第2日 6月22日(金) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
6時に目が覚める。モーニングティーを楽しんでから、田舎道のドライブに出る。
行く手に何やら動くものが居る。目を凝らすと野うさぎだ。そこかしこに出没する。
車の気配を消してそっと近付く。10メートル位まで近付いて写真を撮ったのだが、返す返すも残念だ。
この朝のドライブで見た動物は、うさぎ・牛・馬・羊・雉をはじめ珍しい野鳥だ。
カントリーサイドを満喫。昨日見つけた公園の緑の中を散策し B&B に戻る。
Rookwood Farm House は Farm House と言うだけに裏手が広大な牧草地だ。
馬が1頭いた。乗馬用なのだろうか、専用の運搬車もある。金網で仕切られた中に子犬が10匹あまり。
ブリーダーなのかもしれない。闖入者に対し盛んに吠える。その声を聞きつけたのか、ご主人が顔を出す。
朝の挨拶をして気が付いた。時計を夏時間に合わせてなかった。と言うことは5時に起きたことになる。
Farm House のお庭をもう1廻りし、紅茶を飲んでドライブコースの確認をし、ようやく朝食だ。
カントリーサイド・ガーデン巡りを企画して驚いたことは、ガーデンのオープン時間が様々なのだ。
年に数回しかオープンしないところは論外として、週に1日あるいは2・3日しかオープンしなかったり、
オープン時間もまちまちで11時からとか14時からといった具合で、
充分な調査の上訪ねないと時間のロスに繋がりかねない。
「ウィリアム・モリスが愛した庭」として有名な Kelmscott Manor は
水曜日のみのオープンなので、調整できず今回は泣く泣く断念した。
最初の訪問地は「 Bourton House Garden 」も
" Opening Dates and Times: late May to late October Thursday and Friday Open 10am to 5pm "との情報だ。
と言うことは今回の日程では今日しかチャンスが無いのだ。
ドライブルートの決め方については詳しくは「ドライブ=The AA & Multimap」をご覧いただくとして、
「 The AA 」 = The Automobile Association の Route Planner は優れものだ。
Route Planner が示してくれたルートで何度もシミュレーションしてきたお陰で、
現地まではスムーズに到着したがガーデンが見つからない。
案内板が小さく控え目なのでスピードが出ていると見落としてしまうのだ。
いったん通り過ぎて小さな村を通過して U ターン。それでもオープン前に到着だ。計画通りだ。
ガーデンについては小ぢんまりした良く手入れされたガーデンと記憶しているがウェブサイトを参照ください。
(写真もウェブサイトの The Garden でお楽しみください。下に一部借用しました。)
次に目指したのは「 Upper Slaughter 村」だ。
美しい川に沿った村として紹介されている。行くべしと訪れた。
村の中心の教会横の小さなパーキングに車を停め、村の散策。
小さな川だが美しく豊かな流れの Eye 川の畔に沿う小さな村だ。
水車があり、少女がスカートをたくし上げ水に戯れ、サイクリストが涼をとり、馬で川を渡るライダーがいる。
日本じゃない!これがイギリスか!来て良かった!
「 Lower Slaughter 」までは
1 km 足らずだ、 Eye 川の畔を歩いたら楽しかろうが、ドライブ旅行の弱点がこれだ。
車で移動、パーキング探しに手間取る。初めての路上駐車、道路脇の黄色の二重線は駐車禁止とウェブサイトで聞いているが、
そうでない所でもぽっかり空いたスペースがあると、ここで大丈夫かと心配になる。何もかもが初体験、胸が高鳴る。
村に入ると Eye 川が歩道と同じレベルで清らかに流れている。
その両脇の民家は家毎に趣向を凝らし、丹精こめた花で飾られている。
花に誘われ路地に入って一軒一軒観賞していると先に進まない。
ウェブサイトで見たまんまの白い欄干の細い橋があった。見るものすべてに感動だ。
その先の水車小屋「 The Old Mill 」で
お土産を物色し、名物のアイスクリームをいただく。
パーキングの制限時間が迫る。仕方なくの戻り道、村の入り口に当たると思われる場所にホテルがあった。
陽光の中外で食事を楽しむ人達が見える。あんなふうにのんびりしたいと思い、
フロントに訊ねた。食事だけで駐車OKかと、OKの返事に車を移動しレストランに入る。
こんなことも初めてのことだけに緊張する(今思えば苦笑するしかないのだが)。
テラスに出てハンギングバスケットとコンテナの花に囲まれサーモンバゲットとチキンバゲットにミルクティーをゆっくり楽しむ。
非日常、こんな時間を持てることが旅の目的の一つだ。後のスケジュールを忘れこの時を楽しむ。
(写真はウェブサイトの Photo Gallery でお楽しみください。下に一部借用しました。)
次の訪問地は Hodges Barn だ。 A 429はひたすら真っ直ぐな道だ。昔ローマ人が作った道は
全て真っ直ぐだったそうだ。で Fosse Way と呼ばれるらしい。真っ直ぐに加えアップダウンが激しい。
ジェットコースターのようだ。コンパクトカーでは登りは青息吐息だが下りは時速90マイルを超えてしまう。これが楽しい。
A 429から B 4040を経て牛の放牧場の中のアンクラシカル道路を通って Hodges Barn 到着。
ゲイトをくぐってお屋敷前に駐車すると先客の2人の日本人がいた。どうやら今日は非公開日でアポイントが無いものは
入場できないようだ。残念、調査不足だった。そこに上品な婦人が登場。折角遠くから来たようだから特別に入場させてあげる。
でもパーキングは外なの。これは失礼。ビジター用パーキングに車を移し、フロントガーデンから見せていただく。
広さは無いが充実した濃密なガーデンだ。面白いことに可愛い飼い犬が案内するように先を歩く。この犬の写真もお見せできない。
恨めしいや雷。バックヤードも含めバラが豊富なガーデンと記憶している。
先客の2人の日本人はホンダの駐在員の奥様方でガーデン巡りを楽しんでいるとのこと。
最初に訪れた Bourton House Garden 共々個人の庭とは思えない素晴らしさだ。
次は「 Buscot Park 」だ。
ここは「ナショナルトラスト」
の管理である。
荘厳なお館には様々なコレクションやシアターがあるらしい。私達の目的はガーデンだ。
ところが私たちが考えるフラワーガーデンはここには無い。 Garden でなく Park であり Ground なのだ。
ウォーターガーデンやウッドランドガーデンなど初めて見る形式のガーデンばかりだ。
充分理解し得ないまま消化不良で見学終了が本音だ。(現在に至るもその傾向は抜けていない)
(写真もウェブサイトの The Grounds などでお楽しみください。下に一部借用しました。)
Burford がおしゃれな街だとの情報があった。 A 361を北上するとそのまま High Street になり
下り坂となる。道路は片側1車線だが駐車スペースが取ってあり広い。視界が開け素晴らしい眺望だ。
両側のお店の建物もおしゃれな雰囲気だ。フェスティバルでもあったのか、仮装した人が大勢いた。
街の外れに中世の橋があり、ここの眺めが良いとの情報もあった。橋は狭く交互通行のシグナルがある。
日本なら架け替えるか拡幅工事をするところだろうが、こちらの人は古いものを大切にする。
そのためには多少の不便は甘受するのだ。見習いたい。
中世の石橋も High Street も車窓見学では充分良さは分からないが、
その雰囲気だけ感じて今夜の宿泊地 Bibury に向かう。
「 Bibury 」は1999年のツアーで訪ねた際、最も印象に残った村だ。
この村の夕暮れを散策したくて 宿泊地とした。見慣れたスワンホテルの前まではすんなり辿り着いた。
しかし、 B&B を探すのに手間取った。ようやく電話ボックスを見つけ電話をすると、
なんと電話ボックスの直ぐ前が捜し求めた B&B だった。
景観を妨げないよう看板が非常に控え目なので、よほど注意していないと見落としてしまう。
チェックインして早速散策に出る。
「スワンホテル」(写真上右)の前を流れる Coln 川の清流を泳ぐ鴨の愉快な写真が撮れたっけ。
店も民家も2年前のままだ。アーリントンロー(写真上左)の裏手からフットパスを丘に登る。
「 Bibry Court Hotel 」(写真下)が見える。豪壮な建物に広大な前庭が広がっている。
まだ陽は高い、散策はここまでとして夕食にしよう。スワンホテルの屋外のテーブルでいただく。
名物の鱒のグリルが美味しい。少しも生臭くない。身がほろほろ、熱々だ。ワインでカンパイ。
今日は結婚披露宴があったらしく、庭にテントが張ってある。その中で宴会はまだ長引いているらしい。
陽気なお喋りの声と笑い声が届く。新婦が可愛い。
(写真はウェブサイトでお楽しみください。一部借用し掲載しました。)
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