第2日 6月19日(金) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の行程 Holiday Inn --- Caerlaverock Castle --- Sweetheart Abbey --- Threave Garden and Estate ---
Broughton House & Garden --- Castle MacLellan --- Anchorlee Guest House
今日の走行距離 414 km
今日の万歩計 11,700 歩
今日の出発時気温 13 ℃
ホリデー・イン Holiday Inn
7時30分までぐっすり眠れた。先ずは腹ごしらえだ。
ホリデー・インの朝食はバイキング形式だ。フル・イングリッシュの品揃えはないが、リーズナブルなところだ。
いよいよ15年の旅が始まる。今日はロングドライブから始まる。最初の目的地までおよそ320kmある。
手早く身支度を整え9時前には出発する。
M6をひたすら北上、1時間30分余り走った辺りで"Welcome to Cumbria The Lake District"の標識が出てくる。
湖水地方は05年以来訪れていない。来年の訪問地の最有力地としよう。ケンダル(Kendal)のサービスエリアで一休み。
ケーラヴァロック城 Caerlaverock Castle
12時15分、最初の訪問地・ケーラヴァロック城に到着。
まずはレセプションで“ヒストリック・スコットランド(Historic Scotland)”への入会手続きをする。
ヒストリック・スコットランドとはスコットランドの古代遺跡や古城・修道院などの史跡、カントリーハウスや庭などの管理保護を行う政府の機関だ。
同様の組織がイングランドでは“イングリッシュ・ヘリテージ(English Heritage)”、“ウェールズではカドゥー(Cadw)”として運営されている。
ヒストリック・スコットランドが管理するプロパティーは300以上(イングリッシュ・ヘリテージは400以上、カドゥーは120以上)を数える。
会員になるとこれらのプロパティーへの入場が無料となるのだ。"2 Concessions"の入会を申し込むと係員は「69ポンドよ。何日の滞在?」と訊く。
「約1ヶ月」と答えると「1ヶ月なら絶対お得よ」と笑顔だ。短期の滞在では元が取れないことを心配してくれたようだ。
因みにイギリスには“ナショナルトラスト”と“ナショナルトラスト・スコットランド”という民間の組織もあり、
同様に歴史的建造物や街並みなどの文化遺産と美しい海岸線や田園などの自然遺産を次世代に引き継ぐための活動をしている。
ナショナルトラストはどちらかの会員であれば両方のプロパティーに無料で入場できるのだ。
私たちはナショナルトラストとイングリッシュ・ヘリテージには十数年継続して会員になっている。
レセプションの建物から南に緑の芝生のスロープが広がる。その向こうに
ケーラヴァロック城の
城門塔(Towered Gatehouse)が見える(写真上左)。
濠に架かる橋の両脇に小さな大砲が備えられている。その大砲をヒストリック・スコットランドの係員が洗剤で洗っている。
「度々洗うの?」と訊くと「いいえ、1年に1回だけよ」とのことだ(写真下左)。
この城は13世紀に建てられ、イングランドとの国境が真近なだけに度重なるイングランド軍の攻撃で破壊されては修復を繰り返しながらも400年にわたり
マクスウェル家(Maxwell family)の拠点として君臨してきたが、17世紀のイングランド軍の攻撃で破壊されたまま放置されたものだ。
しかし、保存状態は良く濠に囲まれ三角形の形をしたユニークな城なのだ。
三角形の城はあまり例がなく何故三角形にしたかも不明だという。
窓枠の上の装飾などもなかなか精巧な彫刻がなされていたようだが、風化が進んでいる(写真上中2枚、下3枚)。
イギリスではこのような歴史的遺跡にバギーに乗せるような幼児を連れて訪れる人も多い(写真上右)。古いものを大切にする精神は子供の頃から育まれているのだ。
カントリーサイド Countryside
城に隣接する牧草地で牛が呼びかけるように盛んに鳴いている。のどかな光景だ。
次の目的地まで直線距離なら僅かなのだが、ニス川(Nith River)が遮る。B725をダンフリース(Dunfries)まで北上して橋を渡らなければならない。
対岸の丘のエニシダの黄色が鮮やかだ。河口近くなので川幅は広く川面は上げ潮で白波が立っている。
低く雲が垂れ込み荒涼とした雰囲気だ。
スイートハート修道院 Sweetheart Abbey
スイートハート修道院もヒストリック・スコットランドの
プロパティーだ。ケーラヴァロック城で作成してもらった書類を見せて入場する。といってもレセプションは敷地の隅っこにあるからレセプションを通らず見学できてしまうのだ。
このロマンチックな名前の修道院にふさわしいエピソードがある。1269年に最愛の夫ジョン ・ベリオール卿(Lord John Balliol)を亡くした
デヴォージラ夫人(Lady Devorgilla)は夫を偲ぶために1273年にこの修道院を創建したのだ。
そして、婦人は夫の心臓を防腐処理し象牙の小箱に入れ何時も身近に置いたのだという。
1290年、デヴォージラ夫人が亡くなると心臓と共にこの修道院に埋葬され、夫人にまつわる話を伝え聞いた時の修道士が、彼女の夫に対する愛情の深さに心を打たれ、
修道院の名前をスイートハート修道院に変えたのだという。(創建当時の修道院の名前はニュー・アビー(New Abbey)といい、現在の村の名前として残る)
アーチ門(写真下左)を潜って修道院南の回廊部分のグリーンに入る。その南端がレセプションだ。レセプション前からの全体像が写真上左だ。
赤い砂岩の修道院が周囲の緑に映える。
身廊からウエストフロントを望む(写真上中、下左から2枚目)。バラ窓も枠もしっかり保存されており美しい。
振り返ってイーストエンドを望む(写真上右、下右から2枚目)。クロッシングのタワーもしっかり保存されている。
ニュー・アビーは小さな村だ。A710沿いに立ち並ぶ民家は壁が白く塗られ統一感がある。各家とも小奇麗に花が飾られている。 左からキングサリ、つるバラ、ハンギングバスケット。
カントリーサイド Countryside
次の訪問地・スリーヴ・ガーデン(Threave Garden)に向けてA710を南下しているとドラムバーン・ヴューポイント(Drumburn Viewpoint)を見つけ急停車する。
上述のニス川に繋がる瀬戸・カーズ・ガット(Carse Gut)ゆったりした光景が見られる(写真下左・中)。
それにつけても、この牛は無防備な寝相だ(写真下右)。思わず苦笑してしまう。
スリーヴ・ガーデン Threave Garden and Estate
スリーヴ・ガーデン到着は14時30分。
ここはナショナルトラスト・スコットランドのプロパティーだからイングランドのナショナルトラストのメンバーカードで入場する。
朝食が軽かった所為で小腹が空いた。先ずは軽く腹ごしらえしよう。テラス・カフェでスコーンとジンジャー・ケーキをミルクティーでいただく。
ナショナルトラスト・スコットランド随一のプロパティーだから大きなカフェーだ。
"Walled Garden"を目指して歩く。径路の両脇は"Mixed Shrub and Herbaceous Beds"でスカルプチャーが効果的に配置されている(写真下中・右)。
続いて現れたのが"Patio Garden"だ。スレートのポットから水が溢れ出す噴水が築かれている(写真下左)。
この辺はスレートの産地か。プールの縁も通路もスレート敷になっている。
噴水の水が流れ込む"Pond Garden"の周りは何となくオリエンタルな雰囲気だ。日本風の灯篭があったり、中国風の赤い橋が架かっている(写真下中)。
写真下右は別の場所のスカルプチャーだ。植物だけでなくモニュメントやスカルプチャーが庭に厚みをもたらす。
"Walled Garden"は基本的に"Orchard"と"Kitchen Garden"からなる。中央通路と壁際がボーダー・ガーデンになっている(写真上3枚)。
植栽の厚みに若干むらがある。
温室(Glasshouses)はT字型の本格的なもの(写真下左)と簡単な箱型のもの(写真下右)がある。
T字型のものでは様々な種類の色取り取りの草花が所狭しと育てられている(写真下中)。
箱型の方は各種野菜が整然と植えられている。この時期はガラスの蓋は外されている。
古い鋤がオブジェとして飾られている。キッチン・ガーデンだけに面白い(写真下左)。
"Walled Garden"の先に岩から水が滴り落ちる滝が現れる。ガーデンマップに"Rockpool with Cascade"と記されている(写真下右)。
結構な水量が落ちているがどこから水が流れてくるのか見当たらない。
滝の後ろ側が"Rock Garden"だ(写真下左・中)。岩の間に潅木と共にアルペン植物やセダム類が重なるように植栽されている。
"Rock Garden"の先に"Sculpture Garden"と謳う生垣で囲われたガーデンがあるのだが、どうしたことか彫像らしきものは一つもない。
生垣の一部はキングサリのトンネル(Laburnum Arch)になっている(写真下右)。この時期でも見頃なのはスコットランド故だろう。
緩やかな緑のスロープに瀟洒なお館が見えてきた。スリーヴ・ハウス(Threave House)だ。この屋敷は14世紀にダグラス家(Douglas family)の
居城として建てられたスリーブ城(Threave Castle)に始まる。ダグラス家はかのスコットランド王ロバート・ブルース(Robert Bruce)の
有力な支持者だったという。スリーブ城は現在もハウスの北西2kmのディー川(Dee River)の川岸に立っている。写真下左のオブジェがそれを表している。
スリーヴ・ハウスは1867年にウィリアム ・ゴードン(William Gordon)が屋敷を買取り、建てたものだ(写真上左・中)。
"Pepper Pot"あるいは"Slate Pot"と呼ばれる小塔が特徴的だ(写真下左から2枚目)。
1948年にスコットランド・ナショナルトラストのプロパティーとなり整備され公開された。豊かな緑に囲まれた美しいハウスだ。
ハウスの南の森の中に"Secret Garden"がある。ここでもメインはスレートの3つのポットだ。どこがシークレットなのかわからない。
"Secret Garden"の更に南側に"Sunken Garden"がある(写真下左)。円形の一段低いガーデンの真ん中に
女性像が立っている。
周囲の壁には鉄板を切り抜いたオブジェが飾られているが乱雑に感じる。
ここには"Trust's School of Heritage Gardening"が併設されており、そこの学生がガーデンを維持管理しているとのことだが、
少しやりすぎの感がある。
"Woodland Garden"にはまだシャクナゲがたくさん見られる(写真下中)。"Visitor Centre"の周囲にも美しい花壇が見られる(写真下右)。
今日はもう一つ見ておきたいガーデンがあり、ラストアドミッションは16時30分だ。ここはこれまでとしよう。
ブロートン・ハウス&ガーデン Broughton House & Garden
見ておきたいもう一つのガーデンがブロートン・ハウスだ。
本日の宿泊地カークーブリ(Kirkcudbright)にある。ナショナル・トラストのプロパティーだ。
ハウスの前のハイストリートに駐車スペースを見つけ駐める。ハウスの外壁はピンクに塗られていて
少々違和感を覚えるが、18世紀のジョージアン様式の邸宅で画家のエドワード・アトキンソン・ホーネル(Edward Atkinson Hornel)が1901年から
亡くなる1933年まで住んだ家だ。ホーネルの絵は子供や花をモチーフにしたものが多いが、1893年から94年にかけて1年半も日本に滞在したことがあり、
芸者の絵もたくさん描いている。
幾つかの作品を紹介しよう。
ハウス内にはそんな作品も展示されているようだが、ここのお目当てはガーデンだ。既に16時を回っている。ハウスを通過しガーデンに出る。
階段を下り、ゲートを潜る(写真下左)。石畳の通路を進むと日時計が現れる(写真下中、右、その下左)。
この辺りを"Paved courtyard"と呼ぶらしい。周囲の植栽が素晴らしい。岩を積んで高く盛り上げた床にコニファーや潅木、ボタンなどの花木、
シダやアイビーなどのグラスがぎっしり植えられている。積んだ岩も植物でほとんど隠れている。
続いて2段の池がある。上の段が"Stepping ston pool"(写真上中)、下の段が"Main pool"(写真上右、下左)だ。
池の周囲も岩を積み上げ、ロックガーデン風にしている。
1年半の日本滞在で日本に感化さたホーネルが設計したこのガーデンは現地では“ホーネルの日本に感化されたガーデン”として評価されている。
この2つの池があるガーデンがそれに当たるらしいが、日本人の私から見れば“そんな雰囲気もしないことはない”程度だ。
イギリスでは“ジャパニーズ・ガーデン”の人気は高くそれを謳ったガーデンはたくさんあるが、多くは首を傾げざるを得ないものだ。
裏返せば、“イングリッシュ・ガーデン”を目指している陽だまりもイギリス人から見たら首を傾げるものかも知れないと自戒しておこう。
上の飛び石や写真下左の灯篭や写真下右3枚など何となく日本風の雰囲気は感じられる。しかし、やっぱり違う。
日本庭園ではこんなに厚い植栽はない。やはり、素晴らしいスコティッシュ・ガーデンというべきだ。
ガーデンはハウスの裏の壁で囲われたディー川までの細長い1エーカー(約4000u)のスペースが幾つかに区分されたアウトルーム式のデザインだ。
しかし、高い生垣とか壁で仕切られるのではなく石畳の通路と芝生の広場("Lown"と呼ぶ)で区分されているので視界が開け広く感じる。
"Lown"は3つあり、中央にはそれぞれ日時計が置かれている。
その"Lown"の1つの横に"Raised bed"がある(写真下3枚)。ここもレイズドした岩は覆い隠されてしまうほど植栽は厚い。
レイズドベッドの植栽は花をテーマに描いたホートンに相応しくカラフルだ。
ガーデンの一角に"Summer house"があり(写真上左)、その前に小さな"Summer house Lown"が広がる(写真下左)。 この辺はイギリスのトラディショナルな“コテージ・ガーデン”といえよう(写真下中)。 うらはらに写真上右3枚や下右のような植栽はホートンが日本で見たものに近いのだろう。
"Summer house"から壁沿いにボーダー・ガーデンがある(写真上3枚)。このガーデンは潅木が少ないのでガーデンに高さは感じられないが、
宿根草の勢いの良さはため息ものだ。
美しいボーダーの突き当たりに"Glasshouse"が建っている(写真下3枚)。その脇にも日時計がある(写真下左)。
グラスハウスの中には色鮮やかなフクシアやゼラニウムなどが咲き誇っている。挿し芽をした苗も育っている。
グラスハウスの裏手が"River Dee Viewpoint"として生垣の上からディー川と対岸の美しい景色が見られる(写真下左)。
たくさんのヨットやクルーザーが係留されている。ここから5kmも降れば海に出るのだ。
ゴールドに輝くコニファーにヘッジされた通路をハウスに向かう(写真上左)。このゴールドのコニファーが多用されアクセントになっている。
3つ目の"Lown"が現れた。ここにもサンダイアルがある(写真上左から2枚目)。都合5つの日時計があったのだ。
1つ目の"Lown"との間が"Boxwood ellipse"と名付けられたガーデンだ(写真下中、上右2枚)。柘植と芝生で二重の楕円形にヘッジされている。
カラフルな花色だけでなく葉の色や形の違いも面白い。バラを含めこのガーデンのピークには少し早すぎたかもしれないが、とても参考になるガーデンだ。
クローズド間際まで楽しみ、帰り際ショップを覗く。とても良い柄の小ぶりなバッグを見つける。長男のパートナーに合いそうだ。
他にも何か? と物色していると「そろそろ閉店時間です」と声が掛かる。バッグを求めて退散する。
マクレラン城 MacLellan's Castle
ブロートン・ハウスの100m足らず先に
マクレラン城がある。
ラストエントリーが17時だから既に閉まっているが、外観だけでも見ておこう。
マクレラン城は16世紀末に当時のカークーブリー市長( provost of Kirkcudbright)であったトーマス・マクラレン卿(Sir Thomas MacLellan)の居城として建てられたものだ。
1752年までマクラレン家のものであったが、その後幾多の所有を経て現在はヒストリック・スコットランドのプロパティーとなっている。
L字型(L-plan)の4階建てだが、小ぢんまりしている。写真下左は東から、中が南から、右が北から見たものだ。
写真撮影をしていると人の良さそうなおじいさんから声を掛けられる。「クローズドで残念だったね。どこから来た?」、
「日本からだ。この町の方ですか?」、「いや近くの町だ。日本の写真を見たことがある。テンプルの前にライオンの像が置いてあるね?」、
「狛犬といって魔除けだよ」、「そうか、ありがとう。良い旅を」。と言って去っていった。今年も色んな出会いが期待できそうだ。
城の東側の歩道に立派なモニュメントがある。"War Memorial"らしい(写真右)。子供を防御するマッチョな兵士が凛々しい。
カークーブリー Kirkcudbright
街を散策する。ディー川には貨物船もやってくる(写真下左)。歩道脇の石垣に生えるカンパニュラなどが、程良い生え方で美しい(写真下中)。 広場への入口のゲートの石の隙間にも色々な植物が生えている(写真下右)。真ん中の仮面は魔除けか?明るく開放感のある街だ。
カークーブリー・ベイ・ホテル Kirkcudbright Bay Hotel
今宵から3泊のB&B・アンカーリー・ゲスト・ハウスに到着する。5年ぶりの2度目の宿泊だ。ホストとホステスの熱い歓迎を受ける。
ディナーのお勧めを問うと「カークーブリー・ベイ・ホテルが良いわよ。私達も今夜友達と食事をするの」という。
19時の予約を頼むと電話をしてくれて「私達は先に出掛けるわ。レストランで会いましょう」と言って出て行った。
19時にレストランに入る。満席だ。B&Bのホストとホステスの姿はない。 オーダーはスターターに
・ Smoked Salmon and Prawn Cocktail Accompanied by Tossed Salad and Marie Rose Sauce と
・ Fresh King Scallops Pan-seared wrapped in Bacon. served with Stornoway Black Pudding メインは
・ Mediterranean Vegetable Wellington A selection of roasted Vegetables,
Bound with Mozzarella Cheddar and Tomato 〜 Ragout, Oven Baked in Puff Pasty
・ House Special Sirloin Steak "St Charles" 80Z Sirloin Steak. pan-seared to your liking, and
finished with Whisky, Cream, Mushroom, and Blre Stilton Sauce Reduction だ。
スターターが出たところでウエイトレスに「写真を撮っても良いか?」と訊ねると勘違いされたか「二人の写真を撮りましょう」撮ってくれた(写真下左)。
定番のエビのカクテルに生野菜とスモークト・サーモンがついている(写真上中)。ホタテのベーコン巻きも定番レシピだが、ホタテがとびきり新鮮で美味しい。
ブラックプディングも結構行ける(写真上右)。これに味を占めこの旅では積極的にブラックプディングを食べた。
後で知るのだが、ストーノウェーのブラックプディングは高級品らしい。
スターターをいただいているとホストとホステスがやってきた。「楽しんでいるかい」、「とても美味しいです。
ところで玄関の鍵が上手く掛からなくて開いたままで来てしまいました」、「エー! それは困ったな」とホスト、
「あなた戻って見てきてよ」とホステス。というわけで、ホストはメニューを選んだ後鍵を掛けにB&Bに戻ってくれた。ごめんなさい。
メインのメニューは良く理解できないままオーダーしたが、パスティー(Pasty 写真下左)とステーキ(Steak 写真下中)で間違いなかった。
パスティーは野菜とチーズの煮込みが餡になっていてとても美味しい。ステーキはしっかりした歯応えと共に肉汁が溢れてきてこの上なく美味い。
ステーキもこの旅で何度もいただくことになる。セットしてあったナイフと交換されたナイフ(写真下右)を見ても、しっかりした歯応えを表す。
ディナーを堪能し、ホストとホステスに別れを告げ先に帰る。「裏口も同じ鍵で開くから裏口から入ってね」とのアドバイスだ。
21時過ぎの帰路はまだ明るい。しかし、身震いするほど寒い。10分余りの道のり小走りに帰る。
F.U写真集 F.U Photo Album
今年も妻が撮影した写真を掲載させていただく。異なった視点からの写真も面白いかも知れない。
写真は左から順に
スリーヴ・ガーデン&エステート "Countryside Centre" かつての厩舎(Stable)で各種展示がされているようだがパス
ブロートン・ハウス&ガーデン 満開のボタン こんな植栽が日本的と言われる所以だろう
ブロートン・ハウス&ガーデン "Boxwood ellipse"の一葉 スコティッシュ・ナチュラル・ガーデンだ
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