第3日 8月2日(金) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の行程 Morehampton Townhouse --- Burtown House Gardens --- Heywood Gardens ---
Timahoe Round Tower --- Durrow市内(Castle, Scarecrow Festival) ---
Delta Sensory Gardens --- Brownshill Dolmen --- Altamont Gardens --- Rosquil House
今日の走行距離 285 km
今日の万歩計 21,000 歩
出発時の外気温 18 ℃
モアハンプトン・タウンハウス Morehampton Townhous
見事な快晴だ。部屋の小さな窓から青い空が見える。白い雲の動きが早い。一瞬、サリー・ギャップのあの出会いのシーンが頭をよぎる。
”このお天気なら同じシーンが見えるかもしれない”と。いやいや、それはもう諦めたこと。
今朝のフルアイリッシュは"except black pudding"とした。ベーコンが大きくて厚い。食べ応え充分だ。しっかり腹ごしらえする。
部屋がグランドフロアなのはスーツケースの持ち運びにはありがたいことだ。準備完了、いざ南へ。
バータウン・ハウス・ガーデンズ Burtown House Gardens
ダブリンの道路は分かり難い。N7に乗るまでに時間が掛かった。ナビ子ちゃんなしではとても走れない。
嘗てはナビ子ちゃんなしで運転していたのが信じられない位だ。M7からM9と繋いで
バータウン・ハウス・ガーデンズまで1時間15分のドライブだ。
バータウン・ハウスは1710年に建てられ18世紀末に増築されたジョージ王朝風建築だ。現在はフェンネル家(Fennell family)の4世代が住んでいるという。
芸術家一族らしく、有名なBotanical Artistsであるウェンディ ・ウォルシュ(Wendy Walsh)、
その娘レズリー ・フェネルは画家であり、そして、孫のジェームズ・フェネルはプロカメラマンなのだという。
パーキングからハウスに向かうメドウ・ガーデンの中に地元のアーチストによる彫像が置かれている。”現代風ストーンサークル”(写真下左)、
”空から降ったコンペイトウ”(写真下左から2枚目)
ハウスに来たが受付が分からない。ティールームが開いていたので奥に向かって声を掛けると女性が出てきた。家族で運営しているようだ。
入場料を払い、丁寧な説明とパンフレットをもらう。ハウスの南面の芝の広場の先にウォークがあり彫像が置いてある。
”ジャイアント望遠鏡”と名付けた(写真上右、下左)。
"Mixed Lown Beds"という芝の中に作られた幾つかの花壇が並んでいる。珍しい植物が見られる(写真下右)。
その先は"Yew Walk"となる(写真下左から2枚目)。本来はフラワーガーデンが好きな私だが、緑の中のこのゆとりある空間も好きだ。
その突き当りが厩舎を改造したスタジオだ。ドアが開いていたので覗くとイスに座った老女が直ぐ傍にいてびっくりする。
帰国後調べるとこのスタジオに住む98歳になるウェンディ ・ウォルシュだったようだ。眠っているように目を瞑っているので声も掛けられなかった。
2棟の厩舎の間が"Stable Yard Garden"だ(写真下右から2枚目)。整形式だが、ラベンダーなどの植栽が心安らげてくれるガーデンだ。
次に入ったのが"Walled Organic Vegetable Garden"だ(写真下左3枚)。壁際に沢山のタマネギを干してある。
かなり広いスペースに様々な野菜が植えられている。かなり本格的なベジタブル・ガーデンだ。
作業中の青年に挨拶をしたが、作業に余念がない。アーチストたちの自給自足的な生活振りが伺える。
案山子も良くできている。(案山子にはこのあと嫌と言うほど出合うのだ)
帰り際、メドウガーデンの中の大きな木に吊るされたブランコを発見。高いところが好きな方は動くものも好きということか・・・。
The Garden at Ballintubbert
次は本日最も期待の"The Garden at Ballintubbert"だ。ナビ子ちゃんの案内で着いた白いゲートは硬く閉ざされている。
他に入り口はないかと塀沿いに車を走らせるがそれらしきものはない。行ったり来たりする度に乗馬を楽しんでいるファミリーと擦れ違う。
馬を驚かせないよう徐行して近寄ると、馬を脇に避けて通してくれる。しかし、それも3度目となるといささか恐縮だ。
4度目は遠慮してファミリーが去るまで待った。
ホームページには確かに”7days 10−18 open”となっていた。人に訊こうにも人の姿がない。
馬が行ったのとは違う道を進んでみると、生垣を剪定している男性を発見、「このガーデンは突き当たりの白いゲートで良いか?」と訪ねると、
「そうだが、あそこは現在オープンしていないと思う」とのことだ。
期待が大きかっただけに諦めきれないが、開いていないものは致し方ない。次のガーデンをナビ子ちゃんに指示してスタートする。
通り道のティマホー(Timahoe)村で"Timahoe Round Tower"に遭遇する。12世紀に建てられたものらしい。
基部の直径5.5m、高さ30mだ。
否が応にも目に付く。入り口が地上から4.9mと高いところにあるのはバイキングの襲撃に備えてのものだ。出入りには梯子を使い、
普段は梯子を引き上げておくのだ。
ヘイウッド・ガーデンズ Heywood Gardens
フレデリック ・トレンチ(Frederick Trench)は18世紀末にこの地に家を建て、当時流行していたランドスケープ・ガーデンを造った。
それがヘイウッド・ガーデンズの始まりだ。
18世紀のイギリスでは貴族の子弟は家庭教育が終わるとグランド・ツアーという大陸周遊の旅をする慣わしがあり、イタリアの起伏のある風景に憧れ、
お土産として持ち帰ったイタリアの風景画を自分の庭に再現したいと願った。
また、当時イギリスで流行していた、庭を囲う整形式庭園はあるがままの自然を愛する英国人の心と相容れないとする声や、
「自然は直線を忌み嫌う」という考え方が生まれてくる。こうした背景から生まれてきたのがランドスケープ・ガーデン(英国式風景庭園)だ。
ピクチャレスク・ガーデンあるいは非整形式庭園とも言われる。ガーデン史の中でイギリス・オリジナルの最初のガーデンがランドスケープ・ガーデンという訳だ。
トレンチはダムを築き湖を造り、丘を造り、洞窟を掘り、木を植え、金持ちの遊び心(あるいは見栄)で"Folly"と呼ばれる”金ばかりかかるばかげた模造建築物”を幾つも建てたのだ。
トレンチの孫娘メアリー・アデレード(Mary Adelaid)と1886年に結婚したウィリアム・ハッチンソン・ポー 大佐(Colonel William Hutchinson Poe)は
1906年にエドウィン・ラチェンス(Edwin Lutyens)に新しい庭の設計を依頼する。そして、その植栽計画を担当したのは当時ラチェンスと共に
数多くのガーデンを手掛けたガートルード・ジーキル(Gertrude Jekyll)だ。アイルランドにはラチェンスが設計したガーデンは他にダブリン近郊の3ヶ所しかない。
この片田舎にラチェンスを招聘するとは当家の隆盛が伺える。
ラチェンスは当時あったハウス周辺のランドスケープ・ガーデンを潰して4つの要素を含むガーデンをデザインした。
その設計図がこちらだ。設計図に記したAからDが4要素の位置だ。
ガーデンが完成したのが1912年だ。ハウスは1950年に火事で消失して現在はない。
ランドスケープとラチェンス+ジーキルというガーデン史上の大きな2つのスタイルのガーデンが見られるこのガーデンが入場無料なのに驚く。
というのも"The Office of Public Works (OPW)"という公益機関が
"Heritage Ireland"として管理運営している。イギリスの"English Heritage"と似たような組織だ。もちろん有料のプロパティーもあるが、
ヘイウッドは現在植栽の改良(re-planting programme)中のため、今のところ無料なのだろう。
元ハウスのあった場所の先にイチイのヘッジで囲われた3つの部屋がある(上の設計図のAの位置)。
ジーキルが後に確立するアウトドア・ルーム・ガーデンのスタイルだ。ただし、ジーキルの植栽計画は失われ、植栽らしきものは何もなかった。
唯1ヶ所だけオーナメントが置かれたルームがある(写真右)。"Secret Sundial Garden hidden away by ramparts of yew"
と記述したウェブサイトがあったからこのモニュメントは日時計だったのだろう。
イチイのヘッジに囲まれた階段を下り、ゲートを潜ると衝撃的な光景が待っていた。
正に”息を呑む”素晴らしいガーデンだ(写真上4枚 上の設計図のBの位置)。
これだからガーデン巡りは止められない。
ウェブサイトによって"Walled Garden"とも"Elliptical Garden"とも"Sunken Garden"とも表現されている。そして、そのどれもが正しいのだ。
壁で囲われた、楕円形の、沈床式ガーデンなのだ。
壁の南部分には丸窓が開いており、トレンチが造ったランドスケープの景色が見える。
42×35mの楕円形のガーデンは3段で中央に向かって沈床して行く。壁に沿った上段は両脇にバラを含む植栽がされたボーダーだ。
中段はハーブ中心のシルバー・ガーデンといった趣。下段は芝が敷きつめられ、中央に楕円形のプールがあり、真ん中に立派な噴水が鎮座している。
重厚にして優美なデザインだ。プールの脇で噴水を見上げている8匹の亀の像がほっと一息つかせてくれる。
一番奥東端に赤い屋根のロッジア(Loggia)がある(写真上左)。なかなかロマンチックな建物だ。
ボーダーの中の可愛いピンクのバラは"Mevrouw Nathalie Nypels"、今が丁度満開だ(写真右)。
通路を行ったり来たり、何度もシャッターを押した。興奮冷めやらぬままゲートを潜り次のテラスに入る(写真上左 上の設計図のCの位置)。
両側に綺麗に剪定されたライムの木が並ぶ舗道だ。(写真の左上に3つのアウトドア・ルーム・ガーデンがある)
西に進むと嘗てのハウスの前に広がっていたと思われる整形式テラスがある。その先は長閑な田園風景が広がる(写真上左から2枚目)。
テラスの西端突き当たりに南北に走るパーゴラの回廊(Cloister)がある(写真上右 上の設計図のDの位置)。
長さ25m位だろうか、西側の柱はコラムだ。そのコラムは18世紀のランドスケープの"Folly"を造るために"Aghaboe Abbey"から運ばれたもので、
廃墟となった"Folly"から再利用したものだ。回廊の一端に像が立っている(写真右)。その回廊の西側下方に広がる谷はトレンチが造った湖だ。
睡蓮が浮かび、白鳥が優雅に泳いでいる(写真上右から2枚目、左下)。湖を見下ろす塀の上にも美しい彫像が立っている。
敷地内には"Heywood Community School"もある。夏休みだからがらんとしている。モンキーパズルの木が良い形だ(写真下左から2枚目)。ここの駐車場にとめさせてもらった。
近くを走る道路R432の脇にはトレンチが造った"Folly"の一つ"Castellated Gate"が立っている。1810年に造られたものだ(写真下右から2枚目)。
次の目的地をナビ子ちゃんに指示してスタートする。次の目的地までは10km足らず、10分余りのドライブだ。
名も無いカントリーサイドの農道を走る。もっとまともな道は無いのかと訝しがっていると、ナビちゃんの指示した道は農家への取付道路だ。
あれれと思っている内に、明らかに農家の脇を通り、更に細い農道に入り込んだ。何とも厚かましいナビ子ちゃんだ。せめて一言ご挨拶すべきではなかったか。
ようやくN77に出て、一安心すると、一天俄にかき曇り激しい雨が降り出した。ワイパーを全速にして普通のスピードでは危険を感じる。
ハザードランプを点滅しながら徐行しなければならないほどだ。前の車が走っているから付いていくものの一人だったら停まっていただろう。
キャッスル・ダロウ Castle Durrow
次の目的地はキャッスル・ダロウ・カントリーハウス・ホテルだ。
このHPで見るガーデンの写真に惹かれて訪れるのだが、一般に公開されているかどうかは確証がない。
ダロウの村の中心にあるゲートを潜り、ハウス前のパーキングの隅に車を止める。雨はすっかり上がっている。
パーキングには高級車がずらりと並んでいる。昨日からの雨で汚れた車では恥ずかしい。
ホテルに入ると結婚披露宴が終わったばかりでごった返している。フロントの係員を探して「ガーデンを見たい」と伝えるとにこやかに
「どうぞ、こちらからよ。ごゆっくりどうど」と案内される。出たところがハウスの南テラス(写真下左)。トピアリーされた樹木やバラ、コンテナなどが並んでいる。
ハウスは1716年にウィリアム・フラワー大佐(Colonel William Flower 後のアッシュボーン子爵)により建てられたものでパラディオ様式だという。
石の色が灰青色なのが特徴的だ。1922年までフラワー家が住み、、1929年からは学校として使われ、1998年からホテルとして使われている。
ハウスに沿って東に進むとお洒落なガゼボがある。石組みの土台にアイアン製の白いガゼボだ。トップには新婚カップルの形の風見鶏がついている(写真下右)。
2つの彫像といい、ウエディング写真には持ってこいのスポットだ。
その先がウォールド・ガーデンだ。75m×100mの北から南に向かって軽い傾斜があるガーデンだ。北端に白く塗られた展望台がある。
そこから見るとガーデンを更に縦5つにブッシュで仕切っているのが良く分かる(写真上左から2枚目)。
5つの内、1つは果樹園、1つがサンクン・ガーデンと育苗場(写真右)、1つは切花&キッチン・ガーデンだが、
ハイライトはダブル・ボーダーだ(写真上中2枚、下4枚)。
ダブル・ボーダーは真ん中の通路を挟み、芝生のゾーンと植え込みのゾーンがダブルに延びる。
途中に3ヶ所のサークルがあり、それぞれ異なるデザインになっている。アーチも3ヶ所設けられている(写真上左から2枚目)。
その3つサークルは写真上右から2枚目と下左2枚だ。
1つ目と2つ目は良く似ているが、3つ目はとてもユニークだ。コンテナの周りをエリゲロンで埋め尽くしている。このデザインはいただきだ。
ボーダーの植栽も厚く、高くバラエティーに富む(写真上右から2枚目)。オーナメントやファーニチャーも楽しめる。特にオベリスクは参考にしたい。
アーチの植え込みも2種類が植えられている。一方はクレマチスだが、もう一方の蔦は名前が分からない。旺盛に生育している(写真上右)。
切花のコーナーにはグラジオラスや、ノコギリソウ、ひまわりなど夏の花が咲いている(写真下左)。
果樹園の一角にメドウ・ガーデンと言うには手入れされすぎた花畑がある(写真下左から2枚目)。ラウンド・とでも呼びたい。
ガーデン植栽はアグロステンマとヤグルマギクだ。メドウと言ってもこのくらい手を入れてあるガーデンが好きだ。
白い手摺の階段を上って(写真右)、石壁のアーチを潜ると"South Facing Terraces"だ(写真下右から2枚目)。小ぢんまりとしたフォーマル・ガーデンだ。
柘植の木のヘッジで仕切られたベッドにバラが植栽されている。残念ながら花の最盛期は終わっている。
奥の部屋は宴会場だろうか。パーティーの流れでガーデンを楽しんだら最高だろう。一角には美しい女性像も立っている(写真下右)。
ハウスとガーデンの位置関係が良く分かる画像がホテルのホームページにあったので拝借した。
ポツリポツリと冷たいものが頬に当たる。丁度一巡りしたところだ。ハウスに入って先ほどの係員にお礼を言うと「そう、楽しんでいただけて嬉しいわ。
ところで、ラウンジでお茶でもいかがですか」とそつが無い。言われなくともその積もりです。(ホテルのガーデンは有料ならば問題ないが、
料金表示が無い場合でもお茶をしたり食事をしたりすれば見せてくれるところが多い。)
・ アイスクリーム盛り合わせと ・ へーゼルナッツのメレンゲ フレッシュフルーツ添え ・ ミルクティー をオーダーする。
ラウンジは結婚披露宴が終わった客で貸し切り状態だ。友人グループや親族グループが入れ替わり立ち代り遣って来てはハグをする。
賑やかなことこの上ない。
外は再び土砂降りになった。この後のスケジュールもアウトドアーばかりだから参ったなと思う間もなく止んで日が射してくるのが、
アイリッシュなお天気だ。お茶が終わる頃には日が射してきた。ラウンジの壁にはトラの剥製が掛かっている。
ホワイト・タイガーなのか、単に色が褪せたのか気になるところだ。写真下右は"South Facing Terraces"の一コーナー。
ダロウ案山子フェスティバル Durrow Scarecrow Festival
ダロウ村のもう一つのお目当てが案山子フェスティバルだ。
"Durrow"のキーワードで検索していたら行き当たった。開催期間を見ると”7月28日から8月5日まで”となっている。私達のスケジュールとドンピシャリだ。
こういったことも旅の計画作りの楽しみの一つだ。まだ始まって4年目のフェスティバルだが、アイルランド全土から150もの案山子が集まるとのことだ。
村に入って来た時から村中に案山子が立っていてワクワクしてきた。
運良くキャッスル・ダロウのゲートを出たところの広場のテントの脇に駐車スペースが見つかる。散策開始だ。
テントの中は"Scarecrow Village"で子供向けのイベントがあったり、移動遊園地のようになっている(写真上左)。
テントにフェスティバルのロゴと案山子が飾られている。テントの向こうにキャッスルのタワーが見える(写真下左)。
2つあるキャッスル・ゲートの一つに足場が組まれ11体の案山子が展示されている(写真上左から2枚目)。タイトルは"Lunch atop a Skyscraper"。
1932年にニューヨークの摩天楼の建築労働者が260m上空の足場の上でランチをしている有名な写真を
パロったものらしい。高所恐怖症の私には信じられない写真だ。
村を流れる"River Erkina"の中で踊る男女の案山子は題して"Riverdancers"(写真上右から2枚目)。アイリッシュミュージックとダンスを中心にした舞台の
"Riverdance"をパロっているのだ。私たちは今年の旅行に備えてトリニティ・アイリッシュ・ダンス(Trinity Irish Dance)の2012年の東京公演を観た。
とても感動した。できればこの旅でもアイリッシュミュージックとアイリッシュダンスに接したいものだ。
写真上左から3枚目は”サッカー アルゼンチン代表の Lionel Messi ”となっているが、顔が似ていない。
上右から3枚目はアイルランドのマイケル・D・ヒギンズ大統領とドイツのアンゲラ・メルケル首相だ。メルケル首相が"You're a Real Comedian Mick"と邪揄すると
ヒギンズ大統領が"Are Ya sure I can't buy ya a drink with me Drink Permit Card"と遣り返す。ユーロ危機のパロディーだ。ヒギンズ大統領の飲み物はギネスに違いない。
上右から2枚目は"Space Station"。 上右は"The Rock Station"の"Bruce Springsteen"、下右2枚は他の舞台とオーディエンス。
写真上左は"A woman needs a man like a fish needs a bicycle" オーストラリアの女性政治家アイリーナ ・ダンが述べた男女同権運動のスローガンだという。
このフレーズを入れた曲をアイルランドのロックバンドU2が歌っていることからこの案山子が生まれたのだろう。
写真上左から2枚目はタイトル"Gene Burn Weather" 製作者のサイト
に作成手順が載っている。どうやら2011年からの使い回しらしい。
中は"Scarecrow Ambulance" これは消防署の出展だろうか?
写真上左から2枚目は"Scarecrow of Liberty" 上の"Riverdancers"の端を挟んで川下にあった。River Erkinaをニューヨーク港に見立てた大きな作品だ。
写真上左から3枚目は”ハーリング(Hurling)” ケルト族に起源を持つアイルランド独特のスティックとボールを使用して行う屋外スポーツを表現。
写真下左から2枚目は"Crows Cones"アイスクリーム屋だ。何故か屋根の上にマーメイドが横たわっている。店員は困り果てている様子だ。
写真下中は”ケネディー大統領の就任演説” "Ask not What your country can do for you But what you can for your country"の
"country"を"town"に変えている。
これらの作品は20ユーロ(16歳未満は5ユーロ)の参加料を払って出展し、3000ユーロの賞金が賭けられている。
観客の投票により順位が決まり、8月4日に発表されるそうだ。最優秀賞の賞金は1000ユーロで、その他に審査員賞が10点選ばれ、
2000ユーロが分配されるという。チャリティー基金の受付の女性から「気に入ったものに投票して行ってね」と投票所を説明された。
作品はあらゆるところに展示されている。何を表現したいのか? 考えたり、想像したりが楽しい。
写真下左から2枚目は梯子が外れて屋根にぶら下がっている。3枚目はウォーキングの女性化? 4枚目は"Lapdancing Permitted"と書いてあるから
左の二人はラップダンスをしているのだろう。右の髭の男性は何をしているのか? どうして便器があるのか?
写真下左から2枚目は"Snow White and the Seven Dwarves" タイトルのまんまだ。 写真下中は"Where's Bob's ?" 生垣に自転車で突っ込んでしまった。
右から2枚目は"Samsung"の腕に噛み付いている情景だ。"Chewy"なる文字も見える。理解不能だ。
写真下左は"Cheeky Paddy" 生意気なパディーがお尻を出している。ハロウィンのかぼちゃも転がっている。意味不明。
写真下左から2、3枚目、右 始まって5日目だというのに新しく設置しているグループがあった。気さくに話し掛けてくれる。
写真下右から2枚目 ティールーム"The Copper Kettle"の看板娘"Polly" ポットでなくやかんを持ってサービス。
写真下左 西の方から居心地の良い隠れ家を建てにやってきた3人組。 左から2枚目 ワインを傍らに新聞を読む女性。撮影する2人が写りこんだ。
写真下中 こんな工事中のフェンスの上にも展示してある。 右から2枚目 "Flash Harry Crowtographer" カメラ屋のウィンドー前に立っていた。
全ての案山子は"all materials used for Arts & Crafts will be recycled material"というふれこみが良い。祭りが終わってごみの山ではエコでない。
小さな村だが、通りという通りを隅々まで良く歩いた。それでも3分の1も見ていないのだ。村は案山子だけでなく花も美しく飾られている。
愉快なフェスティバルを満喫した。
デルタ感覚ガーデン Delta Sensory Gardens
時刻は15時を過ぎた。今日の訪問予定リストの中から、この後のスケジュールを組み直す。
次なる訪問地はデルタ感覚ガーデンだ。
ここは予防接種の副作用による脳障害に苦しむ娘カレン(Karen)の介護施設運動をきっかけに、母親のアイリーン ・ブロフィー(Eileen Brophy)が
学習障害の治療のためのガーデンとしてイニシアチブとって造ったものらしい。。2007年オープンという新しいガーデンだ。
治療のためのセンターも隣接しているという。ガーデンの入場料収益はその運営に使われる。
私はガーデンを敢えて"Healing"とか"Therapeutical"というふうに捉えるのが好きではない。植物には元来そうした作用はあるし、
その植物を美しく、楽しく見せるガーデンにその力がない訳がないと信じているからだ。しかし、ここはそういった気持ちを払拭させるものがある。
ガーデンは誰のためというものではない。自らの喜びのために、自らの感性を精一杯込めれば、自ずと通ずるものだ。
ガーデンはそれぞれ異なる一流の造園家のデザインによる十数個のテーマを持ったガーデンが連結しているスタイルだ。
パーキングに着くと再び雨が降り出した。レセプションで暫く雨宿りして、小雨になったので表に出ると"Thistle Fountain"から大量の水が噴出した(写真上左)。
間歇的に噴出す仕掛けだ。名前の通り形が”アザミ”に似ている。吹き出た水は地面のレンガに浸透して消えていく。
各ガーデンの入り口には丸い石のプレートが掲げられている(写真左)。
最初は”Patio Garden"だ。”パティオ”とは本来は床がタイル貼りで、噴水や植栽などが配置されているスペイン建築の中庭のことだが、
ここではその雰囲気を持ったガーデンということだろう。
池の中の噴水は上のカップの水が溢れ、下のカップに注ぎ込み、次々に水音を立てて落下していくデザインだ(写真上左から2枚目)。
幾つかの彫像も立っている(写真上中)。そしてロシアンセージの草陰にも巨人が忘れた靴のようなオブジェが見つかる(写真上右2枚)。
ここで再び雨だ。近くに屋根のある"Roof Garden"があったので飛び込む。同時にウェディングフォト撮影中の新婚カップル、ブライズメイド、グルームズマン、
カメラマン、助手など10人以上も飛び込んできた。そういえば、入り口にリボンの飾り付けをしたリムジンが停まっていた。
お祝いなど言ってにぎやかに過ごしていると日が射して来た。絶好のフォト日和だ。記念に写真を撮ってもらいお別れする(写真上左2枚)。
散策再開、"Peace Garden"はレンガのレイズドベッドにハーブが植えられ、車椅子の人でも手に触れて香りを楽しみ、その目線で植物を見て楽しめる工夫がしてある。
そこここにモニュメントが隠されているのも楽しい(写真上右3枚)。
"The Games Garden"にはジャイアント・チェスのコ−ナーや大きなも木製のブロックを積み上げた楽しむ"Giant Jenga Tower"という
遊び道具が置けれている(写真上右から2,3枚目)。他にも用途不明の大きな遊び道具が置いてある。
クロッケーのできる芝の広場もある。ここのオブジェは大きな石のハサミ(Giant Stone Garden Clippers)だ(写真上右)。
とてもリアルに出来ていて、直ぐにもイチイの生垣の刈込ができそうだ。
"The Mediterranean Garden"は地中海性植物を植え込んだ大小のテラコッタが並べられたデザインだ。
ガーデンの一端は豊かに水が流れ落ちる噴水がある(写真上右)。
隣は"The Sculpture Garden"だ。
グリーンピースの形の彫像が面白い(写真上中)。こぼれたお豆が転がっているのが愉快だ。
こちらの輪切りにしたものはなんだろう。メロンにも見えるが、果肉が薄過ぎる(写真上右から2枚目)。中の丸いものは何?
周りの丸いものはグリーンピースが転がってきたのかな? キノコもあちこちににょきにょき伸びている。オレンジ色の彫刻は木製だったろうか? 確認できていない。
入り口に立つ2つのライムストーンの彫刻の間でフォルムから連想した”シェー”などしてしまったが、
ホームページによれば”陰陽”を表すものなのだそうだ(写真上右)。
ここの彫像は定期的にローテーションしているとホームページにある。それも面白いが、固定はどうしているのだろう?
その隣が"The Willow Garden"となる。生きた柳の木の枝を編んで様々な構築物を作成したガーデンだ。柳の枝の特性を利用している。
イギリスでも良く見かける技法だ。日本では柳といえば枝垂れ柳を思いつくが、この柳は別種のようだ。
柳を編んだトンネルを潜るのも楽しい(写真上左2枚)。トンネルの先のフォーカルポイントは立派なテラコッタだ。
素朴なベンチが置かれた柳のガゼボも楽しい(写真上中)。そろそろ剪定をしてやたい。
同種の物を見るたびに”これを陽だまりでも”と思うのだが、実現はいつのことやら。
生垣の前に置かれた石の胸像(写真上右から2枚目)や古いポンプと水槽(写真上右)もほのぼのとした穏やかな雰囲気を醸し出す。
"Formal Rose Garden"に入る。真っ先に目につくのは直径3mを優に越える巨大なステンレス製の輪っかだ。
この輪っかは円筒の外側は噴水と言うのか滝と言うのか、頂上から水が溢れ出しステンレスの外面を揺れるように水が流れ落ちているのだ。
更に驚いたことにアナレンマ(Analemma)という一種の日時計の役割を果たしているのだ。詳しい情報は
Sundials in Irelandに譲るとして、
円筒の南面の一点から正午に射し込む太陽の光が円塔の内側に描く軌跡は1年を通すと8の字になる
ことを利用したカレンダーとなっているのだ。とても興味深くワクワクしてくる。
ローズガーデンは20m余りの方形の小ぢんまりしたガーデンで、柘植のヘッジで整形式に仕切られたベッドの中にバラが植えられ、
オベリスクやバードフィーダーがアクセントとして効果的に配置されている(写真上右から2枚目)。バラも正に見頃に咲いて素晴らしい。
写真上中のステンレスの輪っかの中のA-Frameの屋根が雨宿りした"Roof Garden"だ。
一番奥が"The Water & Woodland Garden"だ。人口滝からダイナミックに水が流れ落ちている(写真上左)。
池には睡蓮が浮かび魚が泳いでいる。難破したボートが岸辺にあったり、流木のオブジェがあったりして水辺の自然な雰囲気をかもし出す(写真上左から2枚)。
それに続くのが対照的に人工の水路(Canal)の片岸にアジサイやアガパンサス、グラス類を植栽し、一方の岸は通路を設け柘植のヘッジとボーダーガーデンに挟まれている。
通路は板橋で岸辺を変える。板橋から水路の一端を見て驚いた。自分の姿が映っているではないか(写真上右)。このガーデンでは他にも鏡を使ったオーナメントがあった。
何かの効果があるのだろう。Woodland Gardenとは言っても小さなものだ。樹木やブッシュの下はシダや下草に覆われ、それらしい雰囲気ではある。
木で出来たロボットのようなオブジェが微笑ましい(写真下左)。
続いて"The Stolen Child Garden"というガーデンだ。
ノーベル賞受賞者のウィリアム・バトラー・イェイツ(William Butler Yeats)の初期の作品"The Stolen Child"という
アイルランドに伝わる妖精の子どもさらい伝説を踏まえた詩からインスピレーションを得てデザインされガーデンなのだ。
ガーデンは雑木林の中を蛇行する通路を行くとモアイ像のような木製の大きな顔の彫刻が現れた(写真上左から2枚目)。
かと思うと、大きな顔が地面の横たわっている。良く見ると首に続く土盛りは人間を体を表しているようだ。
まるで涅槃像のようだ。いささか薄気味悪くもあり、意味不明だ。
他にも"Circle of Life"や"The Hubei Garden"名付けられた小さなガーデンが並んでいる。そして、そこここに幾つものオーナメントが立っている(写真上右2枚)。
私がここで最も興味を持ったのは"The Five Senses Garden"だ。視・聴・嗅・味・触の五感のことだ。
"Roof Garden"から耳の形をしたた池(Ear Shaped Ponds 写真上左から2枚目)を木橋で渡ると目の前にパーゴラに囲われたモニュメントが現れる。
重さ1トンというピンクの大理石の球が水に浮かび回転する噴水だ(写真上中)。目にも鮮やかで感動を与える。
このガーデンには五感を刺激する様々なものがある。視覚(Sense of Sight)は植物、彫像など見るもの全てなのだが、やはり美しい花が一番だ(写真上右から2枚目)。
聴覚(Sense of Hearing)は水を打つ噴水の音、風にそよぐグラスの音、木立でさえずる小鳥の鳴き声などが感じられる。
嗅覚(Sense of Smell)はラベンダーを始めとするハーブ、バラを筆頭とする花の芳香だろう。味覚(Sense of Taste)は野菜や果樹、ハーブなどが
そこここで収穫の時期を迎えている。写真上右の野菜も珍しく興味をそそる。右から2枚目のハンギングにもトマトが植えられている。
最後の触覚(Sense of Touch)は噴水の水に手を浸したり植物の葉の質感を感じたりできる。
五感を表すプレートもそれに相応しい場所に置かれているのだが、結構分かり難いところにある。女性3人連れのお客さんと一緒に探し出す。
ブラウンヒル・ドルメン Brownshill Dolmen
カーロウ(Carlow)の街の情報ももっているのだが、時間がない。次に向かったのは、どうしても見ておきたい
ブラウンヒル・ドルメンだ。僅か10分のドライブで到着。
R726脇に専用のパーキングがある。小麦が実り、正に茶色の丘に巨石が神々しく輝いて見える(写真下左)。
麦畑を5分ほど歩いてドルメンの下へ。公式名称は"Kernanstown Cromlechと言い、"Brownshill Portal Tomb"とも呼ばれるそうだ。
紀元前4000から3000年前に建てられたものだという。上の天井のような石(capstone)が兎に角大きい。4.7m×6.1m×2mの大きさで
重さは100から150トンと推測され、ヨーロッパで一番重いcapstoneだという。
何時もながら”誰が、何のために、どのようにして”と思わざるを得ない。宗教的な儀式に用いたというが不信心の身には良く理解できない。
しかしながら、神秘の気は伝わってくる。胸がぞくぞくするのは冷たい風の所為ばかりではない。
写真下左から2枚目は南側から見たドルメン。手前の立石は天井の石を支えてはいない。中は東から、両側の石が"Portal Stones"、その間の石は"Door Stone"だ。
右から2枚目は西からの姿、いかにも重そうな姿だ。右は南から角度を変えて、例によって潜りたがる御仁がいる。
もう一つ◎の訪問予定先がある。
アルタモント・ガーデンズだ。オープンは18時30分までだ。
ラストアドミッションが明記されていないからまだ間に合うかもしれない、と判断し車を飛ばす。
”アイルランドで最もロマンチックな庭”と謳われ、"The jewel in Ireland's gardening crown"とも謳われるガーデンだ。
ハウスは修道院の"Sister House"として少なくとも16世紀に始まるらしい。ガーデンは18世紀から始まり、
1923年に一時的にアルタモントに住んだFeilding Lecky Watsonは、この土地が彼がコレクションしているツツジに適していることからここを購入し、
庭一面を埋め尽くすツツジを植えたという。1943年にFeildingが亡くなり、跡を継いだ末娘のCoronaがたった一人助手と共に
ガーデンを広げ現在の姿になったのだ。
1999年にCoronaが亡くなり、彼女の遺志でヘイウッド・ガーデンズの項で述べた"The Office of Public Works (OPW)"に寄付されたのだ。
そのため現在のところ入場無料だ。到着は18時を過ぎているので受付もいない。
石壁のアーチを潜ると直ぐ右側にウォールド・ガーデンのエントランスのアーチがあり、ボーダーが走っている。足元の石のプレート(写真右)は、
アルタモント最後のオーナーCorona North(結婚してNorthとなった)を顕彰して2000年にこのボーダーが造られたことを示している。
そのボーダーは植え込みの高さに変化が乏しく少しぼてっとした感じがする(写真上左)。
お洒落なガゼボが2つ立ち並び周囲を整形式ヘッジガーデンを配した庭もある(写真左から2枚目)。
このウォールド・ガーデンのもう一つの素晴らしさは"Plant Sales"だ。宿根草と樹木、潅木の苗が見事に展示されている。
生きの良い丈夫な苗、その種類の豊かさ、お値段も羨ましいほどリーズナブルで、持ち帰りた思いだ(写真下左2枚)。
気に入った樹木の名前などメモして時間をロスした。肝心なロマンチック・ガーデンに向かう。
素朴にさえ感じられるハウス(写真上中)の東面の緩やかなスロープの芝の広場を二分するように柘植のヘッジで仕切られた通路が真っ直ぐ走る(写真上右から2枚目)。
ヘッジの外側にはバラの植え込みがあり、花盛りだ。通路の数ヶ所にイチイの木のトピアリーのゲートやアーチが立っている(写真上右)。
通路左の芝生のスロープを下る。下った先には19世紀に人工的に掘られた湖があるはずだ。右手に見える美しく刈り込まれた通路のヘッジが端整さが爽やかだ。
そして、色違いのイチイのトピアリーがどこかユーモラスでほのぼのとした心持になる(写真下左2枚)。
左手に小さな小屋が見える。周囲の樹木にマッチした青い建物に白い破風と窓の格子がお洒落だ。
2つの窓際のウインドーボックスとハンギングバスケットに花が溢れている。素敵な光景だ(写真下中)。
芝生をカットして装飾的なガーデンが築かれている(写真上中)。見事なデザインに唸るばかりだ。スロープの北側は適度に蛇行して芝がカットされ、
奥の樹木の手前が宿根草と潅木によるボーダーになっている。見事だ(写真上右から2枚目)。
残念ながら湖に到達する前に時間が来たようだ。ここはまた必ず訪れようと心に決め引き返す。ハウスの前をピーコックが優雅に歩いている。
ハウス入り口の可愛いポーチは老朽化で進入禁止のようだ(写真上右)。不便でも古いものと上手に付き合っていくのもイギリスと変わらない
18時30分、アルタモントを出発。B&Bに到着が19時を過ぎる旨連絡を入れる。(到着が遅くなる時はこれがB&B利用のマナーだ。)
19時15分、B&Bに到着。とても温かく迎えられる。部屋も極めて清潔で、1階なので荷物運びが楽だ。早速にディナーのお薦めを訪ねると
ニューパーク・ホテルがお薦めだという。
19時45分に予約を入れてもらい。荷を解き、着替えをして出掛ける。歩いて5分のところだ。
なかなか格式高い大きなレストランに通される。時には緊張したディナーも良いものだ。奮発して3コースメニューを選ぶ。前菜は二人とも
・ "Baked Portobello Mashroom" Stuffed with a Mushroom & Fine Herb Duxcelle, Citrus Butter Sauce になった。メインは妻が
・ "Seared Fillet of Salmon" Creamed Spinach, Bearnaise Sauce (またしてもサーモンだ) そして、私が
・ "8oz Grilled Irish Fillet Steak" Portobello Mushroom & grilled Tomato Peppercorn or Bearnaise Sauce. Handcut Chips だ。ワインは赤のボトルを。
マッシュルームは二人とも大好きなのだが、こちらには日本で余り流通していない特大のマッシュルームがある。
イタリア原産の"Portobello Mashroom"だ。これが大好きなのだ。だから前菜とメインで被っているが歓迎なのだ。溢れ出るジュースが美味い。
それにつけても妻のサーモン好きには呆れる。絶品だという。確かにアイルランドのサーモンは格別に美味しいとの情報だ。
ここはシェアする雰囲気ではない。私もこの旅の間に必ず食すことにしよう。
ステーキも美味しい。肉が柔らかくPeppercorn Sauceがピリリと効いて食が進む。チップスもからりと揚がって中はホクホクで止まらない。
ほぼ完食したが、洒落た器で出された付け合せの野菜には手が出せない。
デザートは ・ "Oreo Cookie Cheesecake" Chocolate Sauce & Vanilla Ice Cream と ・ "Dark Chocolate & Mixed Nut Brownie" Vanilla Ice Cream だ。
妻の満悦振りを見れば、何を語るまでもない。アイルランドは美味しい。
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