2001の旅 コッツウォルズ・湖水地方 その9

花花

第8日 6月28日(木)  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の行程   Near Sawrey --- Wrynose Pass --- Hardknott Pass --- Ravenglass and Eskdale railway ---
Coniston Water ( Steam Yacht Gondola ) --- Hawkshead --- Lakeside --- Near Sawrey

今日はまた格別に上天気だ。一昨日の Honister Pass は期待はずれであったが、今日こそはと思わせてくれる。
今日「 Wrynose Pass と Hardknott Pass 」をドライブし Dalegarth まで行く。
そこに「 Ravenglass and Eskdale Railway 」というミニSLが走っている。
A 593から取り付き道路に入り、小さな集落を2,3通り過ぎるとそこには
Wrynose Pass に向かって真っ直ぐに伸びる細い山道が見渡せる。ヤッホー!
道は軽く蛇行しながら、ほぼ真っ直ぐ西に向かう。(ローマ人はこんな山道も真っ直ぐに通すのだ。おっどろき!)
周囲は緑の木々から牧草に変わる。シフトダウンして急坂を上るとそこは岩山だ。
赤茶けた岩の間に所々真っ白なワタスゲのような植物の群生が見られる。シフトをローに入れ空を見上げて上る急坂もある。ヤッホー!
峠を越えると下りだ。見通しは良いから対向車の心配は無いが、気をつけないと思わぬスピードになっている。
対向車が来た。遠くで待機してパッシングで合図してくれる。
イイエ、上りが優先でしょう。こちらも待機場所を探してパッシング。軽く掌を向けて笑顔でご挨拶。気持ちが良い。
Wrynose Pass を下りきったところで川を渡る。石のアーチ橋だ。美しいデザインに下車して記念撮影。水が清らかだ。
橋の袂に農場が1軒。さぞかし寂しかろうと心配する。
橋を渡ると再び上りだ。 Hardknott Pass は Wrynose にも増して衝撃的なドライブが楽しめる。ヤッホー!

Bridge Wrynose Pass
写真は上記サイトより

Hardknott Pass を下りきれば、「 Ravenglass and Eskdale Railway 」の始発駅 Dalegarth は間もなくだ。
駅には既に蒸気機関車が煙を上げてスタンバイしている。駐車場に車を置き、駅に駆けつける。
正にミニSLだ。座席は2人が座れば一杯だ。客車に通路は無い。一座席ごとドアーを開け乗り込む。
満員の客を乗せスタート。沿線は爽やかな林と緑の牧草地が交互に現れる。ヒツジが草を食む。
遠くに青い山々。人の手の入っていない自然がそこにある。
ジギタリスの紫の花がトンネルのように、絨毯のように咲き乱れ目を奪う。夢見心地だ。沿線でカメラを構えている人も多い。

Railway
写真は上記サイトより

幾つかの無人駅に停車し、対向車と入れ違い Revenglass まで40分くらいだったか?あっという間に到着だ。
Revenglass は海に近い街のはずだが、駅周辺は緑の多い高原を思わせる佇まいだ。
帰りのSLを待つ間に駅構内で機関車の整備作業を見学したり、わずか15インチのゲージを跨いで記念撮影したりする。
他の乗客がお土産を下げて帰ってきた。土産物屋があるようだ。早速店を見つけお買い物。楽しい時間だ。
帰りも感動の内に到着。 Wrynose Pass と Hardknott Pass のドライブも衝撃感は薄れない。
ロマンと冒険。このセットは必ず何時の日か再訪の予感がする。

Railway
写真は上記サイトより

お店の開いている昼のうちに Hawkshead で買い物だ。小ぢんまりした良い街だ。お土産もほぼ揃った。
次の計画は Coniston Water の Steam Yacht 「 Gondola 号」乗船だ。
昨日下見した駐車場に車を止め船着場に行くと行列だ。チケットを求め行列に並ぶ。
ナショナルトラスト管理ではあるが Gondola 号 は会員も有料だ。
並びながら、またまた人間ウォッチング。この大自然の懐の中、皆一様におおらかだ。
Gondola 号出航。湖は飽くまでも静かで神秘的だ。湖岸のお屋敷はおとぎ話の世界だ。何故か肌寒さを感じる。
さて、今日のディナーは Ees Wyke で8時の予約だ。まだまだ時間は早いし、日は高い。さて、どこへ行こうか?
Windermere の北端は観光化されすぎていた。南端は?と Lakeside へやって来た。
ここは幾分静かだ。湖岸の手すりに体を預け、湖面に見入る。
この旅も今夜が最後だ。初めての個人旅行もここまで何とか無事進めてきた。中味の濃い楽しい旅だった。
明日もう一日の安全運転を心に誓い帰路に着く。
Ees Wyke の食事は美味しくボリューム満点だ。
テーブルはそれぞれ違うのに、昨夜の仲間たちと大きな声で会話しながらの食事を楽しむ。
食後は今夜もリビングでお喋りだ。明日は長距離の移動がある旨告げ、中座する。爆睡。

Gondola 号  Brantwood 邸
写真は上記サイトより



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