第11日 6月28日(日) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の行程 Kiltaraglen House --- Eilean Donan Castle --- Cawdor Castle Gardens ---
Elgin Cathedral --- Leith Hall Garden --- Rosegrove Guest House
今日の走行距離 386 km
今日の万歩計 11,800 歩
今日の出発時気温 13.5 ℃
キルタラグレン・ハウス Kiltaraglen House
昨夜は激しい雨音が聞こえていたが、朝には雨は上がった。しかし、まだ雲が厚い。テレビの天気予報では次第に晴れて明日からは蒸し暑い日が続くとのことだ。
今日は大移動の日だ。早めに起きて荷造りをし、朝食の前に大きな荷物は車に積み込む。
朝食は今日もフレッシュ・オレンジジュースとたっぷりのヨーグルトの上にきれいにカットされたフルーツをどっさり。
ホットミールはスクランブル・エッグ、ベーコン、トマト、マッシュルームに妻はソーセージ、私はブラックプディングをオーダーする。
今日は窓際の席を先客の若いカップルに占められてしまったので暖炉の前の席に座る。
朝食の写真を撮っているとパムが「二人を撮りましょう」と声を掛けてくれる。明るくキビキビしたパムには元気づけられる。
カントリーサイド Countryside
昨日のポートリーの街歩きでしまっていた"Skye Batiks"の店先に路上駐車して店に入る。
主にろうけつ染めの布を使った製品が所狭しと並んでいる。私たちが本日1番乗りのお客のようだ。
3度目の訪問だと告げると喜んで「購入した商品をどんな風に使っているか写真を送って欲しい」と頼まれる。
友人へのお土産に壁掛け(Wall Hangings)を1点求める。コーヒーをサービスするとのことだが、朝食でミルクティーを飲んだばかりなので辞退するし、
記念写真を撮って先を急ぐ(写真右の上)。
A87を南下、20分あまりでビューポイントに到着する。一昨日ポートリーに向かう時に見つけたのだが、
雨も降るし先を急いでいたので帰路の楽しみとしていたのだ。"Allt Coire nam Bruadaran"(発音不明)という川がエイノート湖(Loch Ainort)に注ぐ直前にある
"Eas a' Bhradain Waterfall"(発音不明)という滝だ(写真右の下)。A87から100mほど先を音を立てて落ちている。
昨夜の雨で水量が増しているのだろう。落ちた水は白波を立てて湖に向かって流れていく(写真下左)。
ロングドライブに備えブロード フォード(Broadford)でペトロールを入れスカイ橋を渡り1時間でアイリーン・ドナン城だ。ここでトイレ休憩を取る(写真下中)。
アイリーン・ドナン城で結ばれる3つの湖の1つデュイック湖の湖頭から僅か2km足らずにナショナル・トラストの"Kintail & Morvich"というプロパティーがある。
スコットランドでも数少なくなった手つかずの自然が残っている地域だという。目玉はファイブシスターズ(Five Sisters)という5つの連山で3つの
"Munros"(スコットランドの3000フィート以上の山をいう)を含むという。これまでイングランドのイースト・サセックスのセブンシスターズ
(Seven Sisters)という白亜のクリフとアイルランドのディングル半島のスリーシスターズ(Three Sisters)とうい山を見ている。
ファイブシスターズでめでたく7・5・3が揃うわけだ。山を見るのに山懐に入っては見られない。調べると"Mam Tatagan Viewpoint"
というビューポイントがデュイック湖の対岸の丘にあることが分かった。しかし、雲が厚く丘に登っても景色は見られないと判断しパスする。
天気が良ければこんな景色が見られたはずだが、次の機会を楽しみにしよう。
A887でネス湖西岸を北上、インヴァネス(Inverness)を素通りしてコーダー城に向けてB9006を東進し、カロデン・バトルフィールドを過ぎたところで
右手に長いビアダクトが見えてくる。"Clava Viaduct"だ。折良く電車がやってきた。急いで車を路肩に止め写真撮影する(写真下右)。
コーダー城 & ガーデン Cawdor Castle Gardens
B&Bを発ってから約4時間、ようやくコーダー城に到着した。
古い部分は14世紀からの歴史があるという(写真下左)。
シェイクスピアの“マクベス”の舞台として知られている。しかし、マクベスは11世紀の王であり、コーダー城は14世紀に建てられたものなのだ。
因みに、シェイクスピアがマクベスを書いたのは1606年だという。そんな食い違いは兎も角、文学音痴にもロマンが感じられる。
城の内部はパスして早速ウォールド・ガーデンに行く。100m×50mという広大なガーデンのたった1つの入口にしては小さく質素なものだ(写真下左)。
17世紀に造られたもので当初はキッチン・ガーデンだった。それを1981年にコーダー卿により
迷路(Maze)が造られ、さらに"Paradise Garden"、"Knot Garden"、"Thistle Garden"が造られたのだ。
この航空写真が全体像を捉えている(右下がウォールド・ガーデンだ)。
ゲートを潜ると3面をキングサリの回廊(写真下左から2枚目)で囲われた迷路が現れる。キングサリの花は終わり掛けで5年前の感動はない。
巨大な迷路はヒイラギの生垣で出来ているが、枝が伸びすぎて鬱陶しく感じられる。
右側の壁に沿って分厚いボーダーガーデンが伸びる(写真上中・右)。壁も石が見えないほどにハニーサックルなどつる性植物に覆われている。
こちらには感動で声が漏れる。期待を裏切らないガーデンだ。
ウォールド・ガーデンの一番奥に直径30mほどのイチイの分厚い生垣に囲まれた円形のガーデンがある(写真下左)。内部は白一色のホワイト・ガーデンだ。
バラをはじめ最盛期は1ヶ月後とみられる。中心に5年前の訪問時にはなかったブロンズのスカルプチャーが立っている(写真下中)。
ブロンズの肌を水が流れ落ちる様が涼しげだ。ここが"Paradise Garden"と思われる。
円形ガーデンの隣に果樹園がある。キッチン・ガーデン時代の古い果樹だ。枯れ枝にゴムまりでも乗っているのかと思ったら、
新しいスカルプチャーのようだ(写真上右から2枚目)。"Tree of Life"というタイトルで2011年に設置されたものだ。金色の球は“太陽”を表しているようだ。
迷路と円形ガーデンの間が"Knot Garden"だ。中央に七角形の星型のノット・ガーデンがある(写真下右)。星の中の植栽はナデシコか?
真ん中の像(写真上右)も興味深いが、情報が皆無だ。
星型のノットの両側は同じ幾何学模様のデザインのヘッジ・ガーデンだ(写真下左・中)中の植栽はキャットミント、ラベンダーなどのハーブ類とゲラニウムだ。 ここの植栽も盛りは1ヶ月後となりそうだ。とはいえ、全体的に素晴らしくコントロールされたウォールド・ガーデンに満足。
次に訪れたのは城の南に展開する"Flower Garden"だ(上の航空写真では左上の部分)。18世紀から始まるガーデンだが、今の形になったのは20世紀のことだ。 ホームページのこの写真の左下から入場する。最初に現れるのがイチイの生垣に挟まれたヘッジ・ガーデンだ(写真上右)。 イチイの生垣は300年の歴史を感じさせる厚さだ。ヘッジの高さもなかなかのものだ。中の植物への日当たりが危惧されるほどだ。 植えられた植物が生育して色合いを見せるのは8月になるのだろう。赤いベンチが木々の緑とコントラストを見せる。
ホームページの写真で左下から右中央に走るボーダー・ガーデンが凄い。
ビビッドな色合いのゾーン(写真上左)から爽やかなブルーゾーン(写真下左)など浮き浮きしてくる。ここを往復して次のエリアに移る。
次は城の真南に伸びるフォーマル・ガーデンだ。ホームページの写真の右側部分、4つの大きな楕円形の花壇とそれに続く幾つものガーデンだ。
4つの楕円形のガーデンは2種類のカラースキムで植栽している(写真上中・右)。ルピナスやデルフィニウム、ゲラニウム、エリンジウムが健やかに伸び、
城の美しいフォルムとマッチしている(写真下左から2枚目)。正に"Flower Garden"と呼ぶに相応しい。
何やら場内が騒がしくなってきた。大勢のスタッフが入場客を入口付近の木の下に誘導している。何事が起こったのかと見守るとドローンを持った撮影クルーが
やってきて撮影を始めたのだ。その間上空からの撮影で画面に入らないよう木の下で待機してくれというのだ。
ドローンと言えば4月には官邸で、5月には善光寺で墜落騒ぎがある物議を醸したばかりで興味深いところだ。
上空高く舞い(写真下中)撮影したり低空の障害物の間(写真下右)も安定した動きで撮影している。音もとても静かだ。
ここにも新しいスカルプチャーが置かれている(写真上右から2枚目)。カラフルな金属でバード・フィーダー(Bird Feeder)になっているようだ。
小鳥が盛んにやって来ては餌を啄んでいる。ウォールド・ガーデンの"Tree of Life"と同じ作者の作品らしい。
20分ほどの撮影が終わり、再び散策を始める。4つの楕円花壇の先に進む。最初はガーデン入口の門柱のような役割で植えたと思われる2本の木が
2組ある。1組は若草色のコニファーでVの字に開いている(写真下右)。もう1組は深緑色のコニファーで真っ直ぐ高く伸びている(写真上右)。
共に根元は合体してしまい今は通り抜けられない。
4つの楕円形花壇の中央にも新しいスカルプチャーが置かれていた(写真上左)。支柱はスレートで球体はガラスで出来ている。タイトルは"Light"だ。 これらのスカルプチャーはコーダー未亡人が計画して制作を依頼しているようだ。このガーデンが進行形で進化していることが発見でき嬉しい気持ちだ。 若いカップルのためにシャッターを押してあげたらお返しに撮ってくれた(写真下左)。 城の壁面は見事につるバラで覆われている(写真上中・右)。
深緑色のコニファーの南にもう1つのガーデン"Slate Garden"がある。中央にスレート製の球体の噴水がある(写真上右)。
2009年に城の屋根の修復を記念してコーダー未亡人が設計したガーデンでスコットランド国旗のセント・アンドリュース十字のスレートをデザインしている。
球体は18世紀の屋根のスレートをリユースして創られたもので"The Sun"というタイトルがついている。噴水の水の受け皿は屋根に使われていた鉛を再利用している。
上述の"Light"と同じJames Parkerという彫刻家の作だ。球体は共に天球を表しているのだ。
ここは全ての植栽のスケールが大きい。潅木と宿根草で構成されているのだが厚く高い植栽だ。それでいて決して暴れていないのがミソだ。
強い衝撃を胸に素晴らしいガーデンを後にする。
パーキングへの途中にギフトショップとウールショップがある。ギフトショップで一目惚れしたのがボンボンスタンドだ(写真右)。
トップの鹿の飾りがハイランドらしい。迷わずゲット。
ショップの前の広場がパターゴルフ場だ。パターとボールを借りて9ホールをプレーする。静かなフィールドで楽しく競う。
結果は26対31。2005年の旅でも同じようにプレーしたことを思い出す。ショップでアイスクリームを求め小休止後、次に向け出発。
エルギン大聖堂 Elgin Cathedral
エルギン大聖堂に遣ってきた。
この項を書くために参考資料を求めてグーグルで“エルギン大聖堂”を検索したら、“花と英国”の2010年の旅の記事がトップに出てきた。その書き出しは
“一般的に廃墟は城よりも大聖堂の方が美しいと思う。 中でもスコットランドで最も美しいといわれるエルギン大聖堂に遣って来た。
1224年に始まり1270年の火災、1390年の戦火、1402年の放火を乗り越え、1560年の宗教改革(Reformation)で棄てられるまで、
発展・拡大してきた大聖堂の廃墟だ。黄色の砂岩でできた建物は荘厳・優美と言うほかはない。その歴史を思うと畏敬の念を抱く。”と記している。
前回はエルギンの街中のパーキングに止め、街歩きやショッピングを楽しんだが、今回は時間が押しているので大聖堂のまん前の道路に駐車する。
駆け足で見て歩こうというのだから贅沢な話だ。
先ずは良く残っている西正面(West Front)が目に入る(写真下左)。両側の塔"North Tower"と"South Tower"は
創設当時のままだというから驚きだ。
中央の2つの入口の部分は1270年の火災後修復されたままだという(写真下左から2枚目)。拡大写真にウキペディアの1560年の宗教改革以前の図との比較を載せた。
入口をくぐって入るとその広大さが分かる(写真上左)。中でもイーストエンドの内陣部分のバラ窓はロマンを誘う(写真下右から2枚目)。
タワーに登る。絶景だ(写真上中・右、下右)。15世紀に修復されたという参事会会議場が完全な姿で残っている。
この光景を独占するのは勿体無く感じるほど人が少ない。
リースホール・ガーデン Leith Hall Garden
この地区のスケジュールがややタイトになってしまった。もう1、2泊欲しかったところだ。居並ぶリストの中で
リースホール・ガーデンは外せない。
10年前の訪問以来私達のガーデン造りの中でボーダーガーデンのお手本としているガーデンだからだ。
ガーデンのオープン時間がサンセット(Sunset)までというのがありがたい。距離的には厳しいが今日の日程に組み込んだのだ。
リースホールは1650年、この地の領主リース・ヘイ家(Leith - Hay Family)の居宅として建てられたマナーハウスだ。
1945年にナショナル・トラストに寄贈されるまで約300年に亘りリース・ファミリーが暮らしていたのだ。
この間第1次大戦中は仮設の赤十字病院として使われ、領主はコンサートを開いて500人もの傷病兵を慰めたという心温まるエピソードがある。
その為、現在もホール内に"Military Museum"があるという。
17時到着。パーキングに車は3台だ。コーチが1台止まっている。まずはハウスの周りを散策する。美しいハウスだ(写真上左。右)。
マナーハウスの典型といえる。ハウス南面(写真上右)の壁際は美しく植え込まれ、壁にはつるバラがクライミングしている(写真下左)。
ハウスの南をウォーター・オブ・ボーギー(Water of Bogie)という水路が流れている。やがて川(River)となり北海に注ぐのだ。
その水路に架かる橋も洒落たデザインだ(写真上中)。水路沿いの小径をしばし散策しお目当てのガーデンに移る。
パーキングにはまだコーチがいる。団体客が騒がしいと嫌だなと思いつつガーデン入口に差し掛かると案の定、大きな声が聞こえる。
何やら聴き慣れた言葉だ。見ると日本人の女性ばかりの団体だ。その中心にいる方が何と“マダム高木”でお馴染みの高木絢子さんではないか。
昨年も往きのフライトで高木さん率いる一行とご一緒だったが、今年も偶然に出会ったのだ。この旅が始まって11日目にして初めて日本人を見かけた。
それもまとめて二十数名だ。暫しお喋りの花を咲かせる。「このガーデンは日本人が占領してしまったわ」と意気軒昂にコーチに戻っていった。
ところで、こういうツアーではどうして日本人の男性は少ないのか? このツアーでも確か1人だけだった。
ガーデンに入るとすぐに衝撃的な光景が目に飛び込んでくる。ガーデン名物“蛇行したキャットミント・ボーダー
(Serpentine Catmint Border)”だ(写真上左から2枚目、下中・右)。長い階段状の壁に沿ってシルバー&ホワイト&ブルーのボーダーが蛇のようにうねる。
100m以上あるだろう。“あのコーナーの先には何が?”このジグザグ(zigzag)感が堪らない。ワクワクさせられる。
これこそがボーダーの手本と仰ぐ極意なのだ。
階段状の壁の裏側(東側)がキッチン・ガーデンだ。その壁際のポンポン咲きのチャイブの花が可愛い(写真上右から2枚目)。
一角にラッパを吹く天使像もあった(写真上右)。
キッチン・ガーデンのボーダーはチャイブとオダマキ、センテッド・セージ、フウロウソウなどで構成され地味な印象だ(写真下左)。 キッチン・ガーデンそのものはかなり縮小され、現在は一面芝の広場に果樹が植えられている(写真下中)。 生木で造ったパーゴラが無骨で素朴だ。柱と柱の間の筋交いのデザインが面白い(写真下右)。 キッチン・ガーデンの東にもう一つのガーデンがあるはずだが見逃したか、閉鎖されていたか、分からない。 "Moon Gate"というフォトスポットがあったのに残念だ。
キャットミント・ボーダーに戻る。いくら見ても飽きない(写真上左)。天気もすっかり回復してきた。笑顔も漏れようというものだ(写真下左)。
キャットミント・ボーダーに沿って西側を"Rose Ropes"あるいは"Rope and Post Fence"と呼ばれる支柱と支柱の間にロープを渡してバラなどを這わせる仕掛けに
挟まれたダブルボーダーが丘の下に向かって真っ直ぐに伸びている(写真上中・右、下左から2枚目)。
キャットミントのサーペンタインと対照的にストレートにデザインしたのだろう。ダブルボーダーを下り、もう一度キャットミント・ボーダーを上り、
今度はダブルボーダーの外(写真上右の右側)の芝生を歩いて下りる。天気はますますよくなり気温は20度を越えただろう(ホール到着時で20度だった)。
ダブルボーダーを下った東側の谷にもう1つのガーデンがある。ナショナル・トラストでは“ロックガーデン(Rock Garden)”と称している。
しかし、一般的な岩を積み上げたものでなく、谷間の岩を利用して造られている(写真上右から2枚目、下左)。
植栽もアルパイン植物からプリムラのような水生植物まで幅広く植えられている(上右2枚、下3枚)。
比較的新しくナショナル・トラストによって付け加えられているものだという。シダ類の豊富さ元気さが羨望の的だ。
ローズグローブ・ゲスト・ハウス Rosegrove Guest House
この地区の宿探しには苦労した。大きな街は避けたいし、気に入ったB&Bが見つかっても満室で断られたり、予算も考えるし最後まで残った。
結局、ロケーションとしては少々不満だが、ローズグローブ・ゲスト・ハウスに決めた。
ゲスト・ハウスと名乗っているが山の中のロッジ風のB&Bなのだ。一度くらいはこんな所も良かろう。
1時間20分のロングドライブで19時10分に到着。ディナーの準備が出来ているという。荷物を運び入れ手を洗ってダイニングへ。
ワインをオーダーすると「ライセンスを持っていないので出せない」という。ここはディナーも出してくれるので山の中の宿だが選んだのだ。
ライセンスの確認まではしなかった。仕方がないので部屋からスコッチを持ってきてロックでいただくことにする(写真2つ下左)。
メニューは1種類のお任せ。前菜はえんどう豆のスープ(写真上左)。これが濃厚で美味い。メインは蒸したチキンにソーセイジとフライドポテト(写真上左)、
隙間の方が多い。付け合せの野菜(写真上右 これで一人前 マッシュポテト、ニンジン、芽キャベツ、インゲン)のためのスペースだった。
ソースが2種類。これも見た目よりはるかに美味しい。
メインが出たところで料理をしていた女性が帰って行った。パートの女性なのだろう。それで急がされたのだ。
明日はもっと早くにスタートできるように帰ろう。
食事の途中から壁に吊るした餌場に赤リス(Red Squirrel)が遣ってきて食事を始めた(写真上中・下中2枚)。1匹だけで盛んな食欲を見せる。
アクロバティックなスタイルも見せてくれる。30分ほどして満腹したのだろう、道の向こうの森に消えていった。
窓際のバードフィーダー(Bird Feeders)には大小色んな種類の小鳥が次々に遣ってきて餌を啄んで行く。豊かな自然に囲まれての食事は美味しい。
デザートはアイスクリームとアップル・クランブル・ケーキだ(写真上右)。さて、満腹して部屋に帰ってもてルビがないのだ。
リビングのテレビで女子ワールドカップをと思ったが今日は試合がないようだ。ところで、イングランド代表は出場しているものの
スコットランドでは全く話題にならない。昨年独立問題は決着したが、イングランドへの対抗意識は変わらないようだ。
BBCで"Sheeping"というタイトルで牧羊犬コンテスト(Sheepdog trial)を放送していた。これがなかなか面白い。
広いフィールドで牧童の指笛と掛け声で1頭の牧羊犬が5匹の羊をスタート地点から幾つかのゲートを決められた順に誘導し、
最終的にゴールの囲いの中に追い込むゲームだ。タイムや正確さで得点が示されるようだ。
他にお客さんは老夫婦1組だけ。二人は先に部屋に戻った。静かなリビングでテレビを楽しむ。スコッチが進む。
F.U写真集 F.U Photo Album
今年も妻が撮影した写真を掲載させていただく。異なった視点からの写真も面白いかも知れない。
写真下左から
コーダー城 城の北面 背後を700年の歴史を思わせる深い森が包む
コーダー城 城の南面 すくっと伸びる名も知らぬ宿根草 コーダー家のフラッグも翩翻と
コーダー城 痺れるカラースキム 手前の葉色と葉形の対比 後方の花色の調和
写真下左から
コーダー城 見事なクライミング 葉の濃い緑がピンク色の石に映える
エルギン大聖堂 廃墟となっても荘厳さは失われない
リースホール・ガーデン 真っ直ぐな壁に沿っているのに蛇行している ジグザグが英語でも"Zigzag"であることを初めて知った
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