第4日 6月9日(日) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
朝から雨模様だ。 English−like で良しとしよう。朝食前に Evershot の村を散策。幅1 km もない
小さな村だ。戸数にしてどの位だろうか?100はないようだ。それでも教会・郵便局兼雑貨屋・小学校は揃っている。
小学校のグラウンドは広くはないが、芝が張られ遊具も沢山ある。教室を覗いたりグラウンドを歩いたり。しばし童心に返る。
小雨の中を出発、 Parnham House を目指す。途中から大雨に変わる。 Beaminster の街に入った頃には
土砂降りだった。地図では近くにいるはずだが見つからない。合羽を着て犬の散歩中のおじさんに尋ねると、その先の石の門が
入り口だが今はオープンしていないはずだと言う。確かにさっきから行きつ戻りつしていた閉ざされた大きな門がそうだったのだ。
さて困った。一昨日訪れたマパートン・ハウスの直ぐ近くだが、開園日が会わず、この雨の中、折角やってきたのに…。
お館につながる小路を見つけ進入(侵入)すると、立派な車が何台も並んでいる。脇に駐車し3メートルはあろうかと言う
豪華なドアーを恐る恐るノックする。ブロンドの上品な奥様登場、申し訳ないが今は公開していないとの丁寧なお断りがあった。
奥からブロンドでスリムな可愛いお嬢様が闖入者を好奇心溢れるまなざしで見ていた。二人とも黒のワンピースがお洒落だった。
失礼をお詫びし辞去。残念。
この雨ではガーデン巡りは無理と判断し、予定のガーデンを1つスキップして Salisbury に向かう。途中 Garden Centre の標識を見つけ左折、雨の中擦れ違う車もなく行けども見当たらない。イギリスでは極端に看板が少ない。 先程の標識も個人の看板でなく道路標識の施設案内なのだ。諦めかけた頃になってようやく小さな私的看板が現れた。標識に 偽りなし、信じて従おう。1999年のツアーで1度訪れたが、個人旅行では始めての Garden Centre である。 時間制限なしだ。それに応える広さと品揃えの豊富さだ。あれも欲しいこれも欲しいとカゴに入れたが大きな荷物になった。 最もお気に入りはブロンズのフェアリーだ。この旅で2体目のフェアリーだ。マイ・ガーデンも華やかになることだろう。 お気に入りについては「 Shopping 」をご覧ください。
先ずは今夜の宿探しをしよう。 Ringwood 周辺を予定し、いくつか候補も考えてきた。第1候補の B&B に
向かう。ところがまたもや見つからない。 A 31を挟んで行ったり来たり。簡単に諦めたくない。ペトロール・ステーション
で聞いても要領を得ない。この辺りではと示されたのは今まで探した区域とずいぶん違う。教えられた区域でも探し
当てられない。悔しいが第2候補へ。ここは郊外にある。難なく見つけた。感じの良いレストランを兼ねた B&B だった。
ところが満室。残念。どこか紹介してくれるよう依頼した。近くの Fordinggridge の街に行けばホテルもインも
あるとのこと。厨房から良い匂いがしてくる。食事をしたいと思ったが満席。ダブル残念。三隣亡か?気をつけよう。
Fordingbridge の街の中心に The Ship Inn を見つけチェックイン。街の名前通り美しい川のほとりの
小ぢんまりとした気持ちの良い街だ。スーパーマーケットを見つけ入ってみる。イギリスにおける初スーパーだ。色々珍しく
楽しい。昼食のサンドウィッチと夜食のローストビーフ、チーズ、サラダとワインを求める。 The Ship に戻り昼食を
済ませ、いざ、次なる観光に・・・。
Salisbury の街に近づくと大聖堂のゴシック様式の尖塔が見える。さすがイギリス一高い教会だ。パーキングは旧市街の 外にあった。旧市街は歴史を感じさせる建物が連なっている。それでも尖塔はどこからでも見える。高すぎてカメラに収めるには 少し離れないといけない。雨はすっかり上がって青空も出てきた。 English−like だ。
内部も素晴らしい。天蓋の模様が良い。ステンドグラスはまばゆいばかりに輝いている。その数も大変なものだ。圧巻。
ゴシック様式の大理石の細工が素晴らしい。陽に映えて黄金色に輝いて見える。
メインストリートを歩く。レンガ造りの古い建物に混じって、ティンバー・ハウスが新鮮だ。迫り出した部分が印象的だ。また、
窓ガラスが時代を感じさせる。
通りではフェスティバルが開かれているらしい。子供に人気のキャラクターが、多肉植物のポットで作られていた。子供たちが
盛んにカメラに収めている。
大きな街は往々にして古い街である。と言うことは道路が入り組んでいて分かりにくい。一方通行も多い。街を出るのに 目的の道路に辿り着くのに苦労する。 Salisbury でも同じ轍を踏んだ。止むを得まい。
「 Mottisfont Abbey 」
はナショナル・トラストのバラで有名なガーデンだ。バラの最盛期である6月の一期間は20時までオープンという、粋な
サービスがある。その恩恵に目一杯浴そうという魂胆である。
修道院であった建物はシンプルなデザインだが荘厳だ。前庭はエバーグリーンの広場だ(写真上左)。広場でスコットランドの
正装をしたナショナル・トラストのボランティアと出会う(写真下左)。本館前にはノットガーデンがあり、猫好き仲間では
有名らしい猫と出会う(写真下右)。
お目当てのローズ・ガーデンの入り口をくぐると芳しい空気に包まれている(写真下左から2枚目)。先ず目指すはこのベンチ
(写真上中、下中・右から2枚目)。これは猫以上に有名(日本語ウェブサイトで調べた限り)。このピンクのバラは今が満開だ。
ボーダーも爽やかな草花が満開だ(写真上右)。
このアーチのバラの蕾はまだ固いようだ(写真下中)。周りの草花の様子から白バラと見た。満開時のホワイト・ガーデンに 何時か遭遇したい。バラだけでなく草花のボーダーが良い。うすい水色のカンパニュラに驚き、デミタスカップほどの大きさだ。 鮮やか(写真上・下左)。白いジギタリスも背丈を越す大きさだ。瀟洒なデザインのベンチがフォーカルポイントになっている。 噴水も趣を添える。
たっぷり楽しんで20時。まだまだ明るい建物を出て左手を清らかで水量豊かな川が流れている。川岸の柳の大きいこと、樹齢何百年か?(写真下中) そういえば Mottisfont の font は泉だ。なんとなく納得。その川に架かる石橋を超えて帰路に着く(写真下右)。
帰路ローカル道路 B 3078を通行中、楽しいものに遭遇する。お馬の親子が道路を横断、しばし停車だ。「お馬の親子は
仲良し小好し… 」歌の通りの光景だ。
The Ship Inn に帰着。1階のパブは大賑わいのようだ。我々は部屋で用意のワインと料理で カンパイ。
疲れた時はこれも気楽で良いものだ。
今日の行程は大幅に狂ってしまった。予定のガーデンを2つもスキップする羽目になった。情報不足、雨、宿探しが原因だ。
雨は仕方ないが、他の2つについては検討しよう。
階下では喧騒が続いているが、シャワーを浴びてダウン。 【T】
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