2015年の旅 スコットランド

花花

第6日 6月23日(火) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

今日の行程        Muirholm B&B --- Finlaystone Garden --- Geilston Garden --- The Hill House ---
             Luss (Cruise "The Capercaillie") --- Balloch Castle --- Muirholm Bed & Breakfast
今日の走行距離     127 km
今日の万歩計       14,300 歩
今日の出発時気温    14.5 ℃

ミュアホルム B&B  Muirholm Bed & Breakfast

Muirholm Muirholm Muirholm

雲一つない爽やかな快晴の朝だ。大きなテーブルにセットは2つだけ、今朝は我々だけのようだ(写真上左)。しかし、朝食の準備に手抜かりはない。 全てが揃っている(写真下左)。フレッシュオレンジジュースとフレッシュフルーツ+ヨーグルト(写真上中) そしてフルスコティッシュ・ブレックファスト(写真上右)を楽しむ。ミュアホルムは"VisitScotland"の5つ星を獲得している。 "VisitScotland"のホームページによれば"Meats from Paisley butchers"、"Ayrshire Bacon from Ramsays of Carluke"、 "Free range eggs from Corrie Mains Farm"とある。

Muirholm Muirholm Muirholm

食後妻はホステスのフランチェスカと談笑している。私はその間室内を撮影する。ダイニングルームにも立派な暖炉が備わっている(写真上左)。 暖炉の周りは埃っぽいことが多いがここはピカピカだ。窓際に飾られた白いバラは造花だ(写真下右)。
シッティングルームのマホガニーのカップボードにはクリスタルのワイングラス類が並んでいる(写真下左)。豪奢だ。

Muirholm Muirholm Muirholm Muirholm

廊下と階段はタータンチェックの絨毯が敷いてある(写真下左)。2階の踊り場の鏡と化粧台もおしゃれだ(写真下左から2枚目)。
踊り場の窓はシンプルなステンドグラスだ。そこに"Muirholm 1890"の文字が見られる(写真下左)。この建物が1890年に建てられたことを表していると思われる。

Muirholm Muirholm Muirholm Muirholm

19世紀にペイズリーで世界的な製糸業として栄えたコーツ家(Coats Family)はこのような"Victorian villa"を幾つも建てたという。 赤い砂岩に窓枠の白が美しく映える(写真下左)。隣も同じような建物だ。
フロント・ガーデンは広くない。草花も植栽したばかりだ(写真下中)。こちらのハイシーズンの8月になれば花いっぱいになることだろう。
赤い砕石の通路に青色の釉薬のかかったコンテナの寄せ植えが幾つも置かれている(写真上右から2枚目、下右)。赤と青のコントラスとが新鮮だ。

Muirholm Muirholm Muirholm

フィンレイストーン・ガーデン  Finlaystone Garden

今日の最初の訪問地はフィンレイストーン・ガーデンだ。5年ぶり2度目となる。
ガーデンの入口のゲートには紫のクレマチスと藤色のフジと黄色のバラが見事にコラボしている(写真下左)。入ったところがウォールド・ガーデンだ。

Finlaystone Garden Finlaystone Garden Finlaystone Garden

真ん中に噴水があり、その周囲を円形にレンガ造りの角柱で囲んだフォーマル(整形式)・ガーデンがある(写真上中)。 しかし、それ以外はウォールド・ガーデンには珍しくナチュラルな植え込みのガーデンだ(写真上右、下左)。
ウォールド・ガーデンを出て西に歩くと"Smelly Garden"がある(写真下中)。芳香のある植物を集めたガーデンは通常"Scented Garden"と呼ぶが、ここでは"Smelly"だ。 この呼び方だと“臭い”という雰囲気で“匂い”の感じがしない。実際に香りのする植物とは限らない植栽だ。隣には温室もある。

Finlaystone Garden Finlaystone Garden Finlaystone Garden

その隣が受付で貰ったガーデンマップによれば"Knot Garden"となっている(写真上右)。しかし、ここのヘッジは結び目(Knot)模様になっていない。 ここはむしろパーテア(Parterre)と呼ぶべきだろう。一隅に素敵なサンダイアルが立っている。イチイの生垣も素晴らしい。 ここではこのイチイの生垣を "Sculptured Hedges"と呼んでいる。
生垣の裏に素朴なガゼボ(Gazebo)がある(写真下左)。続いて"Bog Garden"が広がっているが、水も枯れ荒れ果てて見える。
ガーデンの西の終わりにケルト模様を敷石で描いた"Celtic Paving"がある(写真下中)。写真の奥に見えるガゼボは屋根が芝生で葺かれており、 ガーデンマップでは"Folly"としている。フォリーとは非実用的で奇想な建造物のことで、庭園内に配置される貴族や金持ちがお遊びで造ったものだ。 この横まで伸びている"Bog Garden"の黄菖蒲が美しい。

Finlaystone Garden Finlaystone Garden Finlaystone Garden

ガーデンの北側のレーンを戻る。小高いマウンドの上から北側にグラスゴーから流れ出すクライド川(Firth of Clyde)の雄大な姿が見下ろせる(写真上右)。
フィンレイストーン・ハウスはここ一帯に500エーカー(東京ドーム43個)という広大な敷地を持つエステートなのだ。 その歴史を13世紀に遡り、豊かな歴史を経て現在はマクミラン家(Clan MacMillan)の所有で住んでおられるのでハウス内や一部のガーデンはプライベートとなっている。
そのハウスは15世紀に建てられたお城の一部を取り込んで18世紀半ばに建てられたものだ(写真下中)。 右の四角のタワーや中央と左の三角屋根のタワーなどがお城の名残かも知れない。20世紀当初にも改造されているらしい。
クライド川を見下ろすマウンドには大きな木が何本か立ってる。写真下左は"Turkey Oaks"という樫の木だ。
ハウスの前に"Sunken Garden"がある。イチイの刈込生垣に挟まれ周りより1段低く造られている(写真下右)。 正面の銅葉の木は"Copper Beech"、このガーデンでは多用されている。植え込みはホスタを中心に宿根草の葉色でデザインされている(拡大写真でご覧あれ)。

Finlaystone Garden Finlaystone Garden Finlaystone Garden

ジェイルストン・ガーデン  Geilston Garden

フィンレイストーン・ガーデンからクライド川を隔ててすぐ北側のジェイルストン・ガーデンに 向かうのだが、M8を東に戻り、M898でクライド川を渡り、A82からA814と繋いで行かなければならない。
ジェイルストン・ハウスは18世紀末のグラスゴーのタバコ商人のカントリーハウスとして建てられたものだ。現在はナショナル。トラストのプロパティーだ。
レセプションで会員証を見せ人の流れに従ってキッチン・ガーデン(Kitchen Garden)に入る(写真下左)。生垣に囲われた良く整備されたガーデンだ。 キッチンガーデンとはいっても見て楽しい植栽は怠らない(写真下中)。ベンチ1つを置くためにこのスペースが用意されている(写真下右)。 ここでできた野菜はショップで買うことができるのだ。

Geilston Garden Geilston Garden Geilston Garden

キッチン・ガーデンの東側にハウスがある。ハウスの周囲が高い石壁に囲われたウォールド・ガーデンになっている。 ハウスの前には小さなパーテア風ガーデンがある(写真下左)。ホットな色遣いだ。さらにその先にローンガーデンが広がる(写真下中・右)。 その芝生の真ん中に高さ100フィート(30m)大木がどんと聳えている。 メタセコイアやアメリカスギの仲間でセコイアドロン(Sequoiadendron giganteum)という名前だという。

Geilston Garden Geilston Garden Geilston Garden

石塀は高く厚く、つる性の植物が這っている。無骨なグリーンのドアーも良い雰囲気だ(写真下左)。ここから"Woodland"に出られるのだ。
片隅に"MacKenzie and Moncur"の温室がある。温室の外も中もビビッドな色だ(写真下中・右)。

Geilston Garden Geilston Garden Geilston Garden

ハウスの脇、一番高い位置の円形ガーデンは夏の草花に植え替えたばかりだ(写真下左)。1ヶ月後にはさぞかしビビッドな配色になっているのだろう。
レセプションの脇に大きく成長したセダム“黒法師”が素晴らしい。同じ形で緑色のものもある。珍しい(写真下中)。
このガーデンで最も興味を抱いたのが“丸テーブル付き8人がけベンチ”だ(写真下右)。この素敵なデザインは何時か陽だまりにも造りたいといろいろな角度から撮影する。

Geilston Garden Geilston Garden Geilston Garden

ザ・ヒル・ハウス  The Hill House

ジェイルストンから北へ6km、ヘリンズバラ(Helensburgh)の街外れにザ・ヒル・ハウスがある。 グラスゴーの出版家ウォルター ・ブラッキー(Walter Blackie)の依頼でかのマッキントッシュ(Charles Rennie Mackintosh)がハウスの設計、内装、家具・調度まで手掛け、 1904年に完成したという。現在はナショナル。トラストの所有だ。
5年前の旅ではマッキントッシュが設計したグラスゴー市内の“グラスゴー美術学校”と“ウィロー・ティールーム”を見て深い感銘を受けた。
ハウス内は各部屋毎に内装、家具・調度のデザインが異なっている。マッキントッシュ特有の直線と方形を用いたデザインがこれでもかと使われている。 これをスコティッシュ・バロニアル様式(Scottish Baronial)とも日本調(Japonism)ともいうのだそうだ。格子模様が日本の障子を思い起こさせる。 奥さんのマーガレット ・マクドナルド(Margaret Macdonald)もファブリックなどのデザインで参加しているのだという。 室内は撮影禁止なのでウェブの写真で雰囲気を味わっていただこう。  "Drawing Room"    "Bed Room"   "Dining Room"
ガーデンはフォーマル・ガーデンとボーダー・ガーデンがあり、1904年当時のデザイン、カラースキム(色彩計画)にしているという。 ただ、フォーマル・ガーデンはパッとしない。ボーダー・ガーデンもあまり好きな植栽ではない(写真下右)。 ボーダーから見たハウスが美しい(写真下中)。お城のタワーのように円柱型でとんがり帽子の屋根がスコティッシュ・バロニアル様式なのだという。

Hill House Hill House Hill House

ルス(クルージング)  Luss (Cruise "The Capercaillie")

ローモンド湖は表面積においてグレートブリテン島最大(UKとしての最大は北アイルランドのネイ湖(Lough Neagh))の湖だ。 そのローモンド湖の西岸にルスという小さな村がある。05年に訪れ、小さなコテージの家々が小さなスペースを美しく花で飾ってあった家並みは衝撃的であり、 この10年忘れたことはない。ということで10年ぶりに遣ってきた。
パーキングは10年前に比べ一段と整備されビレッジ・ショップも拡大されている。車もコーチも観光客も凄い数だ。観光化が進んだようだ。
ルスでのもう一つの目的はルスの波止場(Luss Pier)から ロッホ・ローモンド・クルーズに乗ることだ。 本日最後のクルーズは14時45分出発だ。何はさておきチケットを求めようと波止場に向かう。波止場通り(Pier Road)は 思わず歓声を上げるほど美しい家並みだが写真撮影はじっと我慢で波止場に向かう。しかし、ピアにチケット売り場がない。 近くのショップで訊ねると「ビレッジ・ショップで売っているよ」とのことで引き返す。チケットを手に入れ、絵葉書とソフトクリームをゲット、 しばし休憩する。

Luss Luss Luss

さあ、美しい家並みをじっくり拝見しよう。パーキングから来て波止場通りに突き当たる右手の家はB&Bだ。 狭いスペースだがヒマラヤンポピーとアスチルベが見事にデザインされている(写真上中)。奥の方は真っ赤なシャクヤクと白いセラスチウムの組み合わせだ。 オベリスクのようなオーナメントの丸のデザインも真似したくなる。
次の家はつるバラが3色、見事に咲き揃っている(写真上右)。程よい高さで行儀よく咲いている。グリーンのミニ・フェンスがとてもお洒落だ。

Luss Luss Luss

次の家は「花の洪水や〜〜」と叫びたくなる。手前の門扉とアーチも素敵だ。つるバラの誘引のバランスが見事だ(写真上左)。
下の花壇の縁も面白い。ドアー両脇のコンテナのマーガレットとその足元のカンパニュラのボリュウムが凄い(写真上中)。
トレリス、ウインドウ・ボックスとコテージガーデンに欲しいアイテムが全部揃っている(写真上右)。

Luss Luss Luss

ビヤ樽のトレイン型コンテナの可愛さに笑みが漏れる(写真上左)。家の壁の石の模様が絶妙だ。近くで採れるサガン鳥栖レートの組み合わせだ。 このあたりの住宅は18、19世紀に開発されたものだという。窓の格子模様も含め全ての家が統一されているので調和が良い。
バラとクレマチスが見事にコラボレーションしている(写真上右)。こちらのウインドウ・ボックスも素敵だ。
クレマチスの足元にハーブのの組み合わせだ。各家とも表通りだけでなくバックヤードへの通路もハンギングやコンテナで飾っている(写真下左)。 バックヤードも美しいに違いない。なろうものなら見せてほしいものだ。

Luss Luss Luss Luss

次の家のバックヤードの斜面に“白雪姫と七人のこびと”をモチーフにした装飾がされている(写真上左から2枚目)。 一番上に白い風車がある。その左にブランコに乗ったこびとがいる。他にもこびとが10人以上色んなことをしている。 斜面の下部は草花が植栽されホットな花色を見せる。その中にも“風車”や“小便小僧”、“井戸”、“一輪車”などのオーナメントがぎっしりだ。 ガーデナーも収拾が効かなくなっているように感じられる。
窓際に真っ赤なバラが揺れる。ウインドウ・ボックスにも真っ赤なゼラニウムだ(写真上右から2枚目)。ロベリアも入っている。
こちらの家は優しいピンクのバラとカンパニュラの組み合わせだ(写真上右)。爽やかな気分になる。

Luss Luss Luss

クルージングの時間が近づきピアへ行く(写真上左)。桟橋の下では泳いでいる人も見られる。
遣ってきたクルーザーは意外と小さなものだ(写真上中)。2010年のターベット(Tarbet)からのローモンド・クルーズは2階建ての大きなクルーザーだったので拍子抜けだ。 船が小さい割に多くのお客さんが並んだ。乗ってきたお客さんが降りると、こちらが乗り込む。船内は超満員になる。
出発したが特に見応えのある景色も出てこない。ルスよりずっと北にあるターベット辺は湖の幅が狭く船から両岸の別荘などが見えたが、 湖の幅が広いルス周辺では岸が遠すぎてよく見えないのだ。ホームページで紹介しているミサゴ(Osprey)もワラビー(Wallaby)鹿(Deer)も見当たらない。 標高974メートルのベン・ローモンド(写真下左)が雄大な姿を見せてくれるのが慰めだ。
蒸気機関車にしてもそうだが、概して乗り物というのは乗ってしまうとつまらないことが多い。外からその乗り物を眺めているのが一番だ。 と分かりつつ乗ってしまうのが常なのだが・・・。

Luss Luss Luss

バロック城  Balloch Castle

ローモンド湖の湖尻に近い南東岸にバロック城がある。 この地は11世紀からレノックス伯爵(Earls of Lennox)家の所有で、13世紀から城が建っていたという。 19世紀初めにグラスゴーの商人のジョン・ブキャナン(John Buchanan)が買取り、古い城を壊して新しくロバート ・ルーガー(Robert Lugar) に建てさせたのが現在のテューダー・ゴシック調の城なのだ。
パーキングからなだらかなスロープを降りていくと湖を背に城が見えてくる(写真下3枚)。幾つものタワーの上の胸壁や物見櫓のような鐘楼など 如何にもお城っぽいが、ここは住居として建てられたものらしい。

Balloch Castl Balloch Castl Balloch Castl

湖側に回り込む。こちらから見る城もゴシック調の特徴が良く分かる(写真下左)。この城を含め一帯は1980年から"Balloch Castle Country Park"となっている。 芝の広場と林越しに見えるローモンド湖の眺めが美しい。芝のスロープに横になって寛ぐ家族連れやカップルの姿がそこかしこに見られる(写真下中・右)。
ここにはウォールド・ガーデンがあるはずだ。手持ちの資料では500mほど離れたところにあるはずだが、案内板もなく見渡す範囲には見えない。 探しまわるには少々疲れた気分だ。またの機会にしておこう。

Balloch Castl Balloch Castl Balloch Castl

ミュアホルム B&B  Muirholm Bed & Breakfast

B&Bに戻る。今朝のフランチェスカとの会話の中で「昨夜のパブはどうだった?」、「とても良かったよ」、「今夜はどうするの?」、「お薦めは?」、 「どんなジャンル?」、「イタリアン」、「イタリアンなら良い店があるの! 予約しておこうか?」、「よろしく」という訳で19時の予約が取れているという。 「場所はどこ?」と訊くと「歩いて10分よ。道順は出かける時に教えるわ」というので部屋に戻り休憩する。
窓から通りを眺めていると赤い車の女性の先導でバイクに乗ったカップルがふた組遣ってきた。どうやら赤い車の女性もB&Bのホステスらしい。 自分のところに遣ってきた客だが、満室なのでここを紹介して連れてきたらしい。ふた組のカップルは部屋を下見したようだが、 何やら延々と交渉が続いているようだ。
19時が近づいてきた。予約の時間に遅れるのも嫌なのでお話中だが声を掛ける。「ごめんなさい。今遊びに来ていた友達が帰るから送ってもらうわ」、 「この方たちはドイツから来たご夫妻なの。今夜は泊まるから明日の朝食で一緒になるかもよ」と紹介される。
フランチェスカの友人の車で送ってもらう。しょっちゅう遊びに来てティータイムを楽しんで帰るのだとか。 帰り道で迷子にならないよう曲がり角で目印を確認する。運転が稚拙で少々怖い。

カルドシズ  Cardosi's Restauran

Cardosi's

フランチェスカ一押しのイタリアン・レストランはカルドシズだ。 客席の数は多いのにほぼ満席の賑わいだ。  選んだメニューは前菜が
・ "Gamberoni Luciana" King prawns, sauteed in garlic, chilli & butter served in a skillet
  with focaccia.(写真右上) と
・ "Bruschetta Caprese" Cherry tomatoes marinated in basil, garlic, olive oil on baked ciabatta,
  topped with buffalo mozzarella.(写真右下)   そしてメインは
・ "Chargrilled Rib Eye Steak" 8oz prime Scotch beef ribeye, serevd with fries, rocket salad,
  beer battered onion rings, and pepper sauce.(写真下左) と
・ "Pollo Cardosi" Chicken breast wrapped in Parma ham and basil, topped with mozzarella served   with tomato sugo and served with potatoes and seasonal vegetables.(写真下中) にした。

Cardosi's

どうしたことか写真がボケボケだが悪しからず。味はというと、これが最高。イタリアンが好きで幾多のお店を訪れているが、 私のイタリアン史上最高と言って憚らない。気取らない気さくな店でシェアー用のサイドプレートも心得たもので1度頼んだら料理毎に皿を変えてくれた。
"Gamberoni"はエビ、"Luciana"はルチアナ風という意味らしい。チリソースでピリ辛にソテーしたプリプリのエビをフォカッチャが和らげてくれる。
カプレーゼのブルスケッタはチェリートマトの甘みが素晴らしい。水牛のモッツァレラがさらに美味しい。
リブ・アイ・ステーキはスコットランドの牛肉の美味さを思い知る。日本で好かれる柔らかさはない。しっかりした噛み応えの中から肉の旨さと香りが 滲み出してくる。血の旨さと香りだろう。オニオンリングが甘くて美味しい。チップス(fries)もホクホクだ。
"Pollo"はチキンのことだ。店名を冠したカルドシ風チキンということになる。チキンを包んだパルマハムの塩気が淡白なチキンを引き立てる。 トマトソース(tomato sugo)の酸味も絶妙だ。こちらのモッツァレラは水牛ではなかった。
夕方になって気温が下がってきたようだ。ジャケットを持ってきて正解だ。帰り道、昨夜「明日も来るよ」と言ってしまったクレイグ・ドゥの前を通る。 お詫びに一杯飲んでいこうかとも思ったが、お腹いっぱいでこれ以上入らない。次の機会にしよう。
歩いて10分と言われたが、こちらの人の“歩いて○○分”は当てにならない。結局18分かかってB&Bに到着する。

Cardosi's Cardosi's Cardosi's

F.U写真集  F.U Photo Album

今年も妻が撮影した写真を掲載させていただく。異なった視点からの写真も面白いかも知れない。

写真は左から順に
フィンレイストーン・ガーデン  ウォールド・ガーデン ナチュラルな植栽の花床を巡るゆったりした芝の通路
ザ・ヒル・ハウス          ボーダー・ガーデンからスコティッシュ・バロニアル様式なハウスを望む
ルス                 美しい家並みの中でもこのお宅が圧巻

F.U Photo Album F.U Photo Album F.U Photo Album

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