2001の旅 コッツウォルズ・湖水地方 その6

花花

第5日 6月25日(月)  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の行程   Broadway --- Levens Hall --- Holker Hall --- Kirkstone Pass ---
Ulls Water --- Aira Force --- Dalemain --- Applethwaite

今日は大移動の日だ。コッツウォルズから湖水地方北部まで350キロメートルを移動する。
M 5から M 6とモーターウェーをひたすら北上する。途中サービスエリアで休憩を取った。
この設備が充実している。アミューズメント・パークのようで子供連れならここで1日楽しめそうだ。
植木市のようなものも催され、草花の苗が豊富で安い。心身ともにリフレッシュして再出発。

3時間余で「 Levens Hall 」に到着。何という庭だ。トピアリーの形・大きさ・数の多さ。
嬉しくなる。心が温かくなる。思わず微笑む。優しい気持ちになる。何という庭だ。
このトピアリーは一朝一夕に出来るものではない。造られてから300年以上が経っているらしい。
トピアリーだけでなくその足元には様々な草花で飾られている。ホワイト・ボーダーやラヴェンダーも美しい。
トピアリーの写真を楽しむならこちらのサイトが面白い。

Levens Hall

次に訪れたのは「 Holker Hall 」だ。
優美なお館を従えシックな雰囲気のガーデンだ。ここでランチを摂る。
湖水地方前半は北部で2泊だ。 Windermere を左手に見て A 592で山越えだ。
Kirkstone Pass の急坂は狭く、石を積み重ねた壁が迫ってくる。スリリングなドライブが楽しい。
幾つかの小さな村を通り過ぎると Ullswater の湖尻に出た。人影も少なく静かな佇まいは神秘的だ。
こちらでは湖をLake・Mere・Water・Tarnと使い分けているようだ。違いについては知らない。
Aira Force というイギリスでは珍しい滝があるとの情報で山道を15分ほど登ってみたが小さなものだった。
Ullswater の北岸を進むと湖面には沢山のヨットが浮かんでいる。湖尻の雰囲気とだいぶ違ってきた。
キャンプ場などもありサマーリゾートなのだろう。更に進むと程なく 「 Dalemain 」に到着だ。
お館の壁沿いのボーダーが300年以上の歴史を持つ落ち着いた色調で素敵だ。テラスから先は見渡す限りの牧草地だ。 テラスの先にウォーター・ノット・ガーデンが現れる。噴水を中心に柘植のヘッジに白やブルーの涼しげな花々が見られる。 (写真は上記サイトより)

Dalemain

今日から2泊は楽しみにしてきた「 Underscar Manor 」だ。 マナーハウス・ライフを楽しむためにいつもより早めにチェックインする。
黒ずんだ石造りの重厚な館が迎えてくれた。
通された部屋はさすがに広い。高い天井にシャンデリア、大きなベッドとソファーが置かれている。
窓からの眺めが良い。イギリス第2の山 Skiddaw を北に控える丘に建っているので、
南の牧草地の先にあの Darwent Water を見下ろせる。人工物はほとんど見受けられない。
写真下左の館の2階から左方向(南)の眺めが右側のパノラマだ。

Underscar Underscar

赤リス

Underscar は絶滅寸前のリスのイングランド在来種である
赤リスの餌付け保護に成功したことでも有名だ。右がその赤リスだ。体は小さいが尻尾は大きく立派だ。
上の写真のように幾つか餌場が設けられている。
特に朝晩は何匹も餌場にやって来て旺盛な食欲を見せる。その仕草がとても可愛い。
部屋に置かれた赤リスの縫いぐるみのセーターには"I was born at Underscar Manor"とあり、
腕には"You can take me home. I don't eat much"と書かれたタグを付けています。
連れて帰らない訳にはゆきませんでした。「イギリスで買ったお気に入り= Interior 」をご覧下さい。

屋敷内をゆっくり散策。お館の裏手にリゾートマンション風の開発をしているようだ。素晴らしい施設になりそうだ。
面白い形のモンキー・パズル・ツリーの大木が庭の真ん中に鎮座している。回りの花壇がカラフルだ。
更に奥は鬱蒼と樹木が繁る。小川が流れていたり、岩があったり広大だ。
ディナーは8時の予約だ。シャワーを浴び、少しお洒落をして下りていく。黒いタキシードのウェイターの案内で
写真下左のラウンジルームに通される。思いのほかに多くの客で満席だ。一番奥のカップルが席をつめてくれた。
大勢の人に注目され緊張したが、鷹揚に構えて「 Goog Evening 」を連発し奥に進む。
相席となったカップルの男性が窓から赤リスを撮影している。撮った映像を見せてくれて「お国のカメラは素晴らしい」と言う。
見れば SONY だ。私も同じソニーのデジカメ、お互い機能を自慢し合いつつ、食前酒をいただきメニュー選びをする。
食前酒が済んだ組から順にメインダイニングに通される。全面ガラス張りの明るいダイニングだ。
ここでも一番奥の席が滞在中4食の指定席となった。料理は本格フレンチ、満足この上なしだ。

Underscar Underscar
写真はパンフレットより


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