第5日 6月25日(月) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の行程 Norton Sub Hamdon --- Mottisfont Abbey Garden --- Winchester --- Hinton Ampner --- Etchingham
今日の走行距離 338km
Carpenters
今日でCarpentersともお別れだ。
この地区の宿泊先として多くの情報の中から、第1候補として、リンクサイト”Pub & Inn Green Dragon”で見つけたB&Bを選んだ。
しかし、何度も電話をしたが繋がらない。イギリス人のことだから長期休暇ということもあると思い、
2ヶ月ほど待ってみたが繋がらなかった。
それではと、02年の旅で予約なしで訪ねて、満室のため他のB&Bを紹介してくれたB&Bのガーデンの印象が良かったので、
そこに電話をしてみたら、閉鎖したとの返事だった。
Carpentersは第3候補だったのだ。”B&B for Garden Lovers”に登録されているし、予約のメールを入れたら、
即座に色々なパンフレットを送ってくれたことからも、良いB&Bと確信していたが、期待以上のホスピタリティーだった。
今日のフルイングリッシュはスクランブルにしてもらった。ふわふわでとても美味しい。
妻がChrisに作り方を教わっている。生クリームやバターを使っているようだ。
お土産にしたイグサのランチョンマットを調味料を置くマットとして使ってくれたのだが、
今日はもう一つの柄と入れ替えてある。細かい心配りだ。
出発時間になっても雨が降りしきる。表口からのアプローチが長いので、Mikeの指示で裏口に車を移動すると、
重いスーツケースを運んでトランクに入れてくれる。Mikeの肩が濡れているのはその所為だ。
Chrisからは「スピードを出しすぎちゃ駄目よ!」と念押しが入る。お気遣いありがとう。また、お逢いしましょう。お元気で!
Mottisfont Abbey Garden
今日はDorset地区(B&BはSomerset)からKent地区(B&BはEast Sussex)への移動だ。
長距離運転だけに晴れて欲しいところだが断続して強い雨が降る。ワイパー全開も度々だ。今年はお天気に恵まれない。
ダッシュボードに室外温12℃と表示されている。暖房を入れる始末だ。
途中でPetrolを補給する。ガソリンの高さには驚く。この旅では平均して1リットル98.99ペンスだ。
円に換算すると250円だ。ドルで考えれば昨年と変わらないが、円安の分だけ高く感じるのだ。嘆くまい。
今日の最初の訪問地はMottisfont Abbey。A303をSalisburyまでひたすら東進する。
この道はこれまでに何度走ったことか、すっかりお馴染みの車窓の眺めだ。
Mottisfont Abbey Gardenも5年ぶりの再訪だ。02年は6月9日に訪れている。満開のバラを満喫したものだ。
到着時も雨が降っている。暫くアビーを見学したが狭いし暗いしで、雨を突いて表に出る。
ノットガーデンが迎えてくれる。マリーゴールドとラベンダーが満開だ。これはパーティアと呼ぶべきか。
期待のバラには今年は少し遅すぎたようだ。バラは終ったとはいえ、それぞれの時期の花を楽しめる。
日時計その3だ。その2のKingston Lacy Gardenの日時計とそっくりだ。
雨の降る中だが訪問者は結構いる。擦れ違う傘を互いに傾け"Hello"の挨拶も楽しい。
02年にはなかった、馬小屋を改装した大きなレストランでランチ代わりにケーキとミルクティーをいただく。
大きな木があった。"The Mottisfont Plane"と名付けられたスズカケノキだ。
脇のプレートに高さ40m、胴回り12m、樹齢300年とある。堂々たる見事な枝ぶりだ。
傍らを流れる川は今日も豊かな水を湛えている。柳の大木もますます緑を深くしている。
Winchester
この旅ではまだ街の観光をしていない。Bournemouthの街を少し歩いただけだ。妻がWinchesterが面白そうだというので遣ってきた。
長い歴史ある街らしい。その代表がウィンチェスター大聖堂だ。例によってパーキング探しに少し手間取る。
大聖堂とはHigh Streetを挟んで反対の直ぐ近くに駐車できた。先ずはPost Officeで切手を購入しPostcardを投函。
ショッピングは後回しにして、Winchester Cathdraleへ。11世紀からの小ぢんまりした大聖堂だ。奥行きは相当深い。
ジェーン・オースティン(Jane Austen)が亡くなった家を探して大聖堂の裏口を出ると、素晴らしいティンバーハウスが並んでいた。
近くにはカレッジが多いようだ。学生らしき女性に道を尋ね探し当てたのは何の変哲もない民家だ。
玄関の上の小さなプレートがなければ分からない。200年以上も経った家とは思えない。
High Streetへ戻って先ず目に付いたのは子供服の店だ。ちょっと高級店に入ってしまったようだが、可愛い孫のためなら・・・。
男の子にはお洒落なブラウスで決まり。
女の子には母親から「ピンクとフリフリはダメ!」と言われている。このワンピースはいかが?
Hinton Ampner
次の目標Uppark Gardenに向かってA272を東進中、右手に華麗な門構えを発見。ナビゲーターに地図を調べさせるとHinton Ampnerだと言う。
何という調査漏れだ。ナショナルトラスト所有の名園ではないか。即、Uターンして門をくぐる。
お館の前にテラスが開ける。階段の蹴上げの部分にエリゲロンが良い雰囲気に広がっている。
トピアリーも芝も厚いように思われる。植栽は春と夏の端境期で華やかさはない。
グラスで構成されたガーデンも斬新だ。ここでも厚みを感じる。由緒あるお屋敷なのだ。
ただ、何となくおどろおどろしげな雰囲気がするのは雲が低い所為だけではないようだ。(幽霊屋敷として有名なのだそうだ。)
得をした気分でUppark Gardenを目指すが、A3のランドアバウトで方向を間違えてしまう。
Uターンしたくても次のランドアバウトが出てこない。時間と空模様を考え今日の観光はここまでにしてB&Bを目指す。
King John's Lodge
ノンストップで走って2時間半、途中で02年に3泊したShortgate Manor Farmの前を通る。
佇まいは少しも変わらない。Ethel は元気だろうか? 懐かしい思いだが、立ち寄るのも迷惑な話だろう。
18時20分、King John's Lodge到着。憧れ続けたB&Bだ。14世紀からのLodgeでKing Johnが幽閉されたことがあるという。
その古めかしい玄関のドアーを叩くと、建物に負けず古めかしいホストRichardが顔を出す。
14世紀からある部分の部屋に通される。狭くて天井の低い歴史の重みを感じさせる部屋だ。幽霊は大丈夫だろうか? 心細い。
さあ、五日間の滞在だ。荷物を全部タンスに移し、ステイの態勢だ。
Richardにお土産(お煎餅)を渡し、近くのレストランとパブを紹介してもらう。
その前に、King John's Lodgeはナーサリー&ガーデンとしても有名なのだ。NGSにも登録されている。
リビングのドアーを出て階段を下りる家の壁沿いの植栽が厚い。壁にはバラやクレマチス・藤など蔓性植物が這う。
広いエバーグリーンの広場に幾つかのサークルの花壇がある。それぞれに植栽を変えてある。今は中央のサークルが見事だ。
まだまだ広いガーデンだが、今日は足場が悪い。晴れた日にゆっくり巡ろう。
Pub White Horse
Richardが教えてくれたパブはBar and restaurantでお洒落なお店だ。
レストランの一番奥に席を用意してもらう。メニューはメインは
・ Pancetta wrapped rouled of chickin stuffed with mashrooms leek fonduewhite wine sauce
・ Asparagus risotte with pecorino cheese & truffle oil デザートに
・ Selection of ice-creams and sorbets in tuille basket
・ Fresh orange tart with blood orange sorbet を選んだ。
ウエイトレスの間違いで違うデザートが出た。間違いを指摘したら機嫌が悪くなってしまった。
あまりに美味しそうで写真を撮り忘れたのに気が付いたのは半分以上食べてからだ。
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