5. The National Trust (NT) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
写真説明のガーデン名をクリックするとガーデン紹介にジャンプします。
英国のガーデンを語るのにナショナル・トラストは外せない。 |
|
この項の写真はNTの年間訪問者数Best10(2005/06、2004/05ともほぼ同じ)の内 筆者が訪れたプロパティーを掲載する NTには世界遺産も5つある 筆者は全て訪れた |
No.1 Wakehurst Place 2002 Royal Botanic Gardens キューガーデンの分室 年間40万人を超える訪問者を誇り連続No.1 沢山の彫像やモニュメントも楽しい |
プロパティーの数々をホーム・ページから拾うと |
|
と記載されている。何とも魅力的なプロパティーの数々だ。 これに付随した家具.・調度品、10,000点の油絵、500,000冊の書籍などの文化遺産も含まれるのだ。 有料で公開している建物や庭園への訪問者は年間1,200万人、 無料公開している田園地帯や海岸線には年間5,000万人が訪れているという。 |
No.2 Stourhead House & Garden 2004 ランドスケープガーデンの代表格 湖の畔に佇むパンテオンやテンプル 避暑用の洞穴( Grotto )や石橋などが印象深い |
No.3 Fountain Abbey 2005 修道院の遺跡を取り込んだ 広大なランドスケープガーデン 世界遺産に登録されている |
No.5 Polesden Lacey 2002 素晴らしいコレクションのローズガーデン 気品ある館の前に遥かに広がるランドスケープ クイーンマザーが新婚時代を過ごした館だ |
私達は最初、会員になればこれらの大半への入場料が無料になるから、
年に夫婦で5、6ヶ所廻れば元が取れるという経済的動機で入会したが、
ボランティアの方々の温かな歓迎とその素晴らしい庭園・美しい海岸線・自然豊かなカントリーサイド・
壮麗な城・荘厳な教会・タイムスリップしたような村などに出会い、
The National Trustの精神に心から賛同し継続して会員になっている。
本部から年3回ほど冊子などが送られてくる。
The National Trustはイングランド、ウェールズ、北アイルランドを統括しており、
スコットランドには独自にThe National Trust for Scotlandがある。
しかし、どちらかの会員であれば相互のプロパティーへの入場が無料となる。
私にとってThe National Trustのメンバーシップであることは今や誇りであり、喜びである。
英国には同様の趣旨で政府が関与した機関として、
歴史的建造物を保護するイングリッシュ・ヘリテージ(English Heritage)と
自然保護機関であるイングリッシュ・ネイチャー (English Nature)がある。
また、第2回の「英国ガーデンのマインド」で述べたナショナル・ガーデン・スキム(National Garden Scheme)と併せ
数多くの多様なガーデンを楽しむことが出来る。
No.6 St. Michael's Mount 2004 モンサンミッシェルのイギリス版 満潮時は海に浮かび 干潮時のみ歩いて渡れる 自然が残っているという意味ではこちらに軍配 |
No.7 Lanhydrock 2004 17世紀の素晴らしいゲートハウス ベゴニアのフォーマルガーデン トピアリーに囲まれたローズガーデン |
No.9 Sheffield Park Garden 2002 Capability Brownによるランドスケープガーデン 深い森の落葉樹は紅葉の秋が素晴らしいという 一方南洋的な針葉樹も多く見られる |
テーマ 一 覧 |
第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 第6回 | 第7回 | 第8回 | 第9回 | 第10回 |