2003の旅 イースト・アングリア ピーク・ディストリクト その8

花花

第7日 7月16日(水) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の行程  Holmesfield --- Sherwood Forest --- Mansfield --- Newstead Abbey --- Nottingham --- Elvaston Castle ---
View Point --- Holmesfield

Horsleygate Hall のガーデンは素晴らしい。3段の丘になっていて、1段目はパーキング、ガレージ、納屋、 家畜小屋など、2段目が住居とガーデン、3段目がガーデンと農園と言う構成だ。ガーデンは回遊路が設けてあり変化に富んで 楽しめる。モニュメントの発見も楽しい(写真下左)。ハウスの脇のボーダーは奥行きを感じさせる。2階奥が宿泊した部屋 (写真下中)。この窓からの眺めも良かった。玄関のドアーは青色、パーキングからは階段を回遊して登る(写真下右)。 スーツケースを運ぶには少し辛かった。

Horsleygate Horsleygate Horsleygate

アフターヌーン・ティーなどできそうな芝の広場もある(写真下中)。3段目ハウス裏のキッチン・ガーデンにはトウモロコシ、 各種豆類、レタス、かぶ類、ブロッコリーなど様々育てられていた(写真下右から2枚目)。農園の奥には茅葺の東屋も (写真下右)。
ダイニングには奥様お手製の花のクラフトが数々。ブレックファストはオレンジジュース、ラズベリーとヨーグルトでスタート。

Horsleygate Horsleygate Horsleygate Horsleygate Horsleygate

今日の最初の訪問地は Sherwood Forest だ。お馴染み弓の名手ロビン・フッドの活躍した森で The Major Oak がある。少年時代に読んだ 童話の世界(ウイリアム・テルと混同していないでもないが…)に戻りたくて少し遠いが訪れる。
パーキングから Visiter Centre までの森でリスに出会う。こちらではごく普通の光景だがカメラを向けたくなる (写真下左)。案内板も朝の木漏れ日の中爽やかだ(写真下右)。ロビン・フッドと大男リトル・ジョンの戦いのモニュメントも 童心に返らせてくれる(写真下中)。

Sherwood Forest Sherwood Forest Sherwood Forest

気持ちの良い森をショート・ウォーク。すれ違う人たちと Good morning の挨拶も軽やかだ。 The Major Oak は幹周り10メートル、枝の張りは直径28メートルmになる。葉をいっぱい着け重たげだ。何本もの支柱で支えられて いる(写真下左・中)。樹齢800年だと言うから無理はない。それでもロビン・フッドの生きたとされる時代よりは後の ものになるのだが、そんなことは関係ない。威厳を持って立っている。帰りは別ルート、500年後の2代目 Major Oak 候補も育っている(写真下右)。

Sherwood Forest Sherwood Forest Sherwood Forest

Mansfield 街の花飾り Mansfield 街の花飾り

Newstead Abbey へ向かう途中の Mansfield の街で意匠を凝らした花の飾り付けを発見。道路脇に 貨車を利用した花壇とポールにどんな仕掛けか花を懸け足元もフラワーボックスで飾ったものがあった。通過中車窓見物なので 詳しくは分からない。いろいろなアイディアがあるものだ。それよりも大事なのはメンテナンスだと思う。庭園や個人住宅は もちろん公共の公園、街路なども実に良く手入れされている。見習いたい。

Newstead Abbey は Abbey と言っても現在は男爵の邸宅らしい。建物には入らなかったが荘厳なお館だ。 建物前に大きな池があり、水に映るお館も優雅だ。

Newstead Abbey Newstead Abbey Newstead Abbey

鳥類が好きな男爵らしい。孔雀を始めいろんな鳥がいる。皆見た目は気品のある姿をしているが人懐っこくて追いかけてくる。 鳥の落し物にも気をつけなければならない。

Newstead Abbey Newstead Abbey Newstead Abbey

Park Only の入場券を求めた。 Garden でなく Park と謳うほど広い。ロング・ボーダー、 ウォール・ガーデン、フォーマル・ガーデン、ローズ・ガーデン、日本庭園と多様だ。ロング・ボーダー(写真下左)も ウォール・ガーデン(写真下中3枚)も色使いが淡色で好みだ。スパニッシュ・ガーデン(写真下右)はコントラストが見事だ。

Newstead Abbey Newstead Abbey Newstead Abbey Newstead Abbey Newstead Abbey

芝の土手の野草も可愛い花を付けている(写真下左)。写真を撮っていると遠くからわざわざやって来て、撮りましょうかと声を 掛けてくれる人がいる。親切に甘えることにする。池の周りもスタンド仕立てのバラと草花で艶やかだ(写真下左から2枚目)。 日本庭園の睡蓮が満開だ(写真下中)。シダの上に木の橋が架かっている(写真下右から2枚目)。ジャングル気分だ。 広い広場の周りには巨木が日陰を作り、そこにはベンチが置かれている(写真下右)。

Newstead Abbey Newstead Abbey Newstead Abbey Newstead Abbey Newstead Abbey

ノッティンガムについては情報が少ない。レースの産地として有名らしい。そう聞けば妻の興味は高まる。レースショップは ノッティンガム城の近くにあるらしい。ノッティンガム城にはロビン・フッドの銅像もあるらしい。と言うことで訪問。 大きな街であり詳細な地図を用意した。お蔭で迷うことなくお城近くのパーキングに到着。
お城を目指して歩いていたらカウンシルハウス前の広場に出た。何と仰天、この強烈なディスプレーは何としたことか。 紫色のペチュニアのハンギング・バスケットがタワーとなって広場中を埋め尽くしている。しかも、今が盛りだ。これだけで この街に来た甲斐があったというものだ。

Nottingham Nottingham Nottingham

お城の前にはこの城の城主で悪政の限りを尽くす代官に向け力強く弓を引くロビン・フッドに逢えた(写真下左)。城から 下る道筋の右に教会(写真下中)、左側に可愛いティンバー・フレームのレースショップを発見(写真下右)。狭い店内様々な 手編みのレースの作品で溢れている。故ダイアナ妃も御用達とかで皆お高め、小さなテーブル・センターとコースターなど 数点を求めた。機械編みのカーテンがあったらと寸法まで測ってきた、もう一つの情報のレース・マーケットも覗いたがニーズに 合わない。残念。代わりにパーキング近くのショッピング・モールでニットのサマーセーターを購入(妻用)。 Shopping もご覧ください。

Nottingham Nottingham Nottingham

Elvaston Castle に来た。 Derby の街の直ぐ近くの広大な森の中にあるお屋敷だ。駐車し森の中を お屋敷目指して歩く。道の直ぐ脇の地面にリスが屯している。森は深く薄暗いので目が光っている。近づくと一斉に木に登る。 すごい数だ。森では親子連れやサイクリングの子供たちが家路に着くところだ。
お館の前に出た。巨大なトピアリーがいくつも聳えている(写真下左・中)。大きくなりすぎて少し痛みのきているものもある。

Elvaston Castle Elvaston Castle Elvaston Castle

その先には新しく創ったトピアリー・ガーデンが続く(写真上中・下左)。その先の池は水鳥の天国だ(写真下左・中)。 全部は周りきれていないようだが…。

Elvaston Castle Elvaston Castle Elvaston Castle

今日の欲張りスケジュールからすれば、3つのガーデンをスキップした。それだけ訪れた場所が良かったということだろう。 頃合も良し、少し早めに帰ってシャワーでも浴びてからレストランにでも繰り出そう。
帰り道の地図上に気になる View Point がある。 Matlock の南西8 km 程の位置だ。特に目標となる街もない 山の中だ。 A 6から右に逸れ山に向かう。当然のことながら迷子となる。この辺りが View Point としておこう (写真下左)。引き返す途中、民家の庭先で芝刈りをしているおじいさんを発見。尋ねてみた。話が通じたようには見えないが、 そこを右に下ると良い景色だと言ったように思う。行ってみた。確かに深い谷の底は一面の野原だ(写真下中・右)。

View Point View Point View Point

写真を撮っていると上から怒鳴る声がする。マズイ、ここは私有地か?とおそるおそる登っていくとさっきのおじいさんが、 View Point ならうちのテラスが1番だ、ちょっと寄りなさいと言う。お言葉に甘えて居間を通り抜けテラスへ、 遮るものはなく180度のパノラマが楽しめた。奥さんも上品で静かな微笑を浮かべ歓迎してくれた(写真下左)。
礼を言って帰ろうとすると、何か飲んでいかないか Tea Coffee or Wine とまで言ってくれる。さすがに そこまではとお土産のキーホルダーを渡して辞去したが、今となればお言葉に甘えて置けばよかったかな、との気もする。 こんな交流ができるのもイギリス人の懐の深さだろう。良く調べてみると View Point は山の頂上のようだ。 しかし、目も心も愉しませてくれた素晴らしい View Terrace だった。おじいさんは芝刈りを再開したようだ。 お世話になりました。

View Terrace View Terrace View Terrace

帰路を急ぐ。途中気がつくと、明日訪問予定の Chatsworth House の敷地内を走っている。右手に壮大な お館を見つつ、道路( B 6120)脇を平気で歩く羊を撮影したり道草が多い。

Peacock Peacock Peacock

そんな訳で帰着は大幅に遅れた。レストランは無理のようだ。昨夜のパブ、ピーコックにした。昨日より少し早い。 よい写真が撮れた。  【T】

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