その姿は船に乗って海上からしか見ることができないようだ。
また、王立スコットランド銀行(the Royal Bank of Scotland)の紙幣の裏側はスコットランドを代表する城が印刷されているが、5ポンド紙幣はこのカレイン城なのだ。 他にはエジンバラ城(1£)、グラミス城(10£)、ブロディック城(20£)、インバネス城(50£)、バルモラル城(100£) とそうそうたる顔触れの仲間なのだ。全ての城をこの旅で訪れ、この目にすることができ幸運だ。

Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle

カレイン城はナショナル・トラスト(National Trust for Scotland)のプロパティーだが、そのいきさつにエピソードがある。
1945年、第4代侯爵の未亡人は、城と周りの敷地をナショナル・トラストに寄贈するにあたり、彼女が西ウィングを使用すること、城の最上階をフラットに転換して、 第2次世界大戦の勝利に対するスコットランドからの感謝の気持ちを込めて、ヨーロッパ連合軍の最高司令官アイゼンハワー将軍に使用してもらうという条件を付けた。
アイゼンハワーは、1946年に初めてカレイン城に来て、この贈物を大変感動して受け、彼はその後3回ここを訪れている。 一度は大統領になってからで、短い期間だがカレイン城はホワイト・ハウスになったのだ。彼がここに長く滞在したのは引退してからで、 平和で静かなカレインの美しい庭園で絵を描いたり、散歩したり、近くでゴルフしたりして楽しんだという。そして"This is somewhere I can relax"という言葉を残している。
アイゼンハワーが使用した最上階は現在"Eisenhower Apartment"として宿泊施設や結婚式などに利用できるという。  こちらを参照

Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle

Culzean Castle

テラスに下りる。1段目の重厚な壁には対照的に清楚なバラがクライミングしている(写真上右2枚)。植栽は全体的にエキゾチックな雰囲気のものが多い。
次の段が"Fountain Court"だ。広大な芝の広場にデザインされた池がありその中心に噴水がある。貝殻をモチーフにしたその姿は壮麗だ(写真上右)。
広大なカントリーパークの絵地図の"Swan Pond"が目につく。深い森の中を1km歩いて到着、池の周りの広場には小学生の遠足だろうか、 子供達が楽しそうにはしゃいでいる。
アイスクリームをいただきながら白鳥の親子を眺め暫し時間を忘れる。

Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle

次に訪れたのはウォールド・ガーデン(Walled Garden)だ。お城が18世紀後半に建てられた時、新しく造られたガーデンだ。 2.5ヘクタールのウォールド・ガーデンは海岸からの潮風から植物を守る役割を果たしている。そして、果物や野菜を収穫する役割もあったのだ。 庭で咲いた花は城の室内を飾ったことだろう。ガーデンが王族や貴族の権勢を誇るステータスシンボルとして発展しながらも、 生活と密着したものであった点が、今日のイギリスのガーデンに受け継がれているところが好きだ。
超ロングなボーダーガーデンは先が見通せないほどだ。ゆったりと植栽されたゲラニウムやルピナスの伸びやかなな様は清々しい。

Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle

ガーデナー・ハウスだろうか小さな建物の周りは正にコテージ・ガーデンだ。ガーデンにこうした建物があると深みが出る。
延々と続くシャクヤクのボーダーが華やかで目を奪う。ガーデンの切り替えポイントとしてサンダイアルやオーナメントが置かれている。 写真下右の円形植え込みもアイディアに富んだデザインで好きだ。

Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle

Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle

少し異様な風体・風采のお年寄りが2度3度と声を掛けてくる。ガーデンの説明や花の名前を教えてくれたり、写真を撮ってくれたりする。 こちらの方の親切は身にしみて感謝しているが、度重なると胡散臭くも感じる。そうそう、この優雅な城にも例により、幽霊の目撃話があるのだ。
ウォールド・ガーデンと一口に言ってもスケールの違いがある。カレイン城の滞在時間2時間半、我々の神風かっとび急ぎ旅では異例の長時間になった。 ショップでモダンな柄のマフラーを見つけ、3本ゲット。お土産も大方揃ったようだ。

Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle Culzean Castle

Turnberry Golf Club  ターンベリー・ゴルフクラブ

ジ・オープンのもう一つの開催クラブターンベリー・ゴルフクラブに立ち寄った。 カレイン城からA719を南下、15分でターンベリー村に入る。左手に白壁にレンガ色の屋根のリゾートハウスが立ち並ぶ。少し走ると右手に "THE GOLF COURSES"と書かれた入口が現れる。パーキングには沢山の車が止まっている。クラブハウスの前にはドアボーイが構えている。 気後れするが、勇気を出して車を止めハウスに向かう(写真下左)。入り口横のサインポストもピカピカだ。"Ailsa Championship Course"と"Kintyre Championship Course" の2つのコースがあるようだ。ジ・オープンが開かれるのはAilsa Championship Course、スタートハウスにも大勢人がいる(写真下右から2枚目)。
ここには"The Colin Montgomerie Links Golf Academy"というスコットランドで最もポピュラーなプロゴルファーの名を冠したゴルフ学校(写真下右)や "TaylorMade Performance Lab"という個人に合わせてクラブを設計してくれる施設もあるのだ。如何にもスコットランドらしい。

Turnberry Golf Club Turnberry Golf Club Turnberry Golf Club Turnberry Golf Club

Countryside  カントリーサイド

Countryside Countryside

A77を南下、バラントレー(Ballantrae)の街の手前でノロノロ運転になる。犯人は写真のようにハウスを積んだトレーラーだ。交通量が多い片道1車線の道路だから、 対向車がなく見通しの良い追い越しできるチャンスは限られてくるのだ。中には慎重な運転手もいてなかなか追い越しを掛けないこともある。 ようやく順番が来て、命がけの思いで追い越したと思ったら街に入る。ペトロールが少なくなっていたのでステーションを見つけ立ち寄ることに、トレーラーに追い越された。
この時うっかり満タンにしてしまった。ハーツとの契約はペトロール・エンプティーのチェックインだから、旅も終盤、残り旅程を計算しなければいけなかった。 結局、チェックインの時に20リットル以上余っていた計算だから、夕食時のワイン1本分損した勘定だ。

Castle Kennedy  ケネディー城

南スコットランドの最西端にトンカチの頭(hammer-head)の形をした小さな半島がある。その付け根のストランラー(Stranraer)からは北アイルランドの首都 ベルファスト(belfast)まではフェリーで2時間足らずという場所だ。
ここまでやって来た理由はストランラーから東へ5kmの所にあるケネディー城がお目当てだ。 2つの湖と2つの城に挟まれた美しいガーデンがあるとの情報に惹かれて旅程に組み込んだ。

Castle Kennedy Castle Kennedy Castle Kennedy Castle Kennedy

パーキングから森を抜ければ、いきなり広々としたローンの中に廃城が聳える。城は大きくて堂々とした建築物だ。明るい陽光の下、つる性植物に覆われた その姿は廃城とはいえ清々しい明るさを覚える。17世紀初頭に建てられ、1716年の火事で崩壊したものだという。中には入ることはできない。
城の南のウォールドガーデンでは今まさにバラの満開期だ。伸びやかに壁を伝うバラとクレマチスが競演している。

Castle Kennedy Castle Kennedy Castle Kennedy Castle Kennedy

Castle Kennedy Castle Kennedy Castle Kennedy Castle Kennedy

廃墟から北に広がる芝の広場の先に円形の池(The Round Pond garden 写真下左)がある。直径100m程の池はびっしりと睡蓮に覆われている。
この地域を3方から囲む海はメキシコ湾流が流れているため植物の育成には良い条件が揃っているのだという。30ヘクタールという広大な敷地には、 様々な木の森が点在している。巨木も多い。それらの森は"Azalea Walk"とか"Cordyline Avenue"とか"Noble Fir Avenue"などと名前が付けれれている。

Castle Kennedy Castle Kennedy Castle Kennedy Castle Kennedy

その一つにモンキーパズル並木(Monkey Puzzle Avenue 写真下左)がある。1849年に植えられた奇妙な枝のモンキーパズルが両側に並ぶ通りを抜けると、 1864年に建てられたロッキンチ城(Lochinch Castle)が牧草地の向こうに見える(写真上右)。現在もStair Familyが住んでいる。
南のケネディー城と北のロッキンチ城の間は"White Loch(写真下左から2枚目)"と"Black Loch(写真下右から2枚目)"の2つの天然の湖に挟まれている。 その長さは1km足らず、幅は広い所で500m、狭い所は200m程度だ。静かな散策を終え、ショップで孫のために絵本を求める。

Castle Kennedy Castle Kennedy Castle Kennedy Castle Kennedy

Glenwhan Gardens  グレンウァンガーデンス

ケネディー・キャッスルの街からA75をわずか4km東進するとグレンウァンガーデンスの 案内標識を発見。ここの情報は持っていなかったが、何やら惹きつけられるものを感じ左折、細いローカルロードを進んでいくとその突端がガーデンだ。
テサとビル(Tessa and Bill Knott)が1974年から20年かけて造った新しいガーデンだ。2つの池の周囲のイグサとハリエニシダの荒地を切り拓いて造ったものらしい。 池の水辺を巡りながら、その斜面の岩場に厚みのある植栽がなされた散策路が配されている。高低差があり高い所から見下ろす池の風景が素晴らしい。 マン島(Isle of Man)が見えるとの表示もあったが、海は霞んでいる。

Glenwhan Gardens Glenwhan Gardens Glenwhan Gardens Glenwhan Gardens

植栽の中に横座りしたユーモラスなイノシシのオーナメントがあった。調べてみると豊かさの象徴である"Florentine Medici Boar"ということだ。
やはりここの見物は水生植物だ。健やかに涼しげに生育している。2つの池の水生植物の植栽を変えて異なる雰囲気を演出している。 思わぬ寄り道だが、素晴らしいガーデンを見ることができた。イギリスにはこうした埋もれたガーデンはまだまだ沢山あることだろう。

Glenwhan Gardens Glenwhan Gardens Glenwhan Gardens Glenwhan Gardens

Countryside   カントリーサイド

Countryside Countryside Cardoness Castle

すっかり時間も押してきた。今夜の宿泊地カークカドブライト(Kirkcudbright)に向けA75を東進する。途中 カードネス城 の標識を見つけ立ち寄る。ヒストリック・スコットランドのプロパティーで既にクローズドだ。小高い丘の上に15世紀のスコットランドの貴族の住居だという。
カークカドブライト街に入るA755に架かる橋がユニークだ。1926年に出来た鉄筋コンクリートの橋だが、苔むして見るからに古くて弱そうに見える。 案の定"Weak Bridge"重量制限17トンの標識が立っている。

Kirkpatrick's Restaurant  カークパトリック レストラン

B&Bの紹介でカークパトリック レストランに入る。 家族経営の小さなレストランだが、週末だけに満席だ。メニューはカークパトリックの3コースサマーメニューにする。前菜は私が
・ Baked Mushrooms in a Tomato and Herb Sauce Glazed with Cheddar Cheese  妻は
・ Smoked Chicken and Potato Salad with Roast Beetroot Dressing  メインは二人とも
・ Roast Loin of Pork with an Apple Compote - Sage and Cider Gravy  デザートも重なって
・ Honeycomb Crunch Ice Cream, Apple Butterscotch Puree and Meringue  をオーダーする。
店が2階にあり、窓際ではなかったため、もっぱら人間ウォッチングだ。客は多くが地元の人らしく気軽に声を掛け合っている。 料理はどれも口に合い美味しくいただく。付け合わせを除けば、丁度満腹といった量だ。

Kirkpatrick's Kirkpatrick's Kirkpatrick's Kirkpatrick's Kirkpatrick's

Anchorlee Guesthouse  アンカーリー ゲストハウス

アンカーリーに到着し案内されたパーキングはサイドミラーを畳まなければ通れない細い路地を通らなければならない。 広いバックヤードのガーデンではホスト一家がディナーを楽しんでいた。
ウエルカムティーを辞退してレストランに電話を入れてもらい食事をしてきたのだが、B&Bに戻ってもまだ21時。 バックヤードではまだ家族で楽しんでいることだろう。今日はフロントヤードを楽しむことにする。
フロントヤードは20m×10mもない小さなガーデンだが、周囲と中央に多くの草花が植え込まれている。 素晴らしいのが玄関とテラスの屋根に導かれたつるバラだ。色といい、形といいうっとりさせられる。

Anchorlee Guesthouse Anchorlee Guesthouse Anchorlee Guesthouse Anchorlee Guesthouse

行程表
戻る
6月19日
旅行記
6月20日
旅行記

ノーザンバーランド
スコティッシュボーダ編
エジンバラ編 アバディーン編 ハイランド編 スカイ・オーバン編

ご意見・ご感想・ご質問などご遠慮なくお寄せください。
book

home

花花