
第7日 5月27日(木) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の行程 Belsyde --- Greenbank Gardens --- Pollok House Garden --- Glasgow (Cathedral, School of Art, The Willow Tea Room) ---
Finlaystone Garden --- Belsyde Country House
今日の走行距離 222km
今日の万歩計 12,800歩
Belsyde ベルサイド
8時の食事前にベルサイドの周りを一巡りしようと外に出たが寒い。ハウスの裏手は芝の広場を囲んでコニファーと灌木のボーダーになっている。
先に見えるはずのリンリスゴーの街並みも湿って空気に霞んでいる。曇り空で気温8℃と冷え込んでいる。
早々に切り上げ、母屋のシッティングルームに入る。部屋にはストーブが焚かれている。アンティークの調度で居心地の良い部屋だ。
ダイニングに移り、フルスコティッシュをオーダー。食前にリンゴジュースとグレープフルーツのコンポートにヨーグルトとドライフルーツを乗せていただく。 食欲が刺激され、今朝もお腹一杯いただいた。妻はここのパンケーキがお気に入りだ。食後には「昼のおやつに」とチョコとクッキーを出してくれた。
Greenbank Gardens グリーンバンク・ガーデン
今日はエジンバラと並ぶスコットランドの大都市グラスゴー(Glasgow)方面を巡る。最初は05年にも訪れた
グリーンバンク・ガーデン、ナショナル・トラスト(NTS)の管理だ。
ショップを通って庭にはいる。ハウス前の芝の広場ではNTSのボランティアだろうか、お洒落な感じで芝刈りに専念する男性がいる。
「おはよう」と声を掛けたが、ヘッドフォンの所為か見向きもしてくれない。白亜のハウスは18世紀の物で16の部屋があるという。
露に濡れた芝の上を歩いて行くと、ハウスの正面に壁で囲われた1万平米の広さがあるウォールド・ガーデン(walled garden)がある。
ヘッジや高木を上手く使って12の部屋に仕切ったアウトドアルーム・ガーデンになっている。私の好きなスタイルの庭だ。
入口から真っすぐ伸びるロングパスの中心の日時計がフォーカルポイントだ。左右にそれぞれ趣の違う庭が配されている。
ボーダーのホスタの伸びやかな色形は何ともうらやましい。(この夏の陽だまりのホスタは葉が焼けて見る影なしだ)
素晴らしいフォーマルガーデンがある。ヘッジの刈り込み方も実に凝っている。オーナメントも効果的に使っている。正面のベンチの両脇は白い獅子のオーナメントだ。
湿生植物のポンド・ガーデンも幾つもの意匠が凝らしてあり、ワクワクしてくるガーデンだ。ポンプと水桶の配置も憎い。水音もデザインの内だろう。
それにつけても、イチイのヘッジの厚いこと。
ボーダーのカラースキム(色彩計画)の素晴らしさには感嘆するばかりだ。新しい試みもなされている。新型の日時計が設置されている。仕組みの説明があったが難しい。 トピアリーを集めたルームもある。”いもむし”と”かたつむり”。遊び心と夢に溢れている。ガーデナーが一番楽しんでいることは間違いない。
ここの日時計も文字盤がいくつもあるタイプだ。どっしりと存在感がある。その姿が見通せるポイントは幾つもある。
重ねて述べるが、ボーダーの植栽はカラースキムのお手本のようだ。隣り合う植物の花や葉や幹の色、形、大きさ、質感、背丈、花期などを考慮して組み合わせているのだ。
コントラストやハーモニーの妙だ(写真下左から2枚目)。
青銅製の女性像は水の精とでもいおうか、水に濡れた姿はセクシーでもある。逆にユーモラスなトピアリー、下の右から2枚目は”ととろ”にもフクロウ”にも”うさぎ”にも見えるが、
私としては“Snorlax”説を採りたい。ポケモンのカビゴンの英語名だそうだ。色々に想像を膨らまさせるのもガーデナーの狙いでもあろう。右は可愛い小犬に見える。
Pollok House Garden ポロック・ハウス・ガーデン
ポロック・ハウス・ガーデンに着いたころには雨が降り出した。かなり大粒の雨だ。
雨宿りがてらハウス内を見学する。ポロック・ハウスも18世紀の邸宅で、1900年前後のカントリーハウスの優雅な生活の模様が展示してある。
また、スペイン絵画のコレクションも数々だ。NTSらしく要所にボランティアが待ち受け説明してくれる。(屋内は撮影禁止)
空は渋っているが、何時までも雨宿りしている訳には行かぬ。ハウス脇のヘッジガーデンに出る。整然と刈り込まれたヘッジは5年前と少しも変わらぬようだ。
ハウスも壮麗だが、両サイドのガゼボにしても手摺にしてもハウスとマッチして重厚だ。
その先に一段低くしたフォーマル・ガーデンがある。周囲は鮮やかな芍薬が取り囲んでいるが、植栽は各パーツ単一の宿根草だ。シンプルを旨とするガーデナーのようだ。
その中心部のガゼボは新しいものだが、ハウス前の古いガゼボの屋根に模している。調和を感じる。
ハウスの前のテラスもヘッジガーデンになっている。今はヘッジの中の草花に花がないので地味だ。次のテラスは深々とした緑の芝が広がる広場だ。極めてシンプルだが、 それが、間をつなぐ構造物やオーナメント類の重厚さを際立たせ、素晴らしいガーデンになっているのだろう。
Glasgow Cathedral グラスゴー大聖堂
スコットランドの首都はエジンバラだが、最大の都市はグラスゴーだ。エジンバラは政治の中心地、グラスゴーは経済の中心地とも対比される。
私達の旅の目的のガーデンは都心には少ないし、道に迷うことが多いので大都市はパスすることにしている。05年の旅でもグラスゴーは通過したのみだった。
しかし、今回は敬意を表して訪ねておこうと、諸々リサーチした。しかし、博物館や建造物に関するものが多く興味を惹くものが少ない。
ナビ子ちゃんにお目当てのパーキングの位置を指示し、思惑どおり、ウィロー・ティールーム近くのパーキングに到着したはずだ。
5階に止め、エレベーターに乗ると、折良くガードマンと乗り合わせる。用意の"streetmap"の5000分の1の地図を見せ、「ここはこの地図でどこか?」と聞き地図上に記してもらう。
思惑の場所と違う、おかしいなと思いつつ「グラスゴー大聖堂へ行くにはどうしたら良いか?」と尋ねた。
これが間違いのもとだった。後で分かったのだが、教えてくれた位置そのものが間違っていたのだ。(グラスゴー大聖堂を選んだのは情報が最も多かったからだ)
それとは知らず、教えられた方向に歩く。かなり歩いてから、可笑しいなと思い、別の人に尋ねる。その方向に歩くが、また違うようだ。また尋ね、また迷う。
スタートから30分歩いて、4回目に尋ねた人に「ここから歩くのは大変よ。タクシーを使ったら」とのアドバイスだ。タクシーに乗りようやく到着。
5ポンド支払ったから、かなり遠かったということだ。
皆さん本当に親切に教えてくれたのだが、地図の読み方が日本人と少々異なるので、こちらが正しく理解できなかったのだろう。
それに、イギリス人は歩くことが好きだから、タクシーの選択は余程離れていないと勧めないのだろう。
それにつけても、最初のガードマン氏が正しい位置を教えてくれたら、間違えたにしても、タクシーで行くことを勧めてくれたらと、ちょっと恨めしく思う。
教訓、「大都市観光はタクシーを活用すべし」。
12世紀に献堂されたという大聖堂は残念なことに修理中でその美しい全景を見ることができないが、雨に洗われしっとりとした姿は荘厳さは伝わる。
中に入るとその広さに驚く、長さ87m、幅20m、高さ32mとのことだ。天井を見上げると、意外に素朴だが精緻な木の骨組みが見られる(写真上右から2枚目)。
身廊(Nave)の西面のステンドグラス(写真下右)の下にケルト十字(写真上右)が重々しく立っている。何か惹きつけられるものがあって撮影したが、
このケルト十字に関する情報は少ない。
身廊を祭壇方向に進む。身廊と翼廊が交差する部分(写真上右から2枚目の塔のある部分)とその奥の内陣の天井は見事な装飾がしてある(写真下左)。
内陣も見学できる。両脇は見事なステンドグラスが施され、荘厳にして豪華な建築様式のアーチに囲まれた最奥部に祭壇が祭られている。
両サイドには豪華な花が飾られている(写真下左から2枚目ここにも生花があった)。
内陣の上のステンドグラスは4人の伝道者、聖マタイ(St. Matthew)、聖マーク(St. mark)、聖ルカ(St. Luke)、聖ヨハネ(St. John)を示している(写真下右から2枚目)。
Christ of St John of the Cross 十字架の聖ヨハネのキリスト
大聖堂の目と鼻の先に"St Mungo Museum of Religious Life and Art"があった。あるサイトで”サルヴァドール・ダリ(Salvador Dali)によるキリストの絵”
が展示されているという情報を得た。期待を込めて一回りしたが、それらしき物は見つからない。案内所で訪ねたが「アメリカがどうのこうの」と要領を得ない。
結論として今はここにはないということだと諦める。
帰国後調べると、確かにダリが描いた「十字架の聖ヨハネのキリスト」(Christ of St John of the Cross 写真右)という絵が、
グラスゴーの"Kelvingrove Art Gallery and Museum"に所蔵されている。そして、それは6月の末からアメリカ・アトランタの"High Museum of Art"
に貸し出されているのだという。だから、1か月前のこの日にはKelvingrove Art Galleryにも展示されていないと教えてくれたのだろう。
我が英語力はこのレベル 反省。あるサイトも案内所の方も正しい情報だったのだ 反省。
画像は"WIKIPEDIA"より
これも調べていて分かったのだが、1階のティールーム前の広場に何やら日本風の石庭らしきものがあったが、これを"Zen Garden"と謳っているのだ。
日本の禅寺を知る者には、いささかメンテナンス不足と感じる。事程左様に、外国の庭を真似るということは難しいものなのだ 反省、発奮。
Glasgow School of Art グラスゴー芸術学校
次に情報が多かったのは、建築家チャールズ・レニー・マッキントッシュ(Charles Rennie Mackintosh)
に関するものだ。その中から彼が学んだグラスゴー芸術学校(GSA)を訪ねることにする。
今度は迷わずタクシーを拾う。車を停めたパーキングの前を通過して間もなく芸術学校到着。タクシーを降りて建物を見上げていると、若い女性が寄ってきて
「5分後にガイドツアーが始まりますが、参加しませんか?」と言う。予約が必要と思っていたので、これはラッキーと応ずる。
「今日は授業があるからアウトサイドだけですが」と学校の横手の入り口からショップに導き、「受付をしてください」と言う。
待つこと暫し、20名ほどのグループが集合、先ほどの女性は、ここの学生でボランティアでガイドしてくれるのだ。先ずは正面入口へ、
見学スポットは道路を挟んだ向かいのビルの階段だ。入口階段は学生がひっきりなしに出入りしたり、階段に座って談笑する姿が見える。青春している(写真下左)。
玄関アーチの上の屋根にガラス玉を4つぶら下げたオブジェが見える。マッキントッシュ作に間違いない。フェンスの各所にも窓の外にも意味不明のオブジェで一杯だ。
これがアール・ヌーヴォーというものかと一人納得(写真下中、右から2枚目)。諸々説明してくれるが、私にはほとんど分からない。已む無く写真撮影に専念する。
ショップとは反対の側面の窓の格子のデザインは、日本の障子がモチーフとなっているとのことだ(写真下右)。
この説明をする時、ガイド「あなたたちは日本人ね」と確認される。日本文化が評価されてちょっと鼻が高くなった気分だ。
この後、「学生の授業の邪魔にならない校内の1カ所だけお見せしましょ」と"Furniture Gallery"に案内してくれた。マッキントッシュがデザインした家具類が所狭しと
並べられている。スコットランドだけにケルト民族の幾何学と何故か日本デザインの影響を受けたという直角と直線のデザインが彼の特徴というが、
木を柔軟素材として扱い美しい曲線も見られる。一つひとつ写真に収めて帰りたくなるほど美しいデザインだが、撮影禁止が残念だ。そこで、ネットショップの写真をお借りした。
ハイラダーバックチェア・ヒルハウスと名付けられている(写真右)。彼のデザインした椅子は、座るよりも見るための家具として、
今でも人気が高くさまざまなデザインの椅子が日本でも販売されているのだ。この椅子も直線ばかりに見えるが、足は円形や楕円形をしているのだ。
マッキントッシュは16歳で建築家に弟子入りし、同時にGSA夜間部にに入学しデザインとアートを学び、学生時代から才能を発揮したという。
卒後、イタリアに留学し、20代の若さで母校GSAの設計コンペに優勝し建築家として、幾つものビルを設計している。更に家具デザイン、インテリアデザイン、彫金、
など多才なな才能を発揮し、当時興ったアーツ&クラフツ運動、アール・ヌーヴォーの先駆者となる。
しかし、建築家としての名声は上がらず、時代背景もあり設計依頼は途絶える。晩年は妻と共に南フランスに移り、水彩画家として暮したという。
彼の業績が評価されたのは没後のことだったという。
下の写真7点は正面の通りのフェンスの各所に立てられていた彫金のオブジェだ。この作品については論評を避けよう(要は理解不能ということ)。
The Willow Tea Room ウィロー・ティールーム
時刻も丁度15時、マッキントッシュがインテリアをデザインしたことで知られるウィロー・ティールーム
でティータイムにしようよと坂を下り大通りに出る(この辺りは坂の多い街区だ)。居合わせた婦警さんに現在地を尋ねる。そして、駐車券を見せパーキングの場所も尋ねると、
1区画も離れていない場所で建物が見えるではないか。かのガードマン氏が記してくれた場所とは大違いだと、ここで判明したのだ。
ウィロー・ティールームも教えてもらいなんなく到着、直ぐ近くなのだ。この1時間余りでお馴染みとなったデザインの看板が見えてくる。正面の格子のデザインも嬉しい。
ただ、上のフェンスの彫金と同じデザインの丸いオブジェは相変わらず理解不能だ(写真下中)。
時分時でもあるし混んでいるかと思ったが、幸い幾つか席が空いていた。オーダーは妻がアップルパイ、私はストロベリータルト、久々にコーヒーを飲む。
ナプキン入れのデザインもマッキントッシュのものだ。大の男がケーキを2つもパクついている姿が見える。イギリスだ。
彼のデザインで有名な椅子は下右の写真だ。背もたれの曲線が美しい。座り心地もすこぶる良い、ように感じる。
ついたてや階段の欄干や食器棚などのデザインも格子模様が多用されている。
撮影の許可を問うと、快い返事で例によって我々のスナップも撮ってくれる(妻から肖像権の許可が出ず、掲載できない)。
1階のショップに(ティールームは2階)マッキントッシュ関連の本がたくさん置いてある。椅子の写真の本を探したが、思うようなものがない。
彼の業績は他にも沢山あり、椅子はほんの一部なのだと知る。小さな素敵なバラのデザインの鏡が気に入り購入する
(いずれ「イギリスで買ったお気に入り」に掲載する)。
Countryside カントリーサイド
グラスゴー中心部の情報は他にも用意してたが、後のスケジュールとの関係でこの辺でサヨナラする。
M8からA8と繋いで西に走る。路上に設置してある警告標識(看板)に面白い表現がある。妻はそれをノートに記して教材としている。
"Fasten seatbelt front and back" 後部座席もシートベルト着用はいずこも同じのようだ。
"Queues likely" 渋滞が発生しやすい地点に立っている。写真右の標識だ。愉快で分かり易い。
"When red light show wait here" 工事などで片側交互通行の時の臨時の信号機の前にある看板。そのまんまだ。
"Tiredness can kill you" サービスの手前に良くある、怖い警告だ。素直に一休みしよう。
"Filter lane" ラウンドアバウトにおける左折専用レーン。ラウンドアバウトの回転車線に入ることなく左折できるシステム。混雑緩和に効果絶大だ。
Finlaystone Garden フィンレイストーン・ガーデン
A8を気持ち良く高速ドライブをしていると、突如フィンレイストーン・ガーデンの標識が出る。
少しぼんやりしてしていたのかもしれない。入口を通り過ぎてしまう。"Tiredness can kill you" 気を付けなければと自戒。
次のジャンクションで降りて、
下の道を戻ろうとしたが、通行止め。A8を東へ戻り次のジャンクションでUターンして再度西進、ようやく到着だ。とはいっても、パーキングから約30km、
20分のドライブだ。グラスゴーの外環モーターウェイが多少混雑しててもこの早さだ。ここには広大な森の中に子供のためのアドベンチャーゾーンやピクニックや
キャンプのエリアもあり、グラスゴー市民の憩いの場となっているようだ。
フィンレイストーンのお館は円塔に丸屋根が2棟と四角いタワー1棟を備えてお城のような建物だ。実際14世紀の城を取り込んでおり、19世紀末に改造されている。 姿と言い、石の色と言いメルヘンチックで開放感あふれるお館だ。お館前のサンクンガーデン(Sunken Garden)も簡潔で良く整備されている(写真上中、右から2枚目)。
ビジターセンターのショップを抜けるとウォールド・ガーデンに出る。中央に噴水を配したフォーマルガーデンになっている。先に進むと匂いの庭(Smelly Garden)、そして、
ノット・ガーデン(Knot Garden)と続く(写真上中、下右)。ノット・ガーデンは辞書には装飾花壇と訳されているが、柘植などの低木灌木を結び目のように刈り込んだ庭のことだ。
さらに、湿地ガーデン(Bog Garden)など幾つかのガーデンが点々としている。その一つに"Celtic Paving"なるものがあった(写真上右から2枚目)。
スコットランドらしくケルト模様を石で描いてある。この上を歩き始めたら、永遠に続く道だ。
それらを結ぶパスが緩やかな曲線を描き、さまざまな花や灌木が植栽されている。写真下左から、球根植物(ブルーベル)、灌木(石楠花、つつじなど)、
高木花木(キングサリ、ライラックなど)、オランジェリーの向こうの白い休憩所の屋根は白いモンタナだ。
ホスタとアスチルベの組み合わせ、色遣いや多肉植物をカバープランツとしてしようする(写真上右)など色々学ぶ。
明日の夕方に"The Falkirk Wheel"というお楽しみのプランがある。詳しくは明日の旅日記をご覧いただくとして、運河の高低差を解消するための手段の一つだ。
これを知って、イギリス人の知恵の素晴らしさに改めて感服し、是非乗ってみたいと3月の末に早々と予約してあるのだ。
ナビ子ちゃんという強い味方は得たものの、同じエリアに滞在しているのだから、明日の為に下見をしておこうと考えた。グラスゴーの外環道路から、
M80、A80、A803と繋いで行くが、さすがに大都市グラスゴー、エジンバラ、スターリングの間を結ぶ幹線は渋滞している。
おまけに再び雨も落ちてきた。オートマチック車でないのでこんな時は少々辛い。それを慰めるように虹が出てくれた。
The Falkirk Wheelのパーキングを確認、Wheelの姿も遠目に見て期待を膨らませリンリスゴーに向かう。
Ship 2 Shore 24 シップ 2 ショア 24
今日のディナーはベルサイドのNan Hayの一押しのシーフード・レストランシップ 2 ショア 24だ。
今朝の出発前に予約してくれるよう依頼してきた。
混雑するリンリスゴーの街中だが、運よくスムーズに駐車スペースを見付ける。お店は直ぐに分かった。店の前で写真を撮っていると支配人が出てきて
「Nan Hayの紹介のウチダですね」と声を掛けてくれる。やはり日本人客は珍しいのだろう。Nan Hayとは長いつき合いだといい、
「お薦めはシーフード・プラター(Seafood Platter)です」とのことだ。お薦めに従う。何か追加しようと思ったら「この1品で十分満腹になります」とのことだ。
店名について聞くと”ショア 24”は水揚げ後24時間以内に店で供すことを意味するという。”シップ 2”については聞きもらした。
ナプキンリングもカニがモチーフで楽しい。最初にパンが出てきたが、結局手をつけないまま終わった。
そして出てきたプラターがご覧の通りだ。オマールエビ、ロブスター、ランゴスチン(手長エビ)、オイスター、ムール貝がごろごろしている。思わず笑顔になる。
プラターの写真を撮って良いかと聞いたのだが、ここでも「ノープロブレム」と言いながら二人の写真を撮ってくれる。
何んとも色鮮やかで食欲も増すというものだ。プラターに合うとお薦めのワインを飲むのを忘れるほど夢中で食べる。新鮮、美味、幸福。レモンもハーブも全て完食。
かくて、残ったプラターを見て(写真下右から2枚目)、支配人も目を丸くしている。日本も島国で魚が美味しい国で生で食べることを説明すると納得したようだ。
写真下右2枚は食べた殻で出来たオブジェである。左が私で、右が妻の分だ。ワインも飲み干し、大満足のディナーを終わる。
レストランの並びに子供服ショップがある。勿論閉店しているが、ウインドー越しに可愛い洋服が見える。明日は予定を変更して、
ここでのショッピングを組み込むことに相談がまとまる、爺婆馬鹿振りである。
雨も上がり、B&Bの窓から見えるリンリスゴーの街灯りが煌めいている。ナイトキャップをやりながら飽かずに眺める。至福だ。
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