第３１日　６月２０日（日） 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の行程　　　　　　　　Langley Castle Hotel --- Newcastle ===== Heathrow (BA1333)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　LONDON 19:15 ===== TOKYO ２１日 15:00 (JAL 402)
今日の走行距離　　　　　 78ｋｍ
今日の万歩計　　　　　　 7,400歩

Langley Castle Hotel　　ラングレーキャッスルホテル

とうとうこの旅最後の朝を迎えた。今日の観光予定は空白だ。この旅一番の寝坊をする。
窓を開けると快晴の青空にカッスルが映える。食事前にホテルの庭を一巡りする。お城の周囲と正面玄関のロータリーには丹念に刈り込まれたトピアリーが植えられている。

今朝は最後のフルイングリッシュとなる。ダイニングは客でごった返している。昨夜のディナーの時には静かだったのにと観察して分かった。 中央の大テーブルの３０人を超す老若男女は結婚式に出席した団体らしい。そういえば、昨夜は３階の方から賑やかな声が聞こえ、着飾った人々が行き来していた。
このホテルのフルイングリッシュはご丁寧にもブラックプディング、揚げパン、ビーンズそしてポテトフライのようなものが付いている。 そういえば、ここはＡＡのロゼット２つを受賞しているのだった。
写真下左から２枚目が宿泊したCastle View Suitesだ。左のドアーを入ると左右にもう一つドアーがある。その右側が我々の部屋だ。
芝の中の踏み石は見た目には良いがスーツケースを運ぶには厄介だ。到着時はボーイが運んでくれたが、出発時は自分で運ぶ。 最終日だから全ての荷物を詰め込んである。１つが３０ｋｇ近くあるだろう。スーツケースが２つ、機内バッグが２つ、リュックが１つ、われものの段ボールが１つ、 全部を積みこんだら出発だ。朝から鳴き声だけ聞こえていた孔雀がようやく姿を見せ、見送ってくれた。

帰国

出発は１０時４０分、フライトは１３時４０分、空港までの所要時間は１時間弱、少し時間に余裕があるのでハドリアン・ウォールを眺めて行こうと ナビ子ちゃんに指示する。ところが、ローカルロードを走って着いた先にはそれらしきものは見当たらない。もう一度目的地を入力して走り出す。 ぐるぐる回ってまた同じ所に着いた。旅の初めの頃にも一度見当違いの所に連れて行ってくれたが、３０日間働きづめで疲れたのかもしれない。 ハドリアン・ウォールは富士山と一緒で何度も訪れる所ではないかもしれない。目的地をニューカッスル空港に切り替える。
順調に到着、パーキングの係員にチェックイン、何の問題もなく３０日間の愛車に別れを告げる。

空港のセキュリティーでアクシデント発生。手荷物のリュックの中に禁止物が入っているとの指摘だ。調べると防虫スプレーが入っていた。 取り出して、もう一度通すとまたブザーだ。中身を全部出して見せても引っ掛かるものはない。もう一度通してもらったがブザーだ。 再度ひっくり返して調べるとリュックの底の敷き板の下にソムリエナイフが潜っていた。うっかりしていたことを詫び、没収してもらう。
焦りで喉が渇いた。ラウンジに入りエールビールで喉を潤す。英国の美しい景色を眺めながらの順調なフライトでヒースロー・ターミナル５に着陸。
ターミナル３への移動はヒースロー・エクスプレスだ。しかし、これには要注意だ。便数が少ないというか、不定期というか、遅延というのか、 なかなか予定通りにはいかないという印象だ。到着時と同様、待たされて付いた電車はなかなか発車せず、随分時間がかかった。 帰りは十分に乗り継ぎ時間を取っていたので問題はなかったのだが。
ターミナル３ではセキュリティーも順調に通過し、例年通り免税店での買い物を済ませれば、最後のお楽しみ"Seafood Bar"のカウンターで 旅の無事に感謝し乾杯だ。

昨年の７月５日に第１日がスタートして１年余、随分間延びした旅行記になってしまった。通してご覧いただいた方には感謝状を差し上げたい気持ちだ。
この旅行記は旅の案内書には不向きだろう。作成意図が英国カントリーサイドのガーデンの美しさとドライブ旅の楽しさをお伝えし、 英国ファン＝お仲間を増やそうということだからだ。お気付きの点、ご質問などございましたら掲示板かメールにご遠慮なくお寄せください。 長い旅行記にお付き合いいただきありがとうございました。１１年の旅は１０月中旬に開始の予定です。お楽しみに。

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