10. カラー・ガーデン ウォーク・ガーデン 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
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☆ カラー・ガーデン(Color Garden)
最もポピュラーなのはホワイト・ガーデンだろう。
有名なシシングハースト・カースル・ガーデンのホワイト・ガーデンは壁やイチイの木で囲まれたガーデンの真ん中に
白いつるバラのアーチがあり、周りに緑のヘッジで仕切られた幾つもの花壇がある。
そこにはマーガレット・ユリ・カラー・エリンジウム・フロックス・フランネルソウ・ニゲラ・クランベ・
シャクヤク・アイスバーグ・など白い花とシルバーリーフで白一色の世界が創出される。
他にはビビッドでホットなレッド・ガーデン、目にも爽やかなブルー・ガーデン、
明るいイエロー・ガーデン、華やかでシックなパープル・ガーデン、
元気が出るオレンジ・ガーデンなど様々なカラー・ガーデンがある。
Hestercombe Gardens 目映いほどのシルバーボーダー |
Thorpe Lodge B&Bにしてこの素晴らしさ |
Sissinghurst Castle Garden ホワイト・ガーデン |
Sissinghurst Castle Garden オレンジ・ガーデン |
☆ ウォーク・ガーデン(Walk Garden)
ウッドランドガーデンと呼ばれるれっきとした散策のためのガーデンンがある
。樹木とその下草を楽しめる遊歩道のある広大なガーデンだ。
それとは別に、イギリスでは散策ができる木と芝で構成された緑一色のガーデンを良く見掛ける。
これを私が勝手にウォーク・ガーデンと名付けたものだ。散歩好きな英国人好みのガーデンと言えよう。
例えばアウトドアーガーデンの一部で散策のためのガーデンとして、
ヒドコート・マナー・ガーデンのイチイの木の生垣で仕切られた200メートルの真っ直ぐな芝生のロング・ウォーク、
シシングハーストの円形の生垣の中に芝があるロンデル、
ライムの並木道のライム・ウォーク、イチイの木で囲まれたイュー・ウォーク、
チャッツワースの500メートルものブロード・ウォークなどが印象に残る。
他にはガーデンの中を流れる小川に沿って走る小径のストリーム・ウォーク、
ガーデンをつなぐ木立に囲まれた道のウッドランド・ウォークなども一つのガーデンといえる。
いずれも切り替え(仕切り)と繋ぎ(移動)の機能を担う。
イングリッシュガーデンを楽しむということは裏返せば歩くことなのだ。
Sissinghurst Castle Garden 円形の囲い ロンデル |
Cawdor Castle ウッドランド・ウォーク |
Hidcote Manor Garden 200mのロング・ウォーク |
Sissinghurst Castle Garden 行き着く先に彫像が待つ |
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