2014年の旅 イーストアングリア

花花

第8日 6月27日(金) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

今日の行程        Homefield Guest House --- Bure Valley Railway --- Norfolk Broads(River Trip) --- Bure Valley Railway ---
 East Ruston Old Vicarage --- Mannington Gardens(Evening Opening) --- Homefield Guest House
今日の走行距離     141 km
今日の万歩計       16,200 歩
今日の出発時気温    15.5 ℃

ホームフィールド・ゲスト・ハウス  Homefield Guest House

Homefield

初めてのB&Bのフル・ブレックファストはブッフェには何が並んでいるか? ホットミールはどんな組み合わせか?いつも楽しみだ。
さて、ホームフィールド・ゲスト・ハウスのフル・ブレックファストは ブッフェのフルーツ満載で始まる。オレンジジュースにマンゴーのヨーグルトそしてグレープフルーツ、パイナップル、ピーチ、プルーンのコンポートだ(写真右)。
ここはホストのケビンがサービスを担当し、ホステスのケビンが調理を担当しているようだ。ケビンがホットミールのオーダーを取りに来る。 勿論「フル・イングリッシュ」を頼む。「昨夜のクッキーズはどうだった?」と訊いてくる。「ああ、忌まわしや!」と思うが、「シーフードは美味しかったが、 ワインが置いてなかったのがノーグッドだ」と伝えるにとどめる。「ワインが欲しかったのか? 僕は飲めないので気がつかなかった。 ワインが飲みたいなら村のパブが良いよ」とのことだ。

Homefield

登場したフル・イングリッシュはソーセージ、ベーコン、トマト、目玉焼き、ベイクドビーンズ、マッシュルームの6点だ(写真左)。 ソーセージが太いのが良い。ベーコンがカリカリなのが良い。トマトが熱々なのが良い。目玉焼きの半熟具合が良い。ベイクドビーンズも結構いける。 マッシュルームがジューシーでボリュームたっぷりが良い。その上、お皿が熱々なのが良い。文句なしだ。
ケビンはサービスしながらもあれこれ声を掛けてくれる。私達の渡英歴や旅の目的にも興味津々で、あれこれとガーデンのパンフレットを探し出してくるが、 全てはリストアップ済みだ。でも、それを言ってはお仕舞いだ。ありがたく頂いておく。
ランドリー・サービスはしていないと言うので、店を訊ねる。クローマーの街にあるということでまたしても"Direction"だ。 一遍で理解するのは無理だ。街の地図を出してマークしてもらう。

Cromer Parish Church

8時45分スタート。先ずはランドリーを探す。クローマーの街は朝のラッシュの真っ只中だ。クロマー・パリッシュ・チャーチ(Cromer Parish Church)前の チャーチ・ストリート(A149)にあるはずの店が見つからない。車を止めるスペースもなく、一方通行なのでUターンもできず、大きく迂回してチャーチ・ストリートに戻る。 今度は見つかったが、道が狭いから駐車はおろか停車さえできない。先に進んでマウント・ストリートにパーキング・スペースを見つけ止める。 洗濯物の袋を下げて歩いて戻ってみると、営業は10時からとなっている。今日のスケジュールでは10時まで待つわけには行かない。 閉店は18時までだ。夕方時間があれば寄ることにしよう。
クロマー・パリッシュ・チャーチの壮麗さには目を見張る(写真右)。600年以上の歴史があるという。高さ49メートルの塔が威風堂々としている。 教会の前のスペースも花が植えられ整備が行き届いている。

バー・バレー鉄道  Bure Valley Railwaye     ノーフォーク・ブローズ・クルーズ Norfolk Broads Cruise

今日の観光のメインはバー・バレー鉄道の蒸気機関車と ノーフォーク・ブローズ・ダイレクトのブローズ・クルーズだ。
11年前の旅ではクルーズの強烈な印象が残っている。今回は蒸気機関車の旅とセットにした。弥が上にも期待は膨らむ。
バー・バレー鉄道の起点はアイルシャム(Aylsham)駅だ。9時35分到着。発車は10時だ。このツアーはとても人気があり平日でも予約が安心との情報があったので、 "Combined Train and Cruise"のチケットを日本から電話で予約したが、証拠となるものはない。しかし、受付に行くと直ぐにチケットが出てきた。 日本からの個人の予約は少ないから目立ったのだろう。

Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye

駅舎は団体客でごった返している。観光バスが次々遣ってきて団体客が下りてくる。熟年カップルが多い。小さな子供連れの家族も多い。 バスは10台以上ある。予約しておいて正解だ。
15インチ(381mm)という超狭軌の鉄道で、アイルシャムからロクサム(Wroxham)まで14.5kmの旅だ。この線は1880年に開通し、 1982年に廃線となり、1990年に再開されたものだ。車内は大人二人がゆったり座れる幅はあるが天井は低い。 出発準備の機関車などを眺めたり、写真を撮っている内に出発時間だ。機関車の名前は"Mark Timothy"だ(写真上左)。ディーゼル機関車も走っている(写真上右)。

Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye

出発して間もなくA140の下を潜る。これがノーフォークで唯一の鉄道トンネル"Aylsham Bypass Tunnel"だという。 再開のために掘ったというがたかが道路の下を潜るガードだ。山の少ないイギリスならではのことだ。
途中の駅は"Brampton"、"Buxton"、"Coltishall"の3つだ。リクエストがあれば停車するというが、今日は全て通過だ。駅近くの線路脇には花が植えられている(写真上左)。 駅周辺を除いて車窓は農地が広がるばかりだ(写真上中)。線路は単線で行き違いのための幾つかの待避所がある(写真上右)。
踏切もいくつか通るが、警報器や遮断機はない。"Stop Look Listen"という標識が立っているのみだ。"Listen"が新鮮だ。
線路はバー川(River Bure)に沿って走っているから、時折川が見える。護岸工事のされていない自然の流れの川は美しい(写真下左)。 放牧されている馬や牛や羊の姿も見られる(写真下中)。およそ45分の旅でロクサムに着いた。朝は晴れていたのに生憎なことに降り出した。 蒸気機関車はターンテーブルで方向を変え、機回し線で水を補給したり(写真下右)、整備をして折り返していくのだ。

Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye

ロクサム駅からクルーズ乗り場まではゆっくり歩いて15分だという。出航までは45分あるのでブラブラ歩く。スーパーマーケット風の店にドラッグストアーがあるようだ。 旅に出る前に膝を傷めてしまったのに湿布薬を忘れてきたのだ。店員に売り場を訊ねると案内してくれたが、品揃えは薄く値段も高い(写真下左)。 6枚入りのパックを1箱求める。2枚ずつ3日間貼ったきりで膝は幸いその後も痛むことなく旅を続けられた。
ボートヤードの看板がいかにもリゾートっぽくワクワクしてくる。"Loynes Boatyard"はロクサムで最初に貸しボート業を始めた会社だ。1878年のことだ。 誇らしげに"EST 1878"と記してある。

Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye

クルーズ乗り場が見えてきた。"Queen of the Broads"号だ(写真上右)。私達の乗船するのは"Belle of the Broads"号だ(写真下左)。
"Queen of the Broads"号は団体専用のようだ。"Belle of the Broads"号もレセプションは団体と個人で別々になっているが、団体の列が圧倒的に長い。 個人が先に乗船。2階左手最前列の席を占める。雨も上がり、クルーズ出航。
船長兼ガイドはなかなかのイケメンだ。陽気にお喋りして笑わせている。目が合ったら手にしたカップを捧げて挨拶を送ってきた(写真下右)。

Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye

ノーフォーク・ブローズは国立公園ではあるが全くの自然ではないのだ。12世紀から14世紀に掛けて燃料として泥炭を掘った跡に、 水位の上昇により水が浸透して湿地帯となったものだ。18世紀から風車による干拓が行われるようになり、牧草地に変えられ、 19世紀、20世紀の干拓技術の向上で安定した現在の形となったものだ。今やイギリス最大の湿地保護区であり、広さは300平方キロメートル、水深は4m未満、 航行可能な川と湖の総延長は200kmに及ぶという。
ロクサムを出航するとバー川を南東に下る。様々な船と行き交う。船は右側通行だから行き交う船の人と手を振って挨拶できる。 皆解放感に満ちた笑顔だ。白鳥の親子も微笑ましい(写真下中)。

Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye

Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye

2km余り下ればロクサム・ブローズ(Wroxham Broad)、さらに1km足らずでサルハウス・ブローズ(Salhouse Broad)と巡っていく。 川岸や湖岸では多様な楽しみ方をしている。フィッシングする人(写真上左)、クルーザーを岸に係留しピクニックする人(写真上中)、 カヌーに興ずる人(写真上右)、川岸を犬と散歩する人(写真下左)、ヨットを楽しむ人(写真下中)などだ。水鳥は岸に上がって食後の休息だ。

Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye

Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye

川岸の別荘群の多様さも目を見張る。大きさもスタイルも色々だが、どちらも緑と花に囲まれ美しい佇まいだ(写真上下)。メンテナンスの良さも明らかだ。
この国民の豊かさが伝わって来る。それにつけても、美しい光景だ。羨むまい。クルーズはタイムテーブル通りに終了した。

Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye Bure Valley Railwaye

帰りのバー・バレー鉄道の発車まで1時間ある。また降り出した雨の中、メインストリートを散策する。バー川の北側は正確にはホーブトン(Hoveton)という村なのだ。 従って、湿布薬を買ったドラッグストア("Rays"という地元ではブランド店だったのだ)もロクサム駅もホーブトンにあるのだ。

ショッピング  Shopping

Wroxham

駅の近くまで遣ってきてB1354とステーション・ロードの突き当たりに気になる店があった。"kitchens, Furniture & Interiors"の看板がある。 駅に行ってもお茶は船の中でいただいたばかりだし、することもない。時間潰しに冷やかすことにした。 "Eric Bates & Sons"という会社で、キッチンやインテリアのオーダー家具の専門店のようだ。
客は一人もいない。店員は一瞥しただけで無視している。少し敷居が高かったか。しかし、キッチン用品やファブリックも若干置いてあるので冷やかしていると、 欲しかった商品を見つける。アフタヌーン・ティーで使われる“3段皿”だ(写真右)。“ティー・スタンド”とか“ケーキ・スタンド”というらしい。 探していたが、手頃なものが見つからなかったのだ。初老のセレブっぽい女性店員に「これは分解できるか?」と聞くと「できる」という。 「パッケージはどうなっているか?」と訊ねると「在庫を持ってる」と言って奥に行ったが、「在庫はなかった。現品限りだ」と帰ってきた。 「現品で良い」としたが、それからが時間がかかる。分解の手際が余りにお粗末で途中からは自分で分解した。 パッケージの箱が見つからないとプチプチシートを探しに行ったりとウロウロするばかりだ。「汽車の時間が迫っている」と急かせると、 「2時の電車ね」と承知している。「まだ間に合うわ」とのんびりしたものだ。
寸法は高さ65cm、大きい皿の直径は33cm、中皿は27cm、小さい皿は22cm、重量2kgだ。衣類に包んで持ち帰った。 活用法が楽しみだ。

ギリギリ汽車に間に合いロクサムを後にする。車内でスケジュールの見直しをする。ランドリーが最優先ということで、予定を大幅にカットして アイルシャムからクローマーのランドリーに向かう。朝と同様ビジーな街だ。駐車場所がないので路上に待機して妻のみ店に向かう。 「日本人のお客さんは初めてだから伝票なしでも分かる。明日の朝には出来ている」ということで手ぶらで戻ってきたが、大丈夫かいな? 

ビレッジ・サイン NO.82  ロクサム(Wroxham)    NO.83  ノース・ウォルシャム(North Walsham)

ロクサムのビレッジ・サインはA1151がバー川を渡る南詰め車道橋と歩道橋の間に立っていた(写真下左2枚)。
アイアンの枠は趣向を凝らしているが、デザインとしては極めてシンプルだ。村名と年号が白色で分かり易くシルエットを見せる。1937は製作年だろう。
トップにブローズを示す水色のラインの上にヨットのシルエットがある。ロクサムは"Capital of Norfolk Broads"と呼ばれ、 上述のように貸しボート業の発祥の地でもあることからそのシンボルとしてヨットが描かれているのだろう。

クローマーのランドリーからイースト・ラストン・オールド・ヴィカレッジ(East Ruston Old Vicarage)に向かう途中、 ノース・ウォルシャムのマーケット・プレイスとヤーマス・ロードの交差点でリサーチ外のビレッジ・サインに出合う(写真下右2枚)。
デザインはマーケット・プレイスにあるマーケット・クロスを描いている。マーケット・クロスは1855年に建てられ、 トレーダーから料金を徴収するのに用いられたものだ。現在は“タウン・クロック”と呼ばれているという。
台座にモザイクの絵がある。撮影時はサインばかり見ていたので気がつかなかったが、2000年のミレニアムを記念して 村の歴史を表す10のモザイク画を制作したという。その4つが台座に描かれていたのだ。 台座の右側はあのネルソン海軍提督(Horatio Nelson)がこの村のグラマー・スクール(Paston School)出身 であることを表しているという。見逃したのは残念だ。

Village Signs Village Signs Village Signs Village Signs

イースト・ラストン・オールド・ヴィカレッジ  East Ruston Old Vicarage

イースト・ラストン・オールド・ヴィカレッジは イギリスでも個性的・特徴的なガーデンとして指折りだ。今回の旅のマストのガーデンだ。
アラン・グレイ(Alan Gray)とグラハム・ロブソン(Graham Robeson)が1973年にここに移り住んだ時には何もない白いキャンバスだったという。 13ヘクタールというから東京ドーム3つほどの敷地にアウトドア・ルーム形式に幾つものガーデンをデザインし、この地に合う植物を集め造り上げたガーデンだ。 ホームページでは18のガーデンが紹介されているが、他にも幾つかのルームが見られる。一つひとつの部屋が広く、 造作、オーナメント、ファーニチャーなどもセレブな雰囲気のガーデンだ。

East Ruston East Ruston East Ruston East Ruston

まずはエントランスの青いゲートが目を惹く(写真上左)。青の色合いや、金メッキされた玉がオリエンタルな雰囲気だ。
ゲートを入ったところが"Entrance Courtyard"だ。多肉植物を多用した植栽がされている(写真上左から2枚目)。 赤レンガのゲートは歩行者専用で"Postman's Gate"と呼ばれるそうだ。多くは車でやってくるから、利用者は郵便配達人オンリーのためその名がついたという。 ゲートの上の半円形のテラコッタはマンチェスター市の紋章だ。マンチェスター市とガーデンの関係は何もないが、 "Consilio et Labore"(知恵と努力によって)というモットーが、二人のガーデナーの為になると考え掲げたのだという。
"Exotic Garden"には2つのレイズド・ポンド(Raised Ponds)があり、1つは"Giles.Raynor"がデザインした噴水がある(写真上右から2枚目)。 噴水の高さに比べ池が狭いので水が外に飛び散っている。もう一つの池は水生植物がぎっしりだ。 周囲の植栽はバナナの木やヤシの木、ヤツデのような葉の大きな木が各種植えられている。正にエキゾチックな雰囲気だ。
次のルームは"Rose Garden"だ(写真上右、下3枚)。生垣で囲われたかなり大きな部屋だ。風を避けるために掘り下げられている。 さらに刈り込まれた大きなコニファーなども風よけとしてデザインされているのだろう。中央には池があり、水生植物が元気だ。 池の中央にはレンガに乗ったステンレススチールとガラスのスカルプチャーが立っている。"Whichford"のコンテナも多用され重厚感を増す。 主役のバラは今が盛りだ。ピンクを中心に白と赤が混ざった優しい色遣いが緑の背景に映える。

East Ruston East Ruston East Ruston

East Ruston East Ruston East Ruston East Ruston

居心地の良さに長居をする。写真上左2枚、下左もローズガーデンだ。高さがあり、視野を広げる植物の使い方が素晴らしい。カラースキムを見習いたい。
ローズガーデンの隣の部屋は生垣で囲まれた芝生の中に12本のコニファーが整然と並んでいる"Sentinels of Variegated , Fastigiate Yews"だ(写真上右から2枚目)。 “斑入り箒状イチイの歩哨達”という訳だ。緑一色のガーデンも一つのアイディアだ。
次は"Green Court"と呼ばれる部屋らしい(写真下中)。後述の"King's Walk"というメイン・ウォークと交差する部屋だ。 プラタナス2本を衝立のように綺麗に刈り込んである。壺のオーナメントも含めフォーマルだ。
写真右上は"Green Court"から"Tree Fern Garden"を見越して"Dutch Garden"のトピアリーを望む図だ。そして、下右が"Tree Fern Garden"だ。 高い生垣の中に16本の木性シダが整然と並んでいる。下の植え込みも厚く、どこか違う国にいるような感覚になる。

East Ruston East Ruston East Ruston

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次のルームは"Dutch Garden"だ(写真上3枚、下左2枚)。オランダといえばトピアリーだ。団子のようなトピアリー、四角錐、球、そして 孔雀 ?の形のトピアリーが見られる。ここでもコンテナが盛んに使われている。

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次に入った部屋は"King's Walk"だ(写真下左)。ハウスから南に走るメイン・ウォークでハウスから見える唯一のガーデンだという。 四角錐に刈り込まれたイチイが片側5本ずつ謁見式の儀仗兵の如く整列している。ウォークの先には三角屋根のパビリオンが見える(写真下中)。 残念なことに今日は閉まっている。パビリオンの前にも球のトピアリーが立っている。
ところでパビリオン入口の赤レンガの門柱もその上の球のオーナメントもオーナーご夫妻の手造りだという。 さぞかしお金持ちのオーナーが業者に発注して造らせたものと思っていたので、それを知ってこのガーデンを見る目が変わってくる。 お金をかける ≠ 良いガーデンということだ。
その隣の部屋が"Red and Purple Border"だ。文字通り現在は赤と紫のカラースキムだが、オーナーの気分で変わるかもしれないという。
真ん中あたりに"Wooden Summerhouse"がある(写真下右)。サマーハウスというよりガゼボ程度の慎ましさだ。 ハウスの前のトピアリーは“ジョウロ”と“バケツ”に見える。
このガーデンの生垣に開けられた窓(Porthole)から2つの素晴らしい眺めがある。1つは“羊飼いの少年像”(写真上右から2枚目)、 もう1つは“この村のSt Mary’s Church”だ(写真上右)。ナイスアイディアだが、この借景はどこにでもあるというものではない。

East Ruston East Ruston East Ruston

East Ruston East Ruston East Ruston

続いて"Glasshouse Garden"を通り抜けて"Long Borders"に遣ってきた(写真上左)。柘植でヘッジされたダブルボーダーだが、 スチール製のオベリスクが林立して景色が台無しだ。クレマチスをクライミングさせるつもりらしいが、未だ成長過程といったところだ。 ボーダーの終点にシデの家(Hornbeam House)が立っている。
次は"Apple Walk"を歩く。りんごの木をエスパリエ(垣根仕立て)にした通りだ(写真上中)。両脇足元はキャットミントだ。 遠くの窓に協会が見える。隣村(Happisburgh)の"St Mary’s Church"だ。これまた素敵な借景だ。
まだまだある。"Mediterranean Garden"だ(写真上右)。“地中海庭園”だ。地中海地方の温暖さにする工夫がレンガ塀だ。レンガの輻射熱を利用しているのだ。 エキウム、ロベリアチュパ、ユーフォルビア、アガパンサス、ヤシなどが見られる。
ガーデンの片隅に薪が積み上げてあった(写真下左)。長い冬の暖炉に備えてのものだ。このガーデンにテラコッタが多いのは冬場は "Glasshouse Garden"に移すための方策でもあるようだ。

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次のルームは"Diamond Jubilee Walled Garden"だ(写真上中・右、下3枚)。壁がダイアモンドの形に築かれている。 植栽は珍しい変わった多年草が多い。プラムや洋梨、無花果などの果実もエスパリエ仕立てされている。ウォールド・ガーデンへの出入り口は3ヶ所、 それぞれ重厚な趣で設えてある。1つは2本のオベリスクと球のオーナメントの組み合わせ(写真下左)、1つは像のオーナメント(写真下中)、 もう1つは10本の煙突のようなものが載っている(幾つかの写真の背景に写っている)。
このガーデンの製作にもデザインから施工に至るまでオーナーご夫妻が深く関わっている様子がホームページから窺える。

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隣は"Vegetable & Cutting Garden"だ(写真下左)。ハウスやティーガーデンで使用する野菜や切花の他に各ガーデンの草木のバックアップを育てているようだ。 実に整然と整備されている。また、オーナー夫人は年に何回かここの花を用いてノリッジ・カセドラルの生花の奉仕もしているという。 一角にサンダイアルがあった(写真下左から2枚目)。
続いて"Winter Garden & Lighthouse"だ。ここでは冬の葉や樹皮や枝ぶりを楽しめる樹木が多く使われているらしい。 モチノキ、ハナミズキ、白樺、柳などだ。足元にはグラス類が多用されている。しかし、ここのハイライトは借景としての "Happisburgh Lighthouse"だ(写真下右から2枚目)。これに気づいた時、とても愉快でハッピーな気持ちにさせられた。 40年余のオーナーご夫妻のガーデニングへの思いにこころから敬意を抱く。
ティーガーデンに古いガーデニング道具(Vintage Tools)がたくさん並んでいた(写真下右)。 とてもリーズナブルだったが、重かったので諦めたのが今になって悔やまれる。“旅では迷ったら買え”のマイ哲学を忘れてはいけない。

East Ruston East Ruston East Ruston East Ruston

ビレッジ・サイン NO.84  イースト・ラストン(East Ruston)    NO.85  ライドリントン(Ridlington)

オールド・ヴィカレッジのあるイースト・ラストンは住居が点在するだけで村の中心部といえる部分は無い。オールド・ヴィカレッジから西へローカルロードの ハウンド・ロードからスクール・ロードと繋いでフォックス・ヒル・ロードとの交差点にサインはあった(写真下左2枚)。
図柄は上部に“ウインドミル”、下部に“ロバ1匹”と“グース(アヒルにしては足が長い、白鳥にしては首が短い)3羽”がアイアンのシルエットで描かれている。 極めてシンプルだ。サインに関する情報はシンプルを超えて皆無だ。推測できるのはウィンドミルは1868年に建てられた"East Ruston Towermill"、 別名"New Mill"と呼ばれる風車ということだけだ。今でも6階建てのタワーだけはオールド・ヴィカレッジ近くのミル・ロードに立っている。
ロバとグースについての面白いストーリーがないかと探したが、徒労に終わった。

イースト・ラストンから北へ4kmでライドリントンだ。ヘイズバラ・ロードとバチェラーズ・レーンの交差点にサインはあった(写真下右2枚)。
デザインはこちらもアイアンのシルエットで上部に“農業用鋤”、下部に“鳥が飛ぶ姿”と“教会”が描かれている。
農業用鋤はこの村の産業を表しているだろう。教会はサインの交差点近くの"Parish Church of Saint Peter"と考えて良いだろう。
鳥が飛ぶ姿については村に"Seal and Bird Rescue Trust"という組織があるようなのでそれを示していると考えられる。

Village Signs Village Signs Village Signs Village Signs

ビレッジ・サイン NO.86  ウィットン(Witton)    NO.87  フェルミンガム(Felmingham)

ライドリントンから西へ1.5kmのノース・ウォルシャム・ロードとオールド・ホール・ロードの交差点にウィットンのサインがあった(写真下左2枚)。
デザインはこちらもアイアンのシルエットで左に“ウインドミル”、右上に“教会”、右下に“牛”が描かれている。支柱の“1990”は作製年号だろう。
ウインドミルは1809年に建てられ、1924年に壊されたという"Witton Postmill"のことだろう。 教会は村の"St Margaret's Church"に違いない。牛は"Highland Cattle"に見えるが定かではない。

ノース・ウォルシャムを経由してアイシャム・ロードを西へ進む。アイシャム・ロード(B1145)沿いのビレッジ・グリーンにサインを発見する(写真下右2枚)。
図柄はここもアイアン製のシルエットだが、ペイントされている。円を×で4区分し、上部に“緑地に3本の樹木”、左に“教会”、右に“トラクター”、 下部に“握手をする手”と思われる図が描かれている。
教会が村の"St Andrew's church"であろうことと、トラクターが村の産業が農業であることを 表していることは間違いないだろう。樹木と握手は緑豊かな環境と友好的なコミュニティーを示すものと解釈しておこう。

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ビレッジ・サイン NO.88  タッティントン(Tuttington)    NO.89  バニンガム(Banningham)

フェルミンガムから西へ3km、タッティントン・ロードを南へ2kmでタッティントンだ。 ノリッジ・ロードとアイルシャム・ロードとのT字路の突き当たりにサインは立っていた(写真下左2枚)。
デザインは“森を背景に立つ教会”とその前景に“馬と羊”が描かれている(パステルカラーが風化して分かりづらい)。 教会は村の"Cchurch of St Peter & St Paul"に違いない。 馬と羊はこの村の産業が農業と羊毛と考えるしかない。
何より素晴らしいのはサインの両脇にハンギング・バスケットが掛かっていて花が溢れこぼれている様だ。嬉しくなる。

タッティントン・ロードを戻りB1145を西に進み次のバニンガムへのローカルロード(名前もついていない)との交差点にサインがあった(写真下右2枚)。
デザインは円形で外枠に“村名”と“This is the site of The Sandford Preaching Cross which can be seen on the village map of 1707 AD preserved in The Crown PH ”の文章。内側に“盾形紋章”と“ボート”と“St. Botolph”の文字がある。面白みに欠ける定型的でお堅い雰囲気だ。
長い文章は“ここは"The Sandford Preaching Cross"という中世の戸外で説教をする場を示す十字架があった場所だったことが、 パブ・クラウンに保存されている1707年の村の地図で見ることができる”ということらしい。
内側の盾形紋章とボートについての手掛かりは得られなかった。St. Botolphは村の"Church of St. Botolph"を表しているだろう。

Village Signs Village Signs Village Signs Village Signs

ビレッジ・サイン NO.90  イングワース(Ingworth)

バニンガムから西へ2kmでイングワースだ。バニンガム・ロードがクローマー・ロードにぶつかるT字路の三角地帯にサインがあった(写真下左、中)。
デザインは古びた木製の枠にブロンズのレリーフが取り付けてある。レリーフの図柄は“レンガ造りの橋”の下を流れる“川に白鳥が2匹”浮かんでいる。 “川岸の家”が橋桁の下に見える。水辺には“アヤメの花”が咲いている。川岸から“枝振りの良い木”が橋の上まで伸びている。 この図柄は正にサインの直ぐ前を流れるバー川(River Bure 午前のクルーズで航行した河だ)の風景なのだ。グーグルの ストリート・ヴュー でご覧いただくと良く分かる。左に川と橋桁、右にビレッジ・サインと教会が見える。のどかな光景だ。
サインの隣の小高い丘の上に小さな茅葺きの教会が建っている(写真下右)。いい雰囲気を醸している。14世紀の建物らしい。 この地方特有のラウンドタワーは19世紀前半に崩壊してしまい、残った部分に茅葺きの円錐屋根を付けられ可愛い姿になっている。微笑ましくもある。

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ビレッジ・サイン NO.91  アーピンガム(Erpingham)

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イングワースから北へ2kmのアーピンガムのサインはイーグル・ロードの脇にあった(写真右2枚)。
デザインは支柱のトップに“2012”、下部に“村名”が刻まれている。エリザベス2世のダイアモンド・ジュビリーを記念して立てられたものだ。
円形のパネルのトップ中央に“盾形紋章”がある。1415年の"Battle of Agincourt"などの貢献でヘンリー5世からこの地を拝領した "Sir Thomas Erpingham"の紋章だ。ツバメをモチーフしたものらしい。 アーピンガム卿はシェークスピア の“ヘンリー5世”の登場人物だという。
中心のパネルには“16枚の絵”がある。 アーピンガム小学校の児童たちが村の大切なもの、興味深いものを描いたものだという。 “学校”、“教会”、“スカロー川(バー川の支流)”、“共同緑地”、“ビレッジ・ホール”などが描かれている。この部分は数年ごとに更新するらしい。
パネルの外周は“10個のシルエット”が貼り付けてある。村のアーチストが村の生活をイメージした題材をステンレス・スチールをレーザーでカットしたものらしい。
左上から“弓矢の兵士”は上述のアーピンガム卿が率いた弓術兵だろう。2つ目は“ポピー”、3つ目は“聖職者”と思われる。 4、5番目は“麦束”と“トラクター”で村の産業を表しているのだろう。左5つの拡大写真はこちら 6つ目は“自転車に乗る女性”、7つ目は“オークの木”でこのサインの支柱も地元のオーク材だという。8つ目は“教会”だ。 3つ目の“聖職者”と対になっているようだ。9つ目は“うさぎ”らしきもの以外はとんと見当がつかない。10個目は“ふくろう”だ。 "Erpy"というニックネームがあるようだ。右5つの拡大写真はこちら

マニントン・ガーデン  Mannington Gardens

アーピンガムから西へ4kmでマニントン・ガーデンに着く。 その間ほとんど民家もなく、時折森が現れる他は畑が広がっている。そんな辺鄙な場所に15世紀の濠に囲まれたマナーハウスがあった。 現在もウォーポール家(Walpole Family)がお住まいだ。
マニントン・ガーデンはチャリティー・オープンガーデンの慈善団体のナショナル・ガーデン・スキム(NGS)のために年2回オープンしている。 その一つが今日の"Evening Opening"なのだ。時間を有効に使え、チャリティーにも協力できるありがたい企画だ。 バラが自慢のこのガーデンがNGSのオープン日に選んだということはバラが最も美しい頃ということだ。

Mannington Mannington Mannington

期待にたがわずガーデンはどこもかしこも満開のバラだ。ただ、残念なことは訪ねた時間が土砂降りの最中だった。
パーキングの隣のティールームも薔薇に囲まれている(写真上右)。そこここにベンチが用意されている(写真上左・中)。 天気が良ければゆっくり座ってバラの香りを楽しむところだが、ままならない。

Mannington Mannington Mannington

ハウスの北に80m×40mほどの壁で囲まれたローズ・ガーデン(Walled Heritage Rose Garden)がある。中は生垣でいくつかに仕切られた “アウトドアー・ルーム”のスタイルになっている。植栽は全くのバラ中心で、宿恨草は彩りを添える程度でしかない。 そんな中、写真下左のラベンダーのヘッジが美しい。
つるバラも壁だけでなく、支柱や生垣、アーチなどを使って多用している(写真上左、下中)。
ここマニントン・ガーデンで発見されたバラがあるという。 マニントン・モーヴ・ランブラー(Mannington Mauve Rambler)だ。 写真下中の支柱に絡んでいるのがそうかもしれない。

Mannington Mannington Mannington

ルームの境のゲートも色々ある。写真上中、下中2枚だ。お洒落なもの、愉快なもの、素朴なもの、それぞれガーデンのアクセントだ。
写真下右のサンダイアルはローズ・ガーデンでなくハウス西面のローン・ガーデンのものだ。こういうオーナメントがガーデンに深みを増してくれる。

Mannington Mannington Mannington Mannington

Mannington Mannington Mannington

写真上左のラティスを使ったつるバラの仕立て方も面白い。中・右のように壁は一面つるバラで覆われている。
写真下左・中もマニントン・モーヴ・ランブラーかもしれない。色、花付きの良さ共に気に入った。陽だまりにも検討しよう。

Mannington Mannington Mannington

ローズ・ガーデンを出てハウスに向かう。ハウス西面の濠に橋が架かっている(写真上右)。小ぢんまりだが美しいハウスだ。
この空撮写真でハウスの左手が西面のローン・ガーデンになる。 そのボーダー・ガーデンの中に教会の鐘が置かれている(写真下左)。(ちなみにローズ・ガーデンは空撮写真の左上部分に広がる)
空撮写真の下部がハウス南面のローン・ガーデンだ。芝をカットした砂利の中にテラコッタだけでなく釉薬のかかったコンテナも用いてバラが植えられている(写真下中・右)。 2001年にオープンしたガーデンの歴史(特にバラ)に関する展示エリアだという。南から見るハウスも美しい(写真下左)。

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空撮写真の左下、プールと濠に挟まれた部分が2003年にオープンした"Sensory Garden"だ(写真下中・右)。色(Colour)や香り(Smell)と同じように 触感(Touch)、音(Sound)、味(Taste)も楽しめる植物を選んで植えてあるという。
生憎の土砂降り(Downpour)はそれを楽しむ余裕を与えてくれない。上半身はゴアテックが守ってくれるが、足元はびしょ濡れ、靴の中は水浸しだ。 晴れていればティールームでフレッシュメントでも頂いて楽しむ予定だったが、切り上げることにする。

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ビレッジ・サイン NO.92  ビーストン・レジス(Beeston Regis)    NO.93  ウエスト・ラントン(West Runton)

マニントン・ガーデンからローカルロードをナビ子ちゃんの指示通りに10km余り北上するとA148に出る。B&Bがあるウエスト・ラントンを通る A149は更に北を走る。これを繋ぐビーストン・レーン(滞在中何度も通る)にリサーチ外のビレッジ・サインを発見する(写真下左2枚)。
デザインは装飾的なアイアン枠に円形パネルが取り付けられ、“教会”と“廃墟”が描かれている。 教会は村の"Parish Church of All Saints"であり、 廃墟は"Priory of St Mary's"だ。同じ場所にあるように描かれているが、2つは別の場所にある。 教会は11世紀、小修道院は13世紀に遡るという歴史ある建物だ。

我滞在地ウエスト・ラントンのビレッジ・サインはA149沿いのビレッジ・グリーンにあった(写真下右2枚)。
デザインは縦型紋章を5つに区分してある。上段左に“断崖に象”、右に“牧草地に馬”、中段左に“海岸にボート”、右に“森にキャンプ”、 下段に“海からの村の風景”と“帆立貝”が描かれている。村の雰囲気が伝わって来る図柄だ。それにつけても、上段と中段の真ん中のお日様マーク?  ニコちゃんマーク?はユーモラスだ。
興味深い象は1990年にウエスト・ラントンのビーチの断崖から発見された 化石"West Runton Elephant"の復元予想図であるらしい。 このマンモスは背丈4m、体重10トンと推測されるという。この地域が午前に訪れたノーフォーク・ブローズのように湿地帯であった70万年前頃に 生存していたものだ。イギリスに象がいたとは驚いた。
馬は村の施設"Hillside Shire Horse Sanctuary"を表しているようだ。馬、ポニー、ロバを中心にヒツジ、ヤギ、ブタ、ウサギ、アヒル、ニワトリなどを 保護している施設だ。
ボートは昨日のイースト・ラクトンのサインにもあった“釣り船”を表現していると思われる。重要な産業なのだろう。下段の帆立貝はその獲物だろう。
森のキャンプは"Camping and Caravanning Club Site"を表しているようだ。この村には"Roman Camp Caravan Park"もある。
海からの村の風景の教会の少し右側に私達の泊まっているB&Bがあるのだが、描かれてはいない。

Village Signs Village Signs Village Signs Village Signs

ビレッジ・イン  The Village Inn

Village Inn

村のパブビレッジ・イン はビレッジ・グリーンのA149を挟んで向かい側にあった。
とても大きなパブだ。レストランの窓際の席に案内される。飾り付けも雰囲気もとても良い。先ずは、お薦めのエールビールをいただきながらメニューを見る。 期待した生牡蠣はないようだ。“ノーフォークではシーフード”が頭から離れない。オーダーは
・ Shrimp Cocktail  ・ Butterflied Prawn  ・ Dressed crab salad with new potatos  とした。
出された皿は盛りつけも美しく、味も絶品といえよう。シュリンプのカクテルは1匹だけ皮を剥かないで彩に添えてある。憎い演出だ。 添えられたブラウン・ブレッドもおしゃれだ。プリプリの食感が良い。
エビフライがまた美味しい。カリカリの衣はビールでも入っているかもしれない。チリソースも利いている。身がふわふわで柔らかい。 昨日飲めなかったワインが進むこと・・・。

Village Inn

メインのカニサラダは流石に地元の名物だ。身が締まっておいしい。内子も入っている。ニューポテトも最高、もっと欲しい。
どの皿にも生野菜が付いており、それぞれにドレッシングやソースが変わって楽しめた。ウェイトレスも気の利いたサービスをしてくれる感じの良い子だ。 難を言えば、若干ボリュームが足りないことだ。
ナイトキャップ用のアイスキューブを分けてもらい、明日も来ることを約して店を出る。まだ雨は降り続いている。 車をスタートさせる。何のことはない、B&Bまでほんの50m程の距離だった。
21時30分、B&B帰着。雨の中、良く動き回ったものだ。足がふやけている。いささか疲れた体にバレンタインが沁みる。 こちらの人はスカッチはストレートが本流だが、私にはロックが一番合う。
旅も半ばを過ぎ疲れが溜まっている。爆睡。

Village Inn Village Inn Village Inn

F.U写真集  F.U Photo Album

今年は妻のF.Uもデジカメを持参し、草花を中心に撮影した。花名を記したラベルなどの記録にも便利だったようだ。
自身が選んだ幾葉かの写真も毎日掲載させていただくことにした。どうぞご覧ください。

写真はすべてイースト・ラストン・オールド・ヴィカレッジ 左から順に
"Entrance Courtyard"    グラス類のカラースキムが素晴らしい グラスの色、形、背丈が見事な調和を見せている
"Dutch Garden"        ここでもグラスがトピアリーを孤立させないつなぎの役割をしている
"Mediterranean Garden"  紫の花は“ディエラマ(天使の釣竿)” 揺れる様が地中海の風を連想させる どっしりした建物、樹木との対比も面白い   

F.U Photo Album F.U Photo Album F.U Photo Album

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